中村山(1006m) 夕暮山(1040m) 天狗岳(1026m) 中保津(1013m)




中村山(1006m) 夕暮山(1040m) 天狗岳(1026m) 中保津(1013m)

自然林に覆われた中村山 山頂

藁科川左岸山稜

「中村山〜夕暮山〜天狗岳〜中保津」を周回して来ました

県道60号「南アルプス公園線」から「大川静岡線」に入った先

栃沢集落は静岡にお茶の栽培方法を伝えた「聖一国師 (円爾)」の生家「米沢家」があります

その「栃沢」から釜石峠を越え、静岡茶発祥の地「足久保」をつなぐ古道は

TEA ROAD(ティーロード)と呼ばれ登山道として整備されています。

*釜石峠から中村山〜夕暮山間は薮の濃い区間もあり注意が必要です

中村山(なかむらやま)

標高 1006.85m 登山日 2021年1月22日
古くからの古道 釜石峠の先に聳える山
所在地  静岡県静岡市葵区足久保奥組

夕暮山(ゆうぐれやま)

標高 1040m 登山日 2021年1月22日
山頂下には南北朝時代の「萩多和城跡」
所在地   静岡県静岡市葵区日向

天狗岳(てんぐだけ)

標高 1026m 登山日 2021年1月22日
藁科川 東側の山
所在地  静岡県静岡市葵区大間

中保津(なかほつ)

標高 1013.24m 登山日 2021年1月22日
藁科川 東側の山 「ほつ」とは峰の意味
所在地  静岡県静岡市葵区大間

難易度 ★★     オススメ  登山口(ナビ検索) 大川生涯学習交流館
スタート地点(08:58)→釜石峠(10:14)→中村山(10:34)→樫ノ木峠(11:09)→夕暮山(11:37)→天狗岳(12:06)→一本杉峠(12:15)→中保津(12:35)→ゴール地点G(14:23) 所要時間 5時間24分 累積標高 1333m / 1332m 距離 20.2km
■駐車場は県道60号「南アルプス公園線」和田集落の「日向自動車部品」さん前の藁科川沿いに5〜6台程度の駐車スペースがあり利用させて頂きました。大川生涯学習交流館を過ぎた先、県道205号線「大川静岡線」から栃沢集落へ。ハイキングコースの案内板がある所から登山道、整備された道を通り釜石峠へと至ります。
■釜石峠から中村山 間は踏み跡マーキングともに明確ですが、中村山を過ぎた先より笹が出始め樫ノ木峠手前が最も濃い区間です。
一般登山道ではありません。読図必修のルートです。

「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

栃沢集落の茶畑

和田集落「日向自動車部品」さん前

藁科川沿いに数台置ける駐車スペースをお借りしました

栃沢集落へ向け登って行きます

ティーロード 茶の道 案内板

静岡にお茶の栽培方法を伝えた「聖一国師 (円爾)」の生家「米沢家」

の前にある大枝垂れ桜「栃沢のしだれ桜」が見所の栃沢集落

栃沢より望む茶畑と先週登った「大崩」へと至る尾根

子安神社

竜珠院

寂れた案内板

この先の林道を少し進んだ先に登山口

登山口

植林帯を行きます

至る所に石積みワサビ田跡などがあり

昔は集落も上の方まで続き賑やかな峠道だったことが偲ばれます

TEA ROAD(茶の道)

聖一国師誕生の地「栃沢」から釜石峠を越え、

中国からお茶の種を持ち帰り播いたとされる静岡茶発祥の地「足久保」

をつなぐ古道はTEA ROAD(ティーロード)と呼ばれています

釜石峠(847m)

釜石峠からまっすぐ進めば「足久保」右は「突先山」への登山道が続く

中村山へは以前より整備された印象

中村山(1006.85m) 二等三角点(栃沢村)

自然林で気持ちがいい山頂部

これより先笹が出始めますが踏み跡のトンネルを潜って進みます

P928

笹を避けるように 尾根の東に踏み跡が続きます

時折 安倍東山稜側に展望

樫ノ木峠手前から夕暮山を望む

このあたりが一番笹が濃い区間になります

下にも踏み跡が続いており巻けば多少回避出来ます

林道樫ノ木峠線の開通碑の所に出てきました

樫ノ木峠

峠の石仏の隣から夕暮れ山へ

笹と樹林帯の境を登っていきます

夕暮山への急登より

真富士山を中心に安倍東山稜

夕暮山(1040m)

山頂下(約800m地点)には南北朝時代

南朝側に組みする土岐氏の「萩多和城」があったといわれいます

同じく南朝側の安倍城主 狩野介貞と共に、北朝側の今川・北条氏と戦いました

大王

山頂から西側には樫ノ木峠線から

「萩多和城跡」へ至る道が踏み跡が明確で引き込まれてしまいましたが

進路を北の天狗岳方面へ向けると

「大王」と呼ばれる自然林が美しい広尾根へと出る

七ツ峰

大王から尾根沿いに歩き進めると

再び林道樫ノ木峠線へ合流

林道から天狗岳のもう一つのピーク「烏天狗(999m)」へ

立ち寄るつもりも通り過ぎてしまい、林道終着点手前の尾根から天狗岳へ

天狗岳(1026m)

一本杉峠

天狗岳から先、尾根東側には真新しい「林道 一本杉線」

峠のすぐ横を通っています

峠には石仏と古い案内

右 もろこ沢(諸子沢)左 よこざわ(横沢)の文字

一本杉峠からは巡視路を鉄塔まで

この送電線「佐久間東幹線」は見月山の北を通り安倍東山稜の浅間原へ続きます

振り返って 天狗岳

諸子沢

次の鉄塔より

大岳 参謀本部 奥に見月山と安倍東山稜

中保津(1013.24m)

三等三角点(中保津)

尾根沿いに西へ向かうとすぐに林道に合流します

天狗岳と中保津

ここから県道60号まで長い林道歩き

展望地より 天狗岳

夕暮山

智者山~天狗石山~増田山~七ツ峰

軌道では林道からショートカットして下っていますが

そのまま林道を使った方が安全です

庚申塔

2週続けて同じ道

静岡県道60号 「南アルプス公園線」を戻ります

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