山王岩峰(570m) ゼンモン山(964.34m) イラアラ山(865m)・水窪ダムより




山王岩峰(570m) ゼンモン山(964.34m) イラアラ山(865m)・水窪ダムより

水窪ダム周辺の「水窪100山

「山王岩峰〜ゼンモン山〜イラアラ山」を歩いて来ました。

山王岩峰(さんのうがんぽう

標高 570m 登山日 2022年11月12日
山王峡を眺める山 水窪100山の一座
所在地  静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方

ゼンモン山

標高 964.34m 登山日 2022年11月12日
三等三角点(平松) 水窪100山の一座
所在地  静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方

イラアラ山

標高 865m 登山日 2022年11月12日
水窪100山の一座
所在地  静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方

難易度 ★★    オススメ  登山口(ナビ検索) 水窪ダム
スタート地点(09:35)→山王岩峰(09:49)→ゼンモン山(10:48)→イラアラ山(12:21)→水窪ダム(13:32)→ゴール地点(13:33) 所要時間 3時間56分 累積標高 1052m / 1021m 距離 8.7km
■水窪ダムは、静岡県浜松市天竜区水窪町(旧磐田郡水窪町)、天竜川水系水窪川の支流・戸中川に建設されたダム。電源開発が水力発電のため設けた高さ105メートルのロックフィルダムである。ダム湖(人造湖)の名は水窪湖という。戦後、日本全国各地で主として水力発電所の開発を進めていた電源開発は、天竜川において1956年(昭和31年)に佐久間ダムを、1958年(昭和33年)には秋葉ダムを完成させた。その後、天竜川の支流・水窪川の上流部にも開発の手が伸ばされる。1969年(昭和44年)5月24日、水窪川の支流・戸中川をせき止めるようにして高さ105メートルの巨大なロックフィルダムが完成した。総工費は110億円。 Wikipedia

水窪百山」は、NPO法人「山に生きる会」の皆さんが調査・整備を主目的としてリストアップした山のリストです。

山王岩峰登山口

水窪ダム手前のトンネル前登山口より

登山口はトンネルの両側にありますが、

「NPO法人山に生きる会」の登山口看板がある西側が解りやすい。

よく整備された登山道

大きなスギ林を抜けると峠に出る。

分岐にお地蔵様

分岐にはお地蔵さま、

この峠、地元の人の中では「コジイ峠」とも呼ばれているそうです。

水窪ダム

お地蔵さまがある分岐から少し登った所に水窪ダムの展望地。

ここからは静岡県に5基しかないロックフィルダムを正面から望むことができる。

水窪湖と奥には門桁山や三森山付近の眺望。

この水窪ダムは電源開発(株)の発電専用ダムで、

ここで取水された水は導水され、6km下流の水窪発電所に運ばれる。

山王岩峰(557m)

山王岩峰 


かって、山王峡という屏風のような絶壁が水窪ダム直下の戸中川両岸頭上にそそり立つ景観を訪れる人でにぎわっていましたが落石の危険があるということでバリケードが施され入ることができなくなっておりました。
山に生きる会ではあえてそこを「山王岩峰」眺める山として100番目にリストアップしました。
ところが、この度この絶壁のてんこちょ(てっぺん)に行くことができるようになりました。大発見です。
この頂上からは水窪ダムが眼下に眺められ、麻布山・三森山・ゼンモン山などの山々が眺められます。

(NPO法人山に生きる会 より)

水窪百山の山頂標識「山王岩峰(557m)」がある地点

行者が修行を積んだ所なのだろうか、古い仏像が入ったお社が建っています。

山標の下には二体の石仏。

さらに近くには不動明王像も

この先、国土地理院(570m)のピークへ

水窪ダム

水窪ダムは、静岡県浜松市天竜区水窪町(旧磐田郡水窪町)、天竜川水系水窪川の支流・戸中川に建設されたダム。電源開発が水力発電のため設けた高さ105メートルのロックフィルダムである。ダム湖(人造湖)の名は水窪湖という。

