九鬼山(970m) 御前山(750m) 菊花山(644m)・道の駅「つる」より周回
道の駅「つる」より
山梨百名山と秀麗富嶽十二景10番山頂の「九鬼山」から
同じく秀麗富嶽十二景10番山頂の「御前山(厄王山)」まで縦走し、
展望の良い「菊花山(林宝山)」を経由して下山。
帰路の「上大月駅」から「禾生駅」までの区間は「富士急行線」を利用しました。
九鬼山(くきやま)
標高 969.91m | 登山日 2023年10月21日 |
山梨百名山 秀麗富嶽十二景 二等三角点(遅沢山) | |
所在地 山梨県大月市・都留市 |
御前山(ごぜんやま)厄王山 駒橋御前山
標高 730m | 登山日 2023年10月21日 |
秀麗富嶽十二景 | |
所在地 山梨県大月市大月町 |
菊花山(かさとりやま)林宝山
標高 644m | 登山日 2023年10月21日 |
大月市を一望 | |
所在地 山梨県大月市大月町 |
難易度 ★ オススメ ★★★ | 登山口(ナビ検索)道の駅(つる) |
道の駅つるバス停(04:55)→落合水路橋(05:06)→愛宕神社(05:12)→田野倉方面分岐(05:34)→天狗岩(05:53)→富士見平(06:03)→久美山(06:06)→九鬼山(06:16)→紺屋の休場(06:32)→札金峠(06:44)→ナベノテラス(07:01)→馬立山(07:06)→沢井沢ノ頭(07:17)→八五郎岩(07:24)→御前山(07:30)→八五郎岩(07:35)→菊花山(08:06)→菊花山東ルート登山口(08:26)→菊花山西ルート登山口(08:29)→上大月駅(08:35~08:50)→田野倉駅(08:56)→禾生駅(09:01)→道の駅つるバス停(09:13)→道の駅つる(09:18)→甘酒橋(09:24) 所要時間 4時間16分 累積標高 1158m / 1178m 距離 14.4km | |
■九鬼山(くきやま)は、山梨県都留市と大月市の境にある山。標高は970mで、相模川水系の桂川と秋山川にはさまれた秋山山稜に位置する。山梨百名山の一峰。富士山の展望に恵まれており、都留市二十一秀峰、秀麗富嶽十二景に選定されている。山頂のほぼ直下をリニアモーターカーの実験線のトンネルが貫通している。 桃太郎伝説があり、大月市の百蔵山で生まれた桃太郎が鬼退治にやってきた山であるという。 |
道の駅「つる」
道の駅「つる」
住所 〒402-0002 山梨県都留市大原88
電話番号 0554-43-1110
駐車台数 大型:15台 普通車:76(身障者用2)台
営業時間 9:00~17:30(4/1~12/30)、9:00~17:00(1/5~3/31)
ホームページ http://www.1000nentsuru.com/
道の駅「つる」より、
夜明け前に登り始め「天狗岩」で日の出、この日はあいにく富士山は雲の中です。
都留市越しにミツ峠山〜本社ヶ丸を望みます。
手前のピーク「久美山(954m)」に寄り道
九鬼山(969.91m)
山梨百名山の一座「九鬼山」は
相模川水系の桂川と秋山川にはさまれた秋山山稜に位置します。
山頂のほぼ直下をリニアモーターカーの実験線のトンネルが貫通しており。
池ノ山コースの展望台からは、リニア実験線の高架橋と富士山を同時に望むことができます。
二等三角点(遅沢山)
山名の由来は九匹の鬼? 桃太郎伝説が語り継がれる山
