王岳(1623m) 三方分山(1421m) 精進山(1409m) 五湖山(1340m)・縦走
山梨百名山にも選ばれている
王岳・三方分山の2座間を歩いてきました
精進バス停より
古代から開かれていた「旧 中道往還」を阿難坂(女坂峠)まで
王岳・三方分山 間は歩く人も少なく静かな山歩きが楽しめます
五湖山(ごこざん)
標高 1340m | 登山日 2020年4月4日 |
精進湖の北東に位置する好展望の山 | |
所在地 山梨県南巨摩郡南部町福士 |
横沢ノ山(よこさわのかしら)
標高 1465m | 登山日 2020年4月4日 |
目の前に王岳を望むピーク | |
所在地 山梨県南巨摩郡南部町福士 |
王岳(おうだけ)
標高 1623m | 登山日 2020年4月4日 |
西湖の西北に位置 青木ケ原の広大な樹海を手前に仰ぎ見る富士山の展望 | |
所在地 山梨県南巨摩郡南部町福士 |
三方分山(さんぽうぶんざん)
標高 1421m | 登山日 2020年4月3日 |
山名のとおり山域が三分割されているなだらかな山 | |
所在地 山梨県南巨摩郡南部町福士 |
精進山(しょうじんやま)
標高 1409m | 登山日 2020年4月4日 |
三方分山の先 双耳峰のようなピーク | |
所在地 山梨県南巨摩郡南部町福士 |
難易度 ★★ オススメ ★★★ | 登山口(ナビ検索) 精進バス停 |
精進バス停(08:57)→阿難坂(09:34)→五湖山(09:58)→横沢ノ頭(10:39)→王岳(11:08~11:10)→横沢ノ頭(11:29)→五湖山(12:04)→阿難坂(12:25)→三方分山(13:01~13:03)→精進山(13:09~13:13)→三方分山(13:19)→阿難坂(13:44)→精進バス停(14:27)→ゴール地点G(14:28) 所要時間 5時間32分 累積標高 1268m / 1263m 距離 13.1km | |
■御坂山塊の尾根上の顕著なピークといえば、東の節刀ヶ岳(せつちょうがたけ)と西の王岳であろう。王岳とは立派な名前である。西側の五湖山やパノラマ台から眺めると、後ろに節刀ヶ岳や鬼ヶ岳をはべらせて、まさに王者の風格を見せている、二等三角点の山である。 Yamakei Online ■王岳は西湖の西北に位置し、四季を通じて静かな山です。青木ケ原の広大な樹海を手前にして、左右に広く稜線を広げる富士山の展望は一級品。また眼下には西湖が広がり、時刻とともにその神秘的な色彩が変化するのも楽しい山です。 やまなし観光推進機構 ■三方分山は富士五湖の精進湖の北に位置する山。山頂は樹林に覆われているが、山頂南東に開けたところがあり、富士山の展望がよい。山頂から更に足をのばし、精進峠を越えた先には大展望がある。天気がよければ精進湖の先に、大室山を抱いた「子抱き富士」を見ることができる。 Yamakei Online ■三方分山は山名由来のとおり山域が三分割されているなだらかな山。頂上東側からは富士山と精進湖がよく見え、反対側には甲府盆地が垣間見える。パノラマ台からのコースもあり、精進湖北岸から登ると国の天然記念物「精進の大杉」がある。 やまなし観光推進機構 |
精進湖
精進バス停(富士急行)前より
旧 中道往還 古道を歩きます
登山口手前には精進諏訪神社が鎮座
境内には(精進の大杉・諏訪神社の大杉)巨木が立ち並ぶ
旧中道往還
旧中道往還
中道往還は、古代から開かれていたといわれ、甲斐と駿河を結ぶ三つの街道のうち若彦路、富士川街道の間を通る道であることから「中道」と呼ばれるようになったと『甲斐国志』に書かれている。
弥生時代から古墳時代にかけて、甲府盆地の曽根丘陵周辺に有力な集団が存在していたことが墳墓や集落の分布から知られており、中道往還は文化の交流に寄与したと考えられる。
また、鎌倉時代には甲斐源氏の武田信義、安田義定らの武将や戦国時代には、武田信玄、織田信長、徳川家康等の名将が往来した軍用道として、本栖と古関には関所がおかれた。続いて江戸時代には駿河から塩や海産物の輸送路として伝馬制がしかれ、産業の道として盛んに利用された。
精進諏訪神社(精進の大杉・諏訪神社の大杉)
やがて精進集落を過ぎると舗装路が終わり登山道へ
いくつかの砂防ダムや沢を越えながら
阿難坂(女坂峠) まで標高差は300m程度、歩きやすい登山道
阿難坂 (女坂峠) 1210m
阿難坂(あなんざか)(女坂)
中道往還(なかみちおうかん)は、甲府市右左口町から富士河口湖町精進の区間において御坂山地を二つの峠で越える。甲府盆地側のひとつの峠は、釈葉坂(右左口峠=うばぐち峠)で、もうひとつの精進側の峠がこの阿難坂(女坂)である。阿難坂の「難」という字が示すように、中道往還の中でも難所の一つである。「峠」と「坂」は同じ意味をもち、「坂」という名前のものは、古い道に多く見られる。
女坂という別名は、昔身重な女性が道中で出産後、母子ともに亡くなり、そこに埋葬され供養のため、子を抱いた石地蔵を建て、この石地蔵が女石と名付けられたことから女坂と呼ばれるようになったと伝えられる。
富士河口町教育委員会
五湖山までは岩稜帯、絶景が続きます
精進湖 奥に天子山地
双耳峰のような 「三方分山」と「精進山」
一番奥には これから向かう「王岳」
五湖山(1340m) 山頂
宮標石
緩やかな稜線歩き
王岳 全景
横沢ノ頭(1465m)
王岳(1623m)山頂
二等三角点
山頂より、西湖と均等の取れた富士山
手前に青木ケ原樹海
西湖
御坂山地 西方面の山々
阿難坂まで戻って来ました
最後に三方分山へ
三方分山(1421m)山頂 御料局三角点
山頂より 大室山と富士山
精進山(1409m)山頂 三等三角点