大縣神社 尾張国二宮・愛知県犬山市宮山
愛知県犬山市宮山に鎮座する「大縣神社(おおあがたじんじゃ)」へ
奥宮は尾張本宮山(標高292.8m)の山頂に鎮座します。
大縣神社は通称姫の宮神社とも呼ばれていて、
特に女性の守護神として篤い信仰が有ります。
尾張開拓の祖神を祀り、古来より朝廷を始め衆庶の崇敬篤く、
尾張の二宮として親しまれ、事業繁栄・開運厄除けの守護神として
仰がれております。
一の鳥居
大縣神社の御鎮座は古く社伝によれば、
2000年以上前の紀元前3年に濃尾平野を見下ろす本宮山頂より
現在の里宮に御遷座したと伝わります。
現在の御社殿は、尾張藩主二代目徳川光友公が
1661年に御再興された建物で、尾張造りを正確に伝え、
特に御本殿は三棟造・大縣造りと称され他に類を見ない特殊な様式を備え、
国の重要文化財に指定されています。
社務所
手水舎
参道
解除社
本社へと続くスロープの手前に解除社
本社 拝殿
大縣神社(旧國幣中社)
尾張開拓の祖神大縣大神を祀る当社は、
古来より朝廷を始め衆庶の崇敬篤く、尾張の二宮様として親しまれ、
事業繁栄・開運厄除の守護神として仰がれております。
当神社の御鎮座は古く、社伝によれば御祭神 大縣大神は、
始め濃尾平野を見下ろす本宮山の頂に鎮座されておりましたが、
垂仁天皇27年8月(紀元前3年)に現在の地に新宮を営み
御遷座されたと伝えられております。
延喜式神名帳には名神大社として登載され、
大正7年11月28日に國幣中社に列せられました。
現在の御社殿は、尾張藩主2代目徳川光友公が寛文元年(1661年)に
再興された建物で、尾張造の構造様式を正確に伝へ、
特に御本殿は「三棟造」・「大縣造」と称され他に類をみない
特殊な様式を構え、昭和56年6月5日国の重要文化財の指定を
受けております。
姫之宮 拝殿
姫之宮
摂社 姫之宮は、御祭神の神裔 玉比売命(たまひめのみこと)を祀り、
古来より女性の守護神として称えられ、安産・子授け・婦人病
特に縁結びの神様として篤い信仰があります。
本殿裏手には、良縁成就のむすひ池があります。
姫之宮 本殿
大国恵比寿神社 拝殿
大国恵比寿神社 本殿
大国恵比寿神社
出雲の大国主神・事代主神を祀る。
世に大国様・恵比須様として親しまれ、
古くから福の神・縁結の神・農耕の神・医薬の神などの祖神として、
又恵比須様は商売繁昌・学問の守護神として尊崇されています。
正月3日の初ゑびす祭は、県下三大ゑびすの一つに数えられております。
◎初ゑびす 1月3日~1月5日
◎ゑびす祭 毎月10日午前9時
楽田神社
楽田神社
楽田神社は地元楽田出身の御英霊をおまつりしている神社です。
御英霊とは、日本の国を護るために勇敢に戦われ散華された方々の
御霊(みたま)のことです。
この神社の創始は、昭和19年5月20日国の為に
尊い命を捧げられた方々の御霊を慰めその崇高なる精神を
永久に顕彰するために楽田城址城山に創建されました。
しかし戦後の時代の変遷により昭和25年3月21日に
大縣神社境内に遷座されております。
現在、日露戦争で活躍された八代六郎海軍大将、
またその兄松山義根(地元初の国会議員)をはじめ歴代村長等の
自治功労者の御霊20柱、楽田出身の190柱の御英霊に併せ
尾張出生の御英霊をお祀りしております。
今の日本の繁栄は、このような先人たちの尊い犠牲の上にあることを
忘れてはなりません。
郷土を愛し、日本の未来のために尊い命を捧げられました
御英霊に感謝のまことをもっておまいりしましょう。
◎御霊祭(命月祭) 毎月1日 午前10時
(但し 1月のみ10日)
◎楽田神社みたま祭 3月21日 午前10時◎慰霊祭 3月29日 午前11時
八代六郎海軍大将胸像
