聖岳(3013m) 兎岳(2818m) 大沢岳(2819.84m) 赤石岳(3120.53m)・周回
聖沢登山口より聖岳〜兎岳〜大沢岳〜赤石岳を1泊2日で周回して来ました。
1日目
沼平(自転車)→聖沢登山口→聖平小屋→薊平→小聖岳→聖岳→奥聖岳→聖兎のコル→兎岳避難小屋
2日目
兎岳避難小屋→兎岳→兎岳(三角点) →中盛丸山→百間洞山の家→大沢岳→百間洞露営地→百間平→大斜面下のコル→赤石岳→赤石小屋→椹島→聖沢登山口→沼平(自転車)
沼平から聖沢登山口(片道14km)はMTBを使用。
兎岳避難小屋は少し前に使用した登山記で確認、念のためツェルト持参。
外観は隙間だらけのブロックですが中は綺麗になっています。
収容人数は5人程度なので縦走計画には含まない方が良いと思います。
聖岳(ひじりだけ)
標高 3013m 小聖岳2663m 奥聖岳2978m | 登山日 2021年7月16日 |
最南端の3000m峰 日本百名山 | |
所在地 長野県飯田市南信濃木沢 |
兎岳(うさぎだけ)
標高 2818m | 登山日 2021年7月17日 |
北側には小兎岳(標高2,738 m)静岡の百山 | |
所在地 長野県飯田市上村 |
中盛丸山(なかもりまるやま)
標高 2807m | 登山日 2021年6月17日 |
小兎岳 大沢岳間のピーク | |
所在地 長野県飯田市上村 |
大沢岳(おおさわだけ)
標高 2819.84m | 登山日 2021年6月17日 |
知られざる名峰 静岡の百山 | |
所在地 長野県飯田市上村 |
赤石岳(あかいしだけ)
標高 3120.53m | 登山日 2021年6月17日 |
南アルプス南部の主峰 一等三角点 | |
所在地 静岡県静岡市葵区田代 |
難易度 ★★★★ オススメ ★★★★ | 登山口(ナビ検索) 沼平登山指導センター |
「1日目」畑薙ダムゲート前(02:31)→青薙山登山口(02:58)→中ノ宿吊橋(03:25)→聖沢登山口(04:30)→聖沢吊橋(06:11)→造林小屋跡(07:15)→乗越(08:01)→滝見台(09:17)→聖平小屋(10:28~10:52)→聖平小屋分岐(10:55)→薊畑分岐(11:18)→小聖岳(12:14)→聖岳(13:45)→奥聖岳(14:03)→聖岳(14:21)→兎岳・避難小屋泊(16:03)
「2日目」兎岳・避難小屋(04:05)→兎岳(04:11)→小兎岳(05:50)→中盛丸山(06:48)→中盛丸山・大沢岳間分岐(07:02)→大沢岳(07:23~07:34)→大沢岳北峰(07:50)→百間平(09:26)→赤石岳(11:19~11:39)→赤石岳・小赤石岳間分岐(11:52)→北沢源頭(12:19)→富士見平(13:23)→赤石小屋(13:44)→カンバ段(15:18)→牛首峠(16:40)→聖沢登山口(17:10)→17:57中ノ宿吊橋(18:14)→青薙山登山口(18:14)→畑薙ダムゲート前(18:33) 所要時間 33時間04分 累積標高 5688m / 5699m 距離 60.2m |
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■聖岳は長野県飯田市と静岡県静岡市との境界に位置し、日本における3000メートル級の山では最南端です。山頂は広大で、西峰の前聖岳(標高3013m )と東峰の奥聖岳(標高2982m)からなっていますが、一般に前聖岳を聖岳と呼んでいます。重厚感溢れる山容の中に女性的優美さを兼ね揃えた山と言えるでしょう。シラビソの針葉樹林帯を抜けるとお花畑が出迎えてくれます。特に山頂から東方に伸びる聖岳東尾根と薊畑から聖平に至る稜線上に高山植物が豊富に分布しています。 南面にカール 山名は南東流れる聖沢が、肘を曲げた様な形をし、「ヒジル」から転訛したと言わています。 ■聖岳(ひじりだけ)は、赤石山脈(南アルプス)南部の静岡市葵区と長野県飯田市の境界に位置する標高3,013 mの山である。日本百名山に選定されている。 南アルプス国立公園内にあり、主峰は標高3,013 mの聖岳(前聖岳と表記される場合がある)で、その東側約500 m の地点に奥聖岳、南側約800mの地点に小聖岳を従えている。全国で21座ある3,000 m峰の中では最も標高が低い。南アルプス中で最南端の3,000 m峰である(日本最南端の3,000 m峰は富士山)。