歴史

戦後、日本全国各地で主として水力発電所の開発を進めていた電源開発は、天竜川において1956年(昭和31年)に佐久間ダムを、1958年(昭和33年)には秋葉ダムを完成させた。その後、天竜川の支流・水窪川の上流部にも開発の手が伸ばされる。1969年(昭和44年)5月24日、水窪川の支流・戸中川をせき止めるようにして高さ105メートルの巨大なロックフィルダムが完成した。総工費は110億円。

周辺

浜松市中心市街地から天竜川を上流に向かって国道152号・秋葉街道を進み、船明(ふなぎら)ダム湖・秋葉湖(秋葉ダム湖)を経て大井橋に着く。天竜川と、その支流・水窪川の合流地点である。ここで天竜川に沿って進むと佐久間ダムに、水窪川に沿って上流へと進むと水窪ダムに至る。ダム左岸には石碑や案内板があり、右岸には水窪電源神社がある。堤頂は車道となっているが、ガードレールといったものは設けられていない点は留意しておきたい。

ダム湖の名は水窪湖(みさくぼこ)といい、コイやヘラブナ、冬はワカサギと釣りの名所として知られている。湖水はダムでせき止めた戸中川の水と併せて、同じく水窪川の上流・白倉川の水も取り入れ導水路を通じて送水されている。ダム湖に貯えられた水は左岸に設けられた取水口より導水路を通じて下流の水窪発電所に向け送水され、最大5万キロワットの電力を発生したのち佐久間ダム湖(佐久間湖)に放流される。水窪発電所では年間1億5,800万キロワット時という電力量を発生している。

もともと水窪川は佐久間ダムよりも下流で天竜川に合流する河川であるため、佐久間ダム下流の佐久間発電所では水窪川の水を利用できずにいた。新たに水窪発電所が完成したことで、同発電所で利用された水窪川の水が佐久間発電所においても利用できるようになった。これによる佐久間発電所の発生電力量の増加量は、年間1億2,300万キロワット時であるという。

Wikipedia

分岐へ戻りゼンモン山へ

歩きやすい登山道、山に生きる会の方に感謝です。

植林された木々の所々に自然林が残っており紅葉が綺麗でした。

ナダクマシロ山と常光寺山

ゼンモン山(964.34m)・三等三角点(平松)

水窪周辺には特に変わった名の山が多いが、この山も由来は分かってはいない。

禅門と書くのだろうか、近くには御寺沢(みてらさわ)という沢もある。

ゼンモン山からは尾根筋にスーパー林道へと続いているが、

この日はもう一座登るために東の急な尾根を下る。

脆い岩と柔らかい腐葉土とでとにかく足場が悪い

神経を使う下りを灰の沢林道まで

灰の沢林道が近づくにつれ、沢の音がどんどん大きくなっていく、

「灰の沢川」の起点看板や灰の沢取水ダム(堰堤)のある場所の少し手前に出る。

ここまでオフロード車ならば何とか来れる位の路面状況。

紅葉が綺麗な林道

この辺から荒れ方が酷く歩くのも大変

灰の沢(第一灰の沢橋より)

イラアラ山 取付き

灰の沢林道の右岸を詰め左岸に移り

大きなヘアピンカーブの所にイラアラ山への取り付き。

イラアラ山(865m)

イラアラ山も変わった名の山だが、

山というよりは、定光寺山へと続く北尾根途中のピークといった感じの所。

山頂周辺は平坦地となっており、

その昔、林業が盛んだった時代にはこの場所が集材した際の中盤台跡とされいたそうで、

大きな宿舎の残骸も残っている。

山頂に残っていた祠はその頃の物だろうか。

山頂の祠

このピンテを追うと常光寺山へと続いている。

あわよくばこの北尾根で常光寺山までとも考えていましたが、

この日はここで終了としました。

灰の沢林道へ下山

正面に先程までいたイラアラ山

名無しのトンネルを抜け林道「灰の沢線」起点へ

林道「灰の沢線」起点

この巨大な配管は水窪ダムからの水を水窪発電所へと送る導水管(水路橋)

舗装路をのんびり戻ります。

奥に見えるのは大野山と中根山から続く尾根。

山王岩峰と高森山

水窪ダムと麻生山

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