八ッ面山(67.1m)・愛知県西尾市




八ッ面山(67.1m)・愛知県西尾市

愛知県西尾市にある「八ッ面山(67.1m)」へ

八ッ面山は名鉄西尾線「西尾駅」の北東約2kmに位置する2つコブ状の山で、

西域を男山(標高67.0m)、東域は女山と呼ばれています。

男山には展望台があり、西尾市街を見渡すことが出来ます。

女山の頂上には広大な芝生公園があり、桜の名所として知られています。

男山南東側の中腹には大宝年間(701年 – 704年)創建と伝わる

式内社の「久麻久神社」が鎮座しています

また、男山は雲母の産地として知られており、山中には「雲母坑跡」が残っています。

八ッ面山(とこさぶやま)

標高 67.1m 登山日 2023年5月28日
愛知130山の一座
所在地  愛知県西尾市

難易度 ★     オススメ ★★ 登山口(ナビ検索) 久麻久神社
八ツ面山(09:07)→ゴール地点G(09:17) 所要時間 24分 累積標高 55m / 59m 距離 1.2km
■標高67.4メートルの男山と標高39メートルの女山からなる。男山では古くから雲母の採掘が盛んに行われ、かつては朝廷にも献上された。1900年明治33年)の事故により採掘が中止され多くの坑道が放置されたが1931年昭和6年)に小学生が廃坑に転落して死亡する事故が起きたため、1基を残してすべて埋められた。残された坑道は後に西尾市の文化財に指定されている。また、かつては良質な粘土を利用した窯業も行われていた。男山南東側の中腹には大宝年間(701年 – 704年)創建と伝わる式内社の久麻久神社が鎮座している現在では山頂に八ツ面山公園が置かれ、男山に設置されている展望台からは西尾市街を一望できる。また、公園は桜の名所としても知られている

かつては岡崎 – 西尾間を結ぶ西尾鉄道が南麓に沿うように走っていた。現在の道の駅にしお岡ノ山方面から矢作古川を鉄橋で跨ぎ、八ツ面山の南側を通って名鉄西尾線 西尾口駅に接続しており、ここには八ツ面駅が存在したが、1927年(昭和2年)当時はほとんどの列車がこの駅を通過し、上下2往復のみ停車していた。鉄道敷跡は市道に転用されている。

ハッ面山(左 男山・右 女山)

久麻久神社(くまくじんじゃ)の参道近くの路肩に停車してスタート

舗装路で山頂まで行くことができます。

雲母坑址へ寄り道

この辺は中央構造線の内帯、領家変成岩で構成されています。

雲母はその中の花崗岩に含まれる板状結晶です。

キラキラと光を反射させることから美術作品や装飾材料として使われていました。

八ツ面山雲母坑址

八ツ面山雲母坑址

八ツ面山は領家変成岩で構成され、白雲母を含む巨晶花崗岩の岩脈が通っています。雲母は地表からこの岩脈まで掘り下げて、横方向に掘り進み採掘されていました。 この雲母は、和銅六(七一三)年、調(当時の税の一種)として朝廷に献上されたとの記事があり、婦人病や頭痛の医薬として用いられました。後の吉良荘の名称は、雲母の音を取って名付けられたと言われています。 江戸時代、雲母は盛んに採掘されて京都に出荷しれ、屏風や襖などの装飾材料として使われていました。 明治になっても採掘は続けられ、海外にも輸出されましたが、明治三三年の遭難事故以来、採掘は中止され、雲母坑は放置されたままでした。昭和六年、小学生の転落事故が発生したため、地元青年団により六四二箇所の雲母坑が埋められました。

ハッ面山のイロハモミジ

あっという間に展望台へ

登り口の下には謎の扉

八ツ面山(67.10m)

開けると二等三角点(八ツ面村)と

八ツ面山の山標(67.10m) 「三河・遠州の超低山」の一座に選ばれています。

展望台より東側の展望、万灯山(170m) 茶臼山(289m)

南側には三河湾、知多半島や先日行った佐久島も見えます。

西側は矢作川を隔て碧南市

北側 目の前に「道の駅 にしお岡ノ山」 西尾市が一望出来ます

帰りは一周回って 久麻久神社へ参拝

久麻久神社 拝殿

久麻久神社(くまくじんじゃ)

吉良井の中心ハツ面山に鎮座し、「延喜式神明帳」にもみられる由緒ある神社です。室町時代の建築である本殿は重要文化財に指定され、県指定文化財の木造牛頭天王神像や陶製狛犬など多くの文化財を所有します。また、吉良氏菩提寺実相寺とかかわりがあることもわかっています。

久麻久神社 本殿

本殿は一重入母屋造、

三間向拝付の大永7年(1527)に造立されたもので、国の重要文化財に指定されています。

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