甘縄神明神社(鎌倉市最古の神社)・神奈川県鎌倉市長谷
甘縄神明神社 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/甘縄神明神社
甘縄神明神社は、710年(和銅3年)、
僧行基の草創によって、由比の長者と呼ばれた染屋時忠が
神明宮と神輿山円徳寺を建立したのがその始まりと伝えられ、
鎌倉最古の神社といわれています。
長谷寺から歩いて5分程度の所に鎮座する
甘縄神明宮
祭神は天照大神。710年行基が草創し、
豪族の染屋時忠が建立した、鎌倉で一番古い神社といわれており、長谷の鎮守です。
このことから、前に海、後ろは山という長谷あたりが
鎌倉では早くから開けたところだと考えられます。
甘縄の「甘」は海女のこと、「縄」は漁をする時の縄の意味だろうという説もあります。
源頼義がこの神社に祈願をして、義家が生まれたと伝えられており、
後に義家が社殿を修復し、頼朝も社殿を修理し荒垣や鳥居を建てたといわれており、
源氏と関係の深い神社だったと考えられています。
また、北条政子や源朝、実朝も参詣したと伝えられています。
石段の下には、北条時宗が産湯につかったといわれる、
「北条時宗公産湯の井」があります。社殿は石段を上った高台にあり、
拝殿を背に由比ガ浜と長谷の町が一望できます。
拝殿とその奥に本殿があり、拝殿の屋根は青銅で美しく、
「かつお木」という鰹節のような木が5本あり、
「千木」という交差して空に突き出た木がついています。
境内には五社明神と、拝殿右の苔むした階段を上ると、秋葉社という社があります。
境内にある大きなタブの木は「鎌倉と三浦半島古木・名木50選」に指定されています。
近くには川端康成の邸宅があり、小説「山の音」に登場する神社として
描かれていることでも知られています。9月初旬の例大祭は、
神輿や山車が出て賑わい、縁日も開かれます。
長谷の人々が大切に守り続けている行事です。
拝殿
新編相模国風土記稿に、「神明宮」は
「甘縄明神」と唱えられ臨済宗甘縄院が別当を勤めていたとある。
明治の神仏分離により甘縄院は廃絶し、
その後五社明神者が合祀され、昭和に入って甘縄神明神社と改称されました。
本殿
秋葉社
本殿の横辺りの境内社「秋葉社」
五社明神
拝殿左の境内社「五社明神」
参道にある「加賀屋邸」
鎌倉らしい和洋折衷の可愛らしい建物でした。