附属寺・静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家




附属寺・静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家

静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家、小畑地区にある曹洞宗の寺院「附属寺」です。

「信州街道(秋葉街道)塩の道」の宿場町として栄えた水窪町。

境内の前を街道が通っています。

静岡県牧之原市(旧相良町)から長野県塩尻市まで続く「塩の道の南塩ルート」西渡〜水窪までの区間を歩いて来ました。

附属寺 本堂

狭い本堂周辺の境内南側一帯には石仏や石碑が安置されています。

中央には南無青面金剛、三猿も彫られた庚申塔。

古道でよく目にする庚申塔ですが、

道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔です。

庚申講を3年18回続けた記念に建てられることが多く、

江戸時代の初めに建立が広く行われるようになりました。

道祖神のように村や辻の守り神の役割を果たしています。

また、庚申塔に描かれることが多い三猿は、

庚申を表す猿・山王神社のお使いの猿・「見ざる、言わざる、聞かざる」

の三猿が結びついて、彫られるようになったといいます。

また庚申待ちの行事は申の日(さるのひ)の夜に始まり、

酉の日(とりのひ)の朝にかけて行われるので、猿の他に鳥も彫られているものもあります。

その他にも、境内には街道筋にあったと思われる石仏がまとめて安置さていました。

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