山頂周辺とその南側の標高2,300 m ほどに位置する聖平に、大規模な高山植物の群生地がある。山名は、南東を流れる聖沢が肘(ひじ)を曲げたような形で、その「ひじ折る」や「へずり」が転化したのとされている。別名が「日知ヶ岳」(ひじりがたけ)。南面にはカール地形がある。南西斜面には大規模な崩落地があり、赤色チャート(ラジオラリア盤岩)の露出地がある。Wikipedia ■赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。 小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。
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聖沢登山口
沼平ゲートから約2時間、聖沢登山口より
聖平小屋まで7カウント
重いザック、のんびり行きます
聖沢吊橋
小会所小屋跡からトラバース道を聖沢へ
聖沢吊橋を渡ってから本格的な登りが始まる
幾つか橋を渡る
こんな壊れたかけた所も
開けた正面に笊ヶ岳
沢やガレ場のトラバース区間が続く
岩頭滝見台より 前聖岳〜奥聖岳
二つの滝が見える このルート一番の展望ポイント
聖沢とお花畑
聖平小屋
休業中の聖平小屋(2,268m)
120人収容、南アルプス南部最大の規模の山小屋。
沢で水を補給
小聖岳と雲が掛かった前聖岳
ここから約700mもの標高差があります
ハクサンフウロ
薊畑(2407m)より
南側の稜線上部には雲
前岳と上河内岳
兎岳
小聖岳(2663m)
便ヶ島からの尾根、右端に光岳
小聖からは350mの標高差
この日会った人は聖沢小屋泊の女性2人と聖岳ピストンの男性のみ
聖岳(3013m)
チングルマ
赤石岳と奥聖岳
赤石岳
奥聖岳(2978.74m)
三等三角点(聖ノ岳)
東尾根 白蓬ノ頭からのルート
前聖岳と兎岳
兎岳 小兎岳 中盛丸山
赤石岳
聖兎のコルまで400mの下り
赤石岳と百間平
シャクナゲ
ガスが落ち着き赤石岳の全景
聖岳 コルから再び登り返す
ハイマツに埋もれたような兎岳避難小屋
兎岳避難小屋
最大5人程度のスペース
床板と波板が張られ一見して綺麗ですが隙間風はあります。
ドアは壊れているので針金で固定。
貸切のテラスで満喫
兎岳(2818m)
翌日 兎岳(2818m)へ
兎岳の三角点まではハイマツを漕いで行きます
三等三角点(兎岳)(2799.80m)
兎岳 三等三角点(兎岳)(2799.80m)
赤石岳
聖岳
照らし出される縦走路
時間は十分あるので のんびり堪能します
雲海と中央・北アルプス
チングルマ(綿毛)
小兎岳 手前の水場で補給
小兎岳(2738m)
聖岳と兎岳 北から見るとこんな山容
思い出深い山となりました
中盛丸山
中盛丸山(2807m)
目指す大沢岳
殆どの人が百間洞の家へとショートカットします
富士山と重なる笊ヶ岳
南アルプス北部の山々、仙丈ヶ岳 小河内岳 塩見岳 荒川三山
振り返って中盛丸山、聖岳 兎岳
富士山と聖岳
赤石岳
雷鳥
大沢岳(2819.84m)
大沢岳(2819.84m) 嬉しい静岡百の一座
三等三角点(大沢岳)
終始 中央アルプスの素晴らしい展望 奥は御嶽山
手前は、しらびそ峠から尾高山、奥茶臼山
仙丈ヶ岳 塩見岳 荒川三山
景色に見惚れ過ぎないように ガレ場の縁を歩きます
大沢岳山頂より
山座同定しながら歩くのが楽しい
百間洞山の家までガレ場を下る
ここから百間平までの区間がキツイです
百間洞露営地より 聖岳
百間洞露営地より 大沢岳
百間洞山の家は小屋横を百間洞が流れ、
とても心癒される場所です
百間平より
荒川岳(中岳)と(悪沢岳)
大斜面のトラバース道が見て取れます
聖岳 兎岳
歩いて来た稜線、大斜面下のコルへ
赤石岳(3120.53m)
一等三角点(赤石岳)
南アルプスは一等三角点は
(甲斐駒ヶ岳・赤石岳・大無間山・黒法師岳)の4座
荒川三山から南アルプス北部の山々
富士山と白峰南嶺
南嶺の続き
畑薙湖と青薙山のボッチ薙・赤崩が印象的
赤石岳避難小屋
聖岳 上河内岳 方面
兎岳〜百間平
赤石岳を望みながら下山
小赤石岳
富士見平
富士見平(2717m)より 赤石岳〜小赤石岳
荒川三山(前岳・中岳・悪沢岳)
白峰南嶺
赤石小屋 (2542m)
椹島 赤石岳登山口 ここから2.5kmを歩き
聖沢登山口から自転車を回収して沼平へ