楽田城址に、永津義助村長の時(昭和12年)村からの臨時予算五百円を以て楽田青年団200名(田中伊之助団長)が
倉曾洞より庭石百二十二個を楽田小学校校庭南東に運び
築山を造成し陶像を建立したと云われております。
昭和12年6月5日には竣工の祝賀会が村挙げて盛大に行なわれましたが、
時が移りかわり昭和54年9月10日楽田小学校運動場拡張に伴い
大縣神社境内に帝国在郷軍人会楽田村分会建立の「戦役記念碑」と共に
移設されております。
台座部分は建立当時の物であるが、境内に顕彰されている像は
陶器製で、八代大将が亡くなられてから50年の節目に際し、
八代六郎将軍顕彰会が河村竹松氏(犬山市字荒井)に依頼し作られ
胸像で、今でも故郷の英雄と親しまれております。
むすひ池
むすひ池
このむすひ池は、願い事を良き縁に導くように
ご祈念いただく清らかな池です。
「むすひ」とは、人と人とを結ぶ意味だけではなく、天地・万物を生み出す霊的な意味があります。
神話の時代より私たち日本人は、自然を始め全てのものに神の存在をみいだす価値観があり、目に見えないものにも心配りをし、
自然の驚異にも畏敬の念を懐き常に自然を崇め共存してまいりました。
日本最古の書物「古事記」の冒頭は、
「天地の初発の時、高天原に生りませる神の名は、天之御中主、
次に高御産巣日神、次に神産巣日神。此の三柱の神は、並独神成り坐して、
身を隠したまひき」と云う文章から始まっております。
この天地開闢の最初に成った三柱の神は、造化三神と称えられ、
世界(宇宙)の全ての源である むすひ(むすび)の神様です。
むすひ池について
この池は、神話の時代より濃尾平野を潤してきた
源流の水を湛えています。
池の名の「むすひ」とは、人と人とを結び付ける神霊の力と、
形の無いものをも結び付け形にする神霊の働きの事をいいます。
祈願の際は、用紙にお願い事などを記入し、
お賽銭として百円硬貨などをのせ、水面に浮かべます。
祈願用紙が早く沈めば祈願が早く成就し、遅く沈むと縁が遠いと言われる。
姫石
大縣神社の「豊年祭」は別名「於祖々祭(おそそ祭)」「姫の宮まつり」、
とも呼ばれます。女性器崇拝の奇祭として有名な祭りです。
豊年祭
豊年祭とは、「ほうねんさい」または「ほうねんまつり」とも読み、
五穀豊穣・万物育成・子孫繁栄を祈願するお祭り、
尾張に春を呼ぶお祭として有名です。
毎年3月15日以前の日曜日に斎行され、素朴な精神を受け継いだ氏子等が
豊年を祈る祭であり、当日は数十万の善男善女で賑わいを呈します。
大縣神社の豊年祭は別名「於祖々祭(おそそ祭)」、
「姫の宮祭り」などとも呼ばれており、女陰(女性器)を模った
山車(飾り車)などが出て周辺を練り歩きます。
大縣神社 梅園
大縣神社の境内には全国の著名な梅園・神社より
ご奉納戴いた梅をはじめ紅白320本のしだれ梅がを集めた梅林があります。
2月の中旬より3月にかけ梅まつりが開催されます。
本社 奥宮 一の鳥居
真霊の滝
大縣神社 四季桜の社
本社 奥宮
本宮社(本宮山頂)
本宮山頂に鎮座するこの社には、大縣大神の荒魂をお祀りしております。
大神様が鎮まり坐す尾張本宮山は大縣神社の神体山として、
古来より「日出る山」「朝日の射す山」と云われ、
古来より朝廷を始め、武家民衆からも篤い信仰を集めております。
本宮山は悠久の歴史の中で様々な民話・伝統を有しております。
なかでも、「山姥物語」や「山の背比べ」などの話は著名で、
今日まで語り継がれております。
◎初日の出奉拝式
1月1日午前7時斎行
◎本宮社例祭旧6月16日 本年は7月18日午後6時30分
姫之宮 奥宮
奥宮が鎮座する尾張本宮山へと続く参道の二の鳥居を通ってすぐの分岐を
登った所に姫之宮の奥宮があります。
御朱印