東光院(とうこういん)臨済宗 方廣寺派 東光禅院
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引佐町渋川にある東光院(とうこういん)へ
こちらは、亀之丞(後の井伊直親)が一時身を寄せていた寺院です。
東光院(とうこういん)
井伊直虎の許嫁であった亀之丞(後の井伊直親)が一時、
身を寄せていた寺院です。臨済宗方廣寺派 に属します。
天文13年(1544)、亀之丞の父である井伊直満とその弟の井伊直義が
謀反の疑いをかけられ、今川義元によって駿府で殺害されました。
事件の後、直満の息子である亀之丞の命も狙われたため、
家臣の今村藤七郎に背負われて領内の黒田山中からこの寺に逃げ込んで
かくまわれますが、追っ手がさらに迫ったため、信州の松源寺に移りました。
天文14年(1545)正月の3日の夜、亀之丞が松源寺へ向けて出発した直後、渋川大平にて右近次郎に弓矢にて追撃をうけるも、
危うくその場を脱出することができました。
亀之丞が井伊谷に戻るのは事件の11年後、弘治元年(1555)のことです。
山門をくぐると右手には薬師堂。
左には地蔵菩薩とお社。
立派な鐘楼が本堂左奥に。
鐘楼前には庭園が広がります。
本堂は約300年前創建、
後に知ったのですが、拝観は行っていないとのこと、
たまたまお会いできた住職に、本堂へ参拝させて頂きました。
東光院に伝わる、亀之丞(後の井伊直親)の話が描かれていました。
ご住職のお話では12月29日から1月3日までの数日
東光院に身を寄せていたそうです。
笛の名手、亀之丞の衝立もありました。
「寺野ひよんどり」の画も
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