福養の滝・静岡県静岡市葵区大間
静岡県静岡市葵区大間、
藁科川の源流を有する七ッ峰(1533m) の中腹にある「福養の滝」です。
藁科川沿いに静岡県道60号「南アルプス公園線」を北上
大間集落を過ぎた辺りに専用の駐車スペースがあり、
そこから徒歩6分ほどで遠望することができます。
福養の滝 駐車場
奥藁科山歩きマップ
福養の滝 駐車場のすぐ近くからは、
藁科川の源流を通り、七ッ峰(1533m)へと至る登山道が整備されている。
福養の滝
落差は130m~135mとも、県内最大級の滝です。
上部は雄滝、下部は雌滝と呼ばれています。
福養の滝
静岡市の西部を流れる藁科川の水源地帯に大間という部落があります。昔、信州高遠乾の町(現在の長野県上伊那郡高遠町)から逃れた三人の落武者がこの地に住み生活をはじめました。この里山に滝があり、高さ一〇〇メートル、幅四メートルの滝の水は滑らかにそして岩をはうように流れ飛び散る水玉は陽光に映えて、あたかも宝石を散りばめたように美しい。また、このあたりは不動尊が守る神地ちも伝えられ奥深き趣を感じます。この滝に毎年五月五日の午前十時頃一頭の馬が滝つぼにつかり毛並みを整えておりました。この馬はのちに米沢家で飼われて宇治川の先陣を争った駿馬「麿墨」となりました。村人は、このことからこの滝を「お馬が滝」と呼ぶようになりました。明治四十三年、当時の安倍郡長、田沢義輔が井川村から郡内踏査に来た折、滝の確かな名称のないことを残念に思い、岐阜県養老町の養老の滝にとてもよく似ているので「福養の滝」と名付けました。藁科河合における数少ない名勝地の一つであります。 静岡市
福養の滝
福養の滝は、静岡県静岡市葵区の七ッ峰(1533m)に源を発する藁科川に懸かる総落差130mの段瀑。
滝は二段に分かれていて、上段を雄滝、下段を雌滝と呼ばれている。駐車場から滝までは遊歩道が整備され、10分とかからず滝に到着することができる。
観瀑台に到着すると足元に落差7m程度の小さな雌滝、その背後、木々に隙間に2段60mの主瀑を見ることができる。