秋葉総本殿 可睡斎




秋葉総本殿 可睡斎

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本堂

公式HP http://www.kasuisai.or.jp

静岡県袋井市にある曹洞宗の寺院可睡斎に行ってきました。

遠州三山の一つ。花の寺としても名高く、春はボタン(60種、2,000株)、

夏は鷺草、秋には紅葉が堪能できます。

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宗派 曹洞宗(禅三派の第一)
山号 萬松山(ばんしょうざん)
寺号 可睡齋(かすいさい)徳川家康とのエピソードにより改名
創立 応永八年(1401年)
開山 如仲天誾禅師(じょちゅうてんぎんぜんじ)
本山 大本山永平寺(福井)・大本山總持寺(横浜)を両大本山とし、
總持寺の直末寺院です。
本尊 聖観世音菩薩を本尊とし、高祖承陽大師(こうそじょうようだいし)と
太祖常済大師(たいそじょうさいだいし)を両祖とします。
さらに宗派を越えて古来より火伏せの神とあがめられて
全国津々浦々に奉祀 されている秋葉様の日本唯一のご真躰を
安置されている秋葉総本殿三尺坊大権現の道場である。
宗旨 仏祖単伝の正法に遵い只菅打坐(しかんたざ)、
即心是仏(そくしんぜぶつ)を承当する事を宗旨とします。
教義 修証義(しゅしょうぎ)の四大綱領に則り、禅戒一如(ぜんかいいちにょ)、
修証不二(しゅしょうふに)の妙諦(みょうたい)を実践することを
教義の大綱とします。
境内 約十万坪
寺禄 十万石待遇の寺(江戸時代)にして住職は代々僧録司に任ぜられ、
伊豆、駿河、遠江、三河を治む僧録所(そうろくしょ)でした。
可睡斎 公式HPより

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山門

可睡斎は悠久六百年の歴史を刻む、徳川家康公が名づけた古刹。

現在は、曹洞宗・専門僧堂として多くの雲水(修行僧)が修行をしております。

東海道一の禅の修行道場にふさわしく、座禅・写経・精進料理まで

さまざまな修行体験ができます。

実は以前、宿坊に泊まり修行体験をしたことがあります。

仏教寺院における便所のことを東司(とうす)といいますが、

可睡斎はこの東司も非常に有名です。

唱和12年に作られた日本で一番古い水洗トイレなのですが、

見事に掃除がなされピカピカで美しいトイレです。

お話ではこの東司、なんと修行僧が素手で掃除するそうです。

中心には烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)という古代インドの神様が鎮座してます。

トイレとは思えない荘厳な雰囲気だったのを覚えてます。

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東司

また毎食後、ご飯茶碗の中にお茶を注ぎ、

茶碗に貼りついたご飯つぶを漬物で撫で取り頂きました。

これは「最後のこびり飯をも残さない」と「きれいに戻す」

という意味を持っているそうです。

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各種、修行体験は公式HPより http://www.kasuisai.or.jp

また、可睡斎には秋葉山のの神仏分離に伴い明治六年にご遷座された

秋葉三尺坊大権現様をまつる秋葉総本殿もあります。

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秋葉総本殿 三尺坊 御真殿

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江戸時代には「秋葉信仰」が盛んで秋葉参りには大勢の信者が集まり、

当時、秋葉山の山頂にあった秋葉寺の賑わいは

お伊勢参りをしのぐほどあったといわれています。

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御朱印

前途したとおり花の寺として名高く、

隣接する可睡ゆりの園やボタン苑では季節の花が楽しめます。

放生池では蓮の花が見ごろでした!

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放生池 魚藍観音

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水行地

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神輿殿

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