大乗山宝池院 摩訶耶寺(まかやじ) 高野山真言宗
大乗山宝池院 摩訶耶寺 高野山真言宗
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富幕山へ登り、方広寺(奥山半僧坊)大福寺へ参拝、
帰宅しようとしていると、大福寺の駐車場前に「浜名湖 湖北 五山の看板」が、
浜名湖 湖北 五山とは先程訪れた2箇所を含む
静岡県浜松市北区(三ヶ日町)にある大福寺からすぐの所にある
摩訶耶寺(まかやじ)に惹かれ急遽訪れることに。
摩訶耶寺(まやかじ)着、拝観もしたかったが次回に! pic.twitter.com/GaA0uwk0Tl
— Yosi (@LelilasYosi) October 30, 2016
まやかじとツイートしてしまったが正確には「まかやじ」
庭園と仏像の古刹、摩訶耶寺
摩訶耶寺は、神亀3年(726) 行基によって新達寺として開創されました。
富幕山に開創された新達寺は平安時代に千頭ヶ峯の観音岩と呼ばれる場所に移り名を真萱寺へと変え、
やがてマカヤ寺と呼ばれるようになり、平安時代末期に一条天皇の勅願により今の場所へと移りました。御本尊の厄除正観世音菩薩(秘仏)は奈良時代から今日まで、
度重なる兵火・天災から僧たちによって守られ、受け継がれています。摩訶耶寺は古くから厄除けの寺として知られ、袋井の法多山、
祝田の善明寺の観音様と三姉妹観音で、その長女が摩訶耶寺の御本尊なのです。庭園は平安末期から鎌倉初期の日本の中世庭園を代表するもので、座視鑑賞式池泉庭です。
不動明王像(平安時代末期の作)と千手観音像(藤原時代初期の作)は国の重要文化財に指定され、
また阿弥陀如来像(平安時代末期の作)は県の重要文化財に指定されています。
左に庭園・右に小川が流れる参道 風情があります。
なんとお寺の案内板では摩訶耶寺も元々富幕山の山中にあったとされる
まさか、もう1箇所 富幕山に縁ある寺院があるとは!!
明らかに古そうな門構え
摩詞耶寺高麗門
本来は城門であったはずの桃山時代式の門が、摩詞耶寺山門として現存している。
豊臣秀吉による朝鮮の役のころに、半島の築城法が日本に伝わり、
城門の一型式として完成されたもので高麓門(こうらいもん)と名付けられている。摩詞耶寺高麗門は浜名湖畔にあった野地城の城門であった。
高麗門の特徴は、正面の切妻門に扉、
その後方(写真では手前側)左右に取り付いた低い控え棟からなり、
コの字形の構造となっいる。
摩詞耶寺 笠塔婆
長方形の塔身に仏像などを刻し、上に笠屋根と宝珠を乗せた石造物で、
善根のために造立され他の石造物に比べて大変数が少ないものです。
正面と左右に地蔵尊つまり六地蔵を彫っていて、裏には元禄七年(1694)の造立とある。
くりからの滝と西国三十三観音像
西側に山を抱く本堂
こちらの摩訶耶寺(まかやじ)も平安末期から鎌倉初期の庭園が有名で
不動明王像・千手観音像は重要文化財
庭園と国の重要文化財の仏像2体の拝観料は¥300-だが
強引に訪れたため時間が… 本堂から仏像を望む
祭神は「建速須佐之男命」
境内社はこちらも熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)
から勧請された熊野社。
庭園・仏像を拝観出来なかったのが非常に残念だったが、
思わず富幕山に起源するもう一つの寺院に参拝できた。
境内は広いがどこか簡素な雰囲気で
寺町などなく山脇にぽっんと佇んでいます。
次回はゆっくり拝観したいと思います。