高野山 壇上伽藍 御社(みやしろ)・世界遺産




高野山 壇上伽藍 御社(みやしろ)

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高野山真言宗 総本山金剛峯寺 名所一覧
http://www.koyasan.or.jp/meguru/sights.html

山王院(さんのういん)の後ろに御社(みやしろ)がおられます。

ここまで来る方はほとんどいませんが、

こちらの社も重要な意味をもちます。

空海さんがここ高野山に開創にあたりこの領域は元々

丹生明神(にうみょうじん)の神領であったそうです。

そこで空海さんは山麓の天野社から地主神として

丹生明神を勧請し高野山の鎮守とされたそうです。

ここ真言密教の聖地で神仏習合の姿として寺社に鳥居のある姿を見ると大変喜ばしいです。

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御社(みやしろ)

お大師さまが弘仁10年(819年)に山麓の天野社から地主神として勧請し、
高野山の鎮守とされました。
高野山開創の伝承にもあるように、高野山一帯は元々この丹生(にう)明神の
神領であったと伝わります。
お大師さまは密教を広めるにあたり、
日本の地元の神々によってその教えが尊ばれ守られるとする思想を打ち出され、
神仏習合思想の大きな原動力にもなりました。
高野山においても修行者らを護り導くとされる四社明神への信仰は大変大切にされています。
社殿は三つあり、一宮は丹生明神、二宮は高野明神、
三宮は総社として十二王子・百二十伴神がまつられています。
丹生、高野明神社の構造形式は春日造で、
総社は三間社流見世棚造(さんげんしゃながれみせだなづくり)と呼ばれ、
どちらも檜皮葺の屋根で仕上げられています。
現在の社殿は文禄3年(1594年)の再建で重要文化財に指定されています。
山王院 山王院は御社の拝殿として建立された、
両側面向拝付入母屋造り(りょうがわめんこうはいつきいりもやづくり)の建物で、
桁行21.3メートル、梁間7.8メートルあります。
山王院とは地主の神を山王(さんのう)として礼拝する場所の意味であり、
現在の建物は文禄3年(1594年)に再建されたものです。
このお堂では、毎年竪精(りっせい)論議や御最勝講(みさいしょうこう)などの
重要行事や問答が行われ、高野山の鎮守たる明神(みょうじん)さまに神法楽(じんほうらく)
として捧げられます。
同様に毎月16日にも月次門徒・問講の法会が行われています。
高野山真言宗 総本山金剛峯寺

山王院の真裏にひっそりと佇む御社は

穴場的スポットなのでぜひ参拝してみて下さい。

御社(みやしろ)

住所 和歌山県伊都郡高野町高野山152
アクセス 南海りんかいバス「金堂前」・京奈和道「紀北かつらぎIC』
定休日 無休

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