長者ヶ岳(1335m) 天子ヶ岳(1330m)・田貫湖




長者ヶ岳(1335m) 天子ヶ岳(1330m)・田貫湖

長者ヶ岳 – Wikipedia

山梨百名山の「長者ヶ岳」と、静岡の百山の「天子ヶ岳」へ

田貫湖から周回、白糸の滝まで足を伸ばしました。

「炭焼き長者」の伝説が残る「長者ヶ岳」の山頂は広く日当たりも良く、

荒々しい大沢崩を真正面にした富士山と田貫湖の絶景が眺望出来ます。

長者ヶ岳(ちょうじゃがたけ)

標高 1335m 登山日 2019年9月5日
炭焼き長者の伝説が残る山
所在地 静岡県富士宮市内房 山梨県巨摩郡南部町万沢

天子ヶ岳(てんしがたけ)

標高 1330m 登山日 2019年9月5日
西側には田貫湖を一望できる展望台
所在地 静岡県富士宮市内房 山梨県巨摩郡南部町万沢

難易度 ★★    オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 休暇村駐車場
休暇村富士(07:07)→田貫湖キャンプ場(07:21)→休暇村分岐(07:56)→長者ヶ岳(08:40~08:48)→上佐野分岐(09:00)→天子ヶ岳(09:17)→富士見台(09:21)→林道終点(09:53)→天子ヶ岳登山口2(10:25)→天子ヶ岳登山口1(10:43)→白糸の滝BS(11:14~11:39)→ゴール地点(12:55) 所要時間 5時間50分 累積標高 1192m / 1203m 距離 18.6km
■長者ヶ岳は富士山の西に広がる朝霧高原の田貫湖の西に位置する山。山頂の東側が開けていて、富士山の展望がよい。大沢崩れを真正面に見ることができる。
■富士宮市の郊外にある天子ヶ岳は、軽いハイキングができる山として、格好のフィールド。富士山を取り巻く山塊の中で天守山地は西方にあり、南北に連なる。この山は南の方から見るととがった山、西側から見ると台形の山、眺める方向で全然違ってくる。
山頂からの展望は得られないが、明るく広広していて気分は爽快だ。
■長者ヶ岳は炭焼き長者の伝説が残る山です。松五郎という炭焼きと都の皇女の物語で似たような話は全国各地に語り伝えられているようです。天子ヶ岳は、皇女が死んだとき瓔珞の冠を埋めたと伝えられるところで、山頂にはその瓔珞から芽吹いたと言うヨウラクツツジがあります。
■ー

「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

休暇村駐車場より

田貫湖

休暇村にある展望デッキは有名な撮影スポットで

逆さ富士を撮影することができます。

ダイアモンド富士が見られる日には多くの人で賑わいます

休暇村と天子山塊

逆さ富士

北バンガローサイトより

東海自然歩道

休暇村からの登山道と合流地点

ここは展望ポイントです

富士山側の展望

愛鷹連邦、駿河湾の奥に伊豆の山々

平成15年には、階段や標識、ベンチが整備されたそうで

歩きやすい登山道です

長者ケ岳(1335.8m)山頂

三等三角点

炭焼き長者 伝説

昔、この辺りに松五郎という炭焼きがいた。
炭を焼く煙が遠く都からも見えた程で、煙はときに紫色に見えた。
天子が占い師に聞くと「皇女の婿となる人が立てる煙」という。
皇女ははるばるこの地にやって来て松五郎と結婚し、松五郎は「炭焼き長者」と呼ばれた。月日が経ち、皇女は病に伏した。
皇女は「わたしが世を去ったら、冠とともに都がみえる山の頂に埋葬して下さい」と言い残して亡くなった。
松五郎は遺言どおり山の頂に瓔珞のついた冠と共に亡がらを葬った
皇女を埋葬した山は「天子ヶ岳」と呼ばれるようになった
また山頂には瓔珞をおもわせる美しいツツジが生え、人々はこれを「瓔珞ツツジ」とよび大切にした。

富士山と田貫湖

南アルプス

思親山、上佐野方面への分岐

天子ケ岳(1330m)山頂

山頂の先に祠

展望台より

天子ケ岳瓔珞つつじ伝説

天子ヶ岳瓔珞つつじ伝説

昔、この地に京都から嫁いできたお姫様がなくなるとき、この場所に一緒に埋めた瓔珞(ようらく:宝石などをつらねた装身具)から芽吹いたことから「瓔珞つつじ」とよばれています。
このつつじの花は真白で、風鈴のように下向きになって枝にぎっしりと美しく揺れて咲くので別名「風鈴つつじ」とも言われます。
また、この瓔珞つつじの枝を折ると、暴風雨に見舞われるということで地元の人はこのつつじを恐れ、村人は急いで山頂に枝を返しに行くという。逆に干ばつの際は、ふもとの青年が二人で枝を折りに登ることもあったと言われる

毛無山を横目に下山

正面には常に富士山

登山口

ここから林道を田貫湖まで戻ることもできるが、

寄り道をして白糸の滝まで歩きました。

天子ヶ岳ハイキングコース案内図

佐折 白山神社

富士宮市と芝川町を隔てる天子山塊のふもと、佐折地区、天子ヶ岳登山道へつづく林道沿いに鎮座する佐折 白山神社です。

見頃を少し過ぎた彼岸花ロード

白糸の滝

静岡県富士宮市上井出にある「白糸の滝」は、隣接する「音止めの滝」と共に、国の名勝、天然記念物、日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。 また「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されています。

白糸の滝

白糸の滝は、高さ約20メートル、長さ約150メートルに渡り馬蹄状に広がる崖面の各所から湧き出した水が、数多くの白い糸を垂らしたように流れ落ちています。全国的にも珍しい湧き水からなる滝であり、見事な警官を持つことから、昭和11年(1936年)に国の名勝及び天然記念物に指定されました。 周辺の地質は、上部に水を透し易い地層(白糸溶岩流)があり、下部に水を通しにくい地層(古富士泥流)があります。富士山麓に降った雪解け水などは、上部の地層の内部や層の境目を流れ下っていると考えられており、崖面では上部のちそうや層の境目から水が湧き出している様子が観察できます。

音止の滝

音止の滝

音止の滝は、「音無の滝」とも呼ばれ、白糸の滝と台地を隔てた東側に位置します。主瀑は落差約25メートルを流れ落ちる芝川の本流であり、轟音を響かせています。音止の滝には、次のような曽我兄弟の仇討ちにまつわる伝承があります。曽我兄弟が滝のそばで仇討ちの相談をしていたところ、滝の音が凄まじいので「心ない滝だ」と呟くと、滝の音がピタリと止まり、相談が終わるとまた元のように轟音を響かせました。無事に相談が出来たので、兄弟は見事に仇討ちを果たすことができました。そこで、この滝は「音止の滝」と呼ばれるようになりました。周辺には、兄弟の敵である工藤祐経の墓や兄弟が身を潜めた「隠岩」など、曽我兄弟の仇討ちにまつわる話も伝わっています。

刈り取りを終えた棚田

周辺の小学校では運動会

内野神社

静岡県富士宮市内野、野県道414号から田貫湖にむかう道沿いに鎮座する内野神社内野区内の5社を合祀し創建された神社

天子ヶ岳・長者ヶ岳

毛無山・雨ヶ岳

天子の森を経て田貫湖へ

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