百蔵山で生まれた桃太郎が、上野原市の「犬目」で犬、大月市の「猿橋」で猿、「鳥沢」でキジを家来にして、九鬼山に棲む鬼を退治に来たという「桃太郎伝説」が伝わる山。池ノ山コースの尾根では都留市街と富士山に伸びる中央道、リニア実験線が展望でき、運がよければリニアの走行も見ることができる。山頂手前の天狗岩からは絶景の富士山が眺められるのでぜひ立ち寄ってみよう。山頂でも富士山が望めるが、どちらかと言うと北側の展望が開けており百蔵山、扇山、高川山など大月、都留の山々を見渡せる。
朝焼けに染まる山々
正面には大菩薩連嶺 南部(小金沢連嶺)や奥秩父の山が見渡せます。
一番左はこの後登る予定の浜立山〜滝子山、
大谷ヶ丸〜ハマイバ丸〜大蔵高丸と続き、一段低い所が湯ノ沢峠。
白谷ヶ丸〜黒岳〜雁ヶ腹摺山〜大樺の頭〜唐松立。
右背後には奥秩父の飛龍山と雲取山も見えます。
山梨百名山の他、
秀麗富嶽十二景10番の山、もちろん富士山も見えます。
馬立山(797m)
九鬼山からは急な尾根を一気に下り、そこからトラバース気味にザレた登山道を行くと
紺屋の休場(736m)に至ります。
さらに礼金峠(628m)まで下がった先からは、再び馬立山(797m)まで登り返します。
沢井沢の頭(740m)
小ピークを幾つか越えて沢井沢の頭へ
沢井沢の頭 以降は岩尾根となり、何度かトラバースしながら登ると御前山に辿り着きます。
御前山(732m) 別名 厄王山(駒橋御前山)
九鬼山と共に、秀麗富嶽十二景10番の山頂の「御前山」
その北側の岩窟には役小角を祀った「厄王山奥の院」があり「厄王山」とも呼ばれます。
また、中央線沿いの山には御前山以外にも御前山の名を持つ山が沢山あるため、
「駒橋 御前山」とも呼ばれています。
奥多摩方面
山頂は南側に切れ落ちている岩場です
正面には倉岳山〜高畑山、
右奥に道志山塊の稜線を見ることが出来ます。
再び富士山は雲の中に隠れてしまいました。
手前は歩いて来た山並み、九鬼山〜馬立山〜沢井沢の頭。
菊花山(林宝山)(644m)
一旦、沢井沢の頭分岐まで戻り、菊花山経由で下山することにしました。
これが大正解、「菊花山」は凄く展望の良い所でした。
甲斐国史によると、菊花山は健康長寿の「菊水」の故事をなぞったのと、
菊の花紋様のみえるサンゴ化石を含んだ「菊花石」を産したことから
その名が付いたといいます。
大菩薩連嶺 南部(小金沢連嶺)の山
左端の滝子山から、雲の影が掛かった雁ヶ腹摺山、大菩薩連嶺 南部の山々が見渡せます。
都留市の由来も「菊花伝説」に因んでいるそうです。
菊花伝説とは、菊は古来より邪気をはらい長寿をもたらす植物とされ、
菊の花の雫がこぼれ落ち流れる谷川の水を飲んで暮らす里人は大変長寿であったとする
中国の故事です。
この故事と長寿の鶴に因んで、「都留(つる)郡」の地名が名づけられたといいます。
岩殿山
百蔵山〜扇山
大月市街
稜線越しにも良い景色が続き、大月駅を見下ろす感じで歩けます。
菊花山は地域に暮らす人々からは、街への日差しをさえぎり日陰にすることから、
バカ山や貧乏山と呼ばれた一方、北風から守られた沢井地区では徳山と呼ばれたといいます。
多くの呼び名と四季折々の表情を持つ山です。
中央に高川山
展望の良い狭い岩尾根から先、岩盤急斜面となります。
ロープや鎖があり足場も悪いので注意が必要です。
菊花山東ルートで下山してきました。
金刀比羅神社のお社を過ぎると、送電鉄塔の下を通り、登山口へと至ります。
国道20号線沿いの登山口、墓所の隣に下山します。
上大月駅(都留高校前)
登山口から上大月駅(都留高校前)まで移動、
富士急行線 (8:52分発 河口湖行 ¥310-)を利用して禾生駅まで戻ります。