愛宕塚古墳・静岡県島田市阪本




愛宕塚古墳・静岡県島田市阪本

愛宕塚古墳

静岡県島田市阪本

愛宕塚古墳」は谷口原古墳群を代表する全長21.5mの前方後円墳です

6世紀後半の築造とされ、1963(昭和38)年に島田市指定史跡に指定されました。

埋葬施設は南に開口する横穴式石室

9個の天井石を用いた玄室は全長8.53メートルと大きく、

家族墳として用いられたとされる。

出土遺物に金環や玉類、鉄製品、土師器、須恵器などがある。

市指定文化財 史跡
愛宕塚古墳(あたごづかこふん)
古墳時代 昭和38年10月3日指定 島田市阪本4395

谷口原古墳群のうち最も大きなもので、全長21.5m、高さ2.75mの前方後円墳です。加工した石を積み上げて棺を納める部屋を築いた「横穴式石室(よこあなしきせきしつ)」の古墳です。石室の中央には、2番目に埋葬された人物のものと思われる石の棺が置かれ、周囲には勾玉・管玉・ガラス玉などの首飾りや金・銀メッキの耳飾りが発見されています。耳飾りは全部で6個見つかり、2個のセットと考えると3人は埋葬されたと想定されます。出土した須恵器から6世紀中頃から後半にかけて埋葬されたと考えられています。 島田市博物館

愛宕塚古墳(市指定史跡)

愛宕塚古墳(市指定史跡)

谷口原には二十数基からなる古墳群がある。この愛宕塚古墳はその中で最大のものである。昭和34年12月、盗掘古墳の学術調査の際発見されたこの古墳は、長さ21.5メートル、高さ2.75メートルの前方後円墳で、多数の玉類、須恵器、土師器、鉄製品が出土、古墳時代後期のものであることがあきらかになった。9個の天井石を用いた玄室は、全長8.53メートル、と大きく、家族墳として用いられている。 昭和38年10月3日 市指定史跡に指定された。

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