法隆寺 中門・世界遺産 法隆寺地域の仏教建造物
法隆寺 – Wikipedia
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法隆寺 中門・金剛力士像(国宝)
創建年
不明
推定593年 ~ 709年(飛鳥時代)
再建年
1903年(明治36年)
2015年(平成27年)
大きさ
三間:約5.5m
二戸四間:約7.2m
建築様式
入母屋造
屋根造り
本瓦葺
門の形式
二重門
重要文化財指定年月日
1897年(明治30年)12月28日
国宝指定年月日
1951年(昭和26年)6月9日
現在、2016年2月から約110年ぶりとなる法隆寺(斑鳩町)の
中門(国宝、飛鳥時代)の修理が行われている。
雨漏りがする屋根の瓦を葺き替えるほか、
傾いている基壇の石の組み直しなどを行なっているそうです。
今年の12月には約2年の工期を終える予定。
中門前の階段、この場に南大門が建っていた。
回廊に囲まれた内部は仏の世界である。
中門は仏の世界と現世とを結ぶ仏門であり、
左右に仏の世界を守護する金剛力士像が立つ。
像は心木をともにして、その上に塑土で形成された塑像
完成後に損傷を負ったが、奈良時代にあらためて補修されたという
ダイナミックな動きと豊かな表情は、のびのびとした奈良時代の
金剛力士像の姿を伝えている。
西院伽藍の正面に建つのが中門です。
軒下の雲形の組みものやそれを支えるエンタシスの柱
上層の高欄には、金堂と同じ卍崩しのデザインと人字形の割束が施され、
いずれも壮麗な飛鳥建築の様式美を伝える
奈良時代に記された「法隆寺伽藍縁起 并 流記資財帳」には、
両側の金剛力士立像が和銅四年(七一一)に造像されたとあり、
中門はそれまにで完成していたことがうかがえる。
特徴は、正面の柱間が四間で二戸であること、
奥行きが三間と深いことがあげられる。
このようい飛鳥時代の伽藍は中門が大きく
南大門はやや小さくするのが通例のようである。
西院伽藍には、これまで聖徳太子建立のままとする非再建説と、
天智九年(六七〇)の火災で焼失した後の再建とする説があり、
長く学界で論争が続いた。
しかし昭和十四年(一九三九)の調査で、
西院伽藍の東南隅の若草と呼ばれるところから、
塔と金堂が前後に並んだ伽藍跡が発掘され、
創建当時の斑鳩寺ではないかと推測された。
法隆寺 中門 金剛力士像「阿形・吽形」
金剛力士像「阿形(あぎょう)」【重要文化財】
金剛力士像「吽形(うんぎょう)」【重要文化財】造立年
和銅四年(711年)
大きさ
阿形・像高:379.9cm
吽形・像高:378.5cm
材質
阿形・塑像(粘土)彩色
吽形・塑像(体部木造)
作者
不明