第12代 景行天皇(山邊道上陵)渋谷向山古墳・奈良県天理市渋谷町




第12代 景行天皇(山邊道上陵)渋谷向山古墳・奈良県天理市渋谷町

天皇陵
http://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/012/index.html

山辺の道の西、崇神天皇陵の横、天理市と桜井市との境に

第12代 景行天皇陵(山邊道上陵)が所在します。

所在地の地名を取り(渋谷向山古墳)とも呼ばれています。

景行天皇(山邊道上陵

代数
第12代
天皇名
景行天皇(けいこうてんのう)
御父
垂仁天皇
御母
皇后日葉酢媛命
御陵名
山邊道上陵(やまのべのみちのえのみささぎ)
陵形
前方後円
所在地
奈良県天理市渋谷町

景行天皇

景行天皇(けいこうてんのう、垂仁天皇17年 – 景行天皇60年11月7日)は、
『古事記』『日本書紀』に記される第12代天皇(在位:景行天皇元年7月11日 – 同60年11月7日)。
和風諡号は大足彦忍代別天皇(おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)
大帯日子淤斯呂和氣天皇(古事記)。
常陸風土記には大足日足天皇。播磨風土記には大帯日子天皇、大帯日古天皇、大帯比古天皇。
日本武尊(やまとたけるのみこと)の父。

渋谷向山古墳

(古墳時代前期)
渋谷向山古墳は天理市渋谷町に所在し、龍王山から西に延びる尾根の一つを
利用して築かれた前方後円墳です。現在は「景行天皇陵」として宮内庁により
管理され、上の山古墳を含む古墳3基が陪塚に指定されています。
墳丘は全長約300㍍、後円部径約168㍍、前方部幅約170㍍を測り、
前方部を西に向けています。古墳時代前期に築造されたものとしては国内最大の古墳です。
墳丘の形状については諸説ありますが、後円部4段築成、前方部3段築成とする
見方が有力です。また周濠は後円部6ケ所、前方部4ケ所の渡り堤によって区切られて
いますが、現在の状況は江戸時代末におこなわれた修陵事業によるもので、
古墳築造当時の姿とは異なるものです。
これまでの宮内庁書陵部の調査等により、普通円筒埴輪、鰭付円筒埴輪、朝顔形
埴輪、蓋形埴輪、盾形埴輪が確認されています。このほか、関西大学所蔵の
伝渋谷出土石枕が本古墳出土とされたこともありますが、詳しいことは分かっていません。
また、渋谷村出土との伝承がある三角縁神獣鏡の存在も知られています。
渋谷向山古墳の築造時期については、埴輪の特徴から
古墳時代前期後半(4世紀中葉)と想定されています。
柳本古墳群の盟主墳として、先に築造された
行燈山古墳(崇神天皇陵)とともに重要な古墳です。
平成23(2011)年3月  天理市教育委員会

山邊道上陵から三輪山を望む、下はお隣の龍王山

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