大宮浅間神社 奥宮 尾張富士(275m)山頂・愛知県犬山市冨士山
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愛知県犬山市冨士山、尾張富士 (標高275m)の
山頂に鎮座する大宮浅間神社 奥宮へ
ご祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)で、
子供の守護神であることから「預け子発祥の神社(やしろ)」とも呼ばれれいます。
5月5日に「預け子祭」が行われ、人々は虫封じや学業向上、
そして安産、子授けなどを願います。
また、隣の尾張本宮山との背くらべ伝説による
「天下の奇祭 石上げ祭」が毎年8月第一日曜日に行われ、
多くの人が力を合わせて石を運び上げ、家内安全や五穀豊穣を願います。
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献石の碑
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手水舎
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尾張富士は尾張本宮山と尾張白山とともに
「尾張三山」のひとつに数えられています。
麓には尾張富士大宮浅間神社 里宮が鎮座しています。
また、明治村がすぐ近くにあり、眼前には「入鹿池」広がるところで、
上ると素晴らしい展望が待っています。
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預け子まつり
尾張富士大宮浅間神社のご祭神木花開耶姫命様は
焔が燃えさかる産屋にて三人の御子さま
(火照命、火須勢理命、火々出見命)を安産されました。
その後御子さまたちは木花開耶姫命さまのご加護を受けて
健やかに成長されました。
そこでこのご神徳がいただけるように、
子どもを神さまの御子としてお預けし、よりいっそう厚いご加護を
受けようとするのが「預け子」の由来です。
20歳になるまで神さまの預け子となり無事成長を祈願します。
ご家族の皆様でご参拝いただき尾張冨士の神さまのご加護をお受け下さい。
5月5日午後4時から餅投げを行いますのでお楽しみください。
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天下の奇祭 石上げ祭
石上げ祭は、「山の背くらべ」伝説にあるように、
昔ある信者が尾張冨士に登り願い事を石に記して祈願したときの事です。
その夢枕に御祭神「木花開耶姫命」が現れ、
尾張冨士が隣の本宮山より低いことを大いに嘆かれました。
そこで信者は、木曽川の清浄な石を拾い上げ、
山頂に積み上げましたところ不思議にも願いが叶ったとのこと…。そのことが村から村へと伝わり、相次いで大石を奉納して
富貴長命、子孫繁栄、五穀豊穣を祈願したのが石上げ祭の始まりであります。石上げの祭りの起源は「古くから…」と伝えられておりますが、
約160年程前の江戸時代、天保7年(1836)
「天保の大飢饉」の翌年の年から盛大になり、
最盛期は大正から昭和の時代前半にかけてであります。またこの石上げ祭は、古来陰暦の6月1日に行われていましたが、
現在は毎年8月の第1日曜日に行われています。
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大宮浅間神社 奥宮 拝殿
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大宮浅間神社 由緒
大宮浅間神社の創建は、天平元年(七二九年)
二月に邇波県主の裔、道直の観請によって建立された。
初め山頂に鎮座したが、祭祀・参詣に不便であり山麓に遷された。
当時神社内に、大日霊社を別に祀ってあったが、
天正年中(一五七三年~一五九一年)に合祀された。
古くから、武将や名門の信仰が厚く、織田信長は社殿を造営寄進し、
また、犬山城主の小笠原和泉守吉次からは、山林や田畑の寄進を受けた。
さらに、徳川・成瀬の両家からも種々の神宝の奉納があり、
毎年、国家安泰の祈願がなされた。
神社の御山は、駿河国の冨士山と型がよく似ているので「尾張冨士」と称し、
本宮・中宮・奥宮に同神を祀り、一般の参拝に便利よくした。
また境内には、十八社の末社(神明社・熊野社・伊豆社・白山社
日吉社・鹿島社・三島社・箱根社・冨士浅間神壐社・釜岩社・日之御子社
中宮社・三輪社・八幡社・戸隠社・宗形社・大社・猿田彦社)が祀られている。
大宮浅間神社H.P
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本殿
御祭神
天照大御神
「あまてらすおおみかみ」と読み、日本神話にも登場する最も尊い神さまです。
太陽を司る太陽神、そして天皇の祖先であり、全ての国民の祖神さまとして
伊勢の神宮(内宮)に祀られています。
また、天皇が即位の礼の後に初めて行う新嘗祭である大嘗祭も司る神さまとされています。木花開耶姫命
「このはなさくやひめのみこと」と読み、天孫邇邇芸命の妻で、
花の咲くように咲き栄える女性の神さまです。
御出産に際し産屋の周りに火を放ち、火照の命(ほでりのみこと)、
火須勢理の命(ほすせりのみこと)、火遠理の命(ほをりのもこと)の
三神をお産みになられました。
無事、三神を生まれたという故事にちなみ、家庭円満・安産・子供の神とされ
全国的な崇敬を集めています。また富士山の神さまとされ、
全国の浅間神社に祀られています。
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尾張富士(275m)山頂
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尾張富士 山頂より望む「尾張本宮山」