比叡山 延暦寺 東塔 大黒堂
天台宗総本山 比叡山延暦寺H.P
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ちょうど一隅会館の前にあるのが大黒堂
この本尊の大黒天は、毘沙門と弁財天が一体となった三面の大黒天で、
豊臣秀吉が祈願し出世したことから「三面出世大黒天」と呼ばれています。
こちらでもご本尊の御朱印が頂けます。
大黒堂
一隅会館前の広場に面しています。
伝教大師最澄が比叡山へ登った折、この地において大黒天を感見したところであり、
日本の大黒天信仰の発祥の地と言われています。
本尊の大黒天は、「三面出世大黒天」と言われ、
大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった姿をしています。
比叡山三面大黒天縁起
千二百年の昔、当山開祖伝教大師 最澄上人が根本中堂創建の折、
一人の仙人が現れましたので、大師は「あなたは どなたですか、
そして何をしに来られましたか」と尋ねられると、
その仙人は「普利衆生、皆令離苦、得安隠世間之楽及涅槃楽」と
法華経にご文を唱えて答えられました。
これを聞いた大師は「それなら修行する多くの僧侶達の食生活と
健康管理のため、比叡山の経済を守ってください」と申しますと、
仙人は「毎日三千人の人々の食料を準備しましょう。
それから私を拝むものには福徳と寿命を与えます。」
と約束されましたので、大師は「この人こそ三面大黒天に違いない」
と思い、早速身を浄め、一刀三拝して尊像を彫み、
安置されたのがこの三面大黒天であります。
その後、豊臣秀吉がこの三面出世大黒天と尊称され、
福徳延寿をお授けになる大黒天として、
自他安楽の道を願う人々の信仰を受け続けております。合掌
出世大黒天堂
伝教大師が、根本中堂を建てられる折、
守護神として大黒天を祀り、一山の平安と一般庶民の
財福を祈ったにが始まりで、豊臣秀吉公も開運と福徳を祈願した故事もあり、
一名出世大黒天として、人々に深く信仰されています。