高野山 壇上伽藍 三鈷の松(さんこのまつ)・世界遺産




高野山 壇上伽藍 三鈷の松(さんこのまつ)

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高野山真言宗 総本山金剛峯寺 名所一覧
http://www.koyasan.or.jp/meguru/sights.html

金堂裏手、御影堂(みえどう)前にあるのが三鈷の松(さんこのまつ)です。

金堂参拝中にそこだけ人だかりが出来ていたので気になっていました。

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三鈷の松(さんこのまつ)

金堂と御影堂の中間に瑞垣で囲まれた松の木があります。
この松の木にこのようなエピソードが残っています。
弘法大師が唐より帰国される折、
明州の浜より真言密教をひろめるにふさわしい場所を求めるため、
日本へ向けて三鈷杵(さんこしょう)と呼ばれる法具を投げたところ、
たちまち紫雲(しうん)たなびき、雲に乗って日本へ向けて飛んで行きました。
後にお大師さまが高野近辺に訪れたところ、狩人から夜な夜な光を放つ松があるとのこと。
早速その松へ行ってみると、そこには唐より投げた三鈷杵が引っかかっており、
お大師さまはこの地こそ密教をひろめるにふさわしい土地であると決心されたそうです。
その松は三鈷杵と同じく三葉の松であり、「三鈷の松」としてまつられるようになりました。
現在では参詣者の方々が、縁起物として松の葉の落ち葉を持ち帰り、
お守りとして大切にされています。
高野山真言宗 総本山金剛峯寺

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三鈷の松(さんこのまつ)

住所 和歌山県伊都郡高野町高野山152
アクセス 南海りんかいバス「金堂前」・京奈和道「紀北かつらぎIC』
定休日 無休

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