登り尾(1056m)・静岡県賀茂郡河津町梨本




登り尾(1056m)・静岡県賀茂郡河津町梨本

静岡の百山の一座「登り尾 (登尾山)」へ

知る人も少ない変わった山名の 登り尾は、

天城峠の南東に位置する天城山系の一座です

二階滝駐車場より踊子歩道へ

さらに寒天橋から寒天林道の登山口からピストン

展望も無く地味ですが

アセビやヒメシャラの原生林が素敵な天城の秘境感溢れる山でした

登り尾(のぼりお)

標高 1056m 登山日 2019年12月29日
知る人の少ない天城の隠れた名山
所在地  静岡県賀茂郡河津町梨本

難易度 ★★     オススメ ★★ 登山口(ナビ検索) 二階滝駐車場
二階滝駐車場(10:50)→二階滝展望台(11:00)→登り尾(12:24~12:46)→寒天橋(13:45)→二階滝駐車場(13:54) 所要時間 3時間4分 累積標高 567m / 564m 距離 9.2km
■天城峠の南東に位置する山で天城山系の一峰。山稜はアセビやヒメシャラなどの自然豊かな山。近隣の天城主峰群に人気を取られ知る人も少ない静かな山である。
■登り尾から八丁池へと延びる稜線上の新山峠は古峠・新山峠・奥原を結ぶ「天城の古道」であり800年から400年程前まで使用されていたと推測される。源頼朝や文覚上人の越えた道である。
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「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

二階滝駐車場

国道414号、天城湯ヶ島から

新天城トンネルを抜けた先の二階滝駐車場より

駐車場より踊子歩道を1km弱

旧天城トンネルへ向け歩くと二階滝がある

踊子歩道

踊子歩道

踊子歩道は、小説「伊豆の踊子」の舞台となった天城路を歩く、「浄蓮の滝」から「湯ヶ野」までの約18.5kmのコースです。

東海道三島宿から下田へと続く古くからの伊豆主要道でもあった下田街道をたどることができます。今でも小説に描かれた当時を偲ぶ道標や天城街道(旧天城トンネル)や宗太郎杉並木などの見どころがそのまま残っており、四季折々の自然、温泉、歴史文化を楽しめます。

踊子歩道は整備された歩道ですが、距離が長いので自分の体力にあった無理のない計画をたてたうえでお楽しみください。

二階滝(にかいだる)

八丁池から流れ出る河津川に掛かる落差20mの滝

河津七滝(かわづななだる)同様に二階滝も(にかいだる)と呼ばれる。

静岡県賀茂郡河津町にある二階滝(にかいだる)は天城名瀑のひとつです。二階滝は八丁湖から流れ出る河津川の第一番目となる滝浄蓮の滝や河津七滝ほど有名ではないですが二段に分かれ20mの落差がある迫力のある滝です。

日本の道百選 天城路

寒天橋から旧天城トンネルとの分岐を寒天林道へ

河津川の水の音を聞きながら八丁池方面へ

林道沿いには杉の巨木が目立つ

三本の大杉「御礼杉」も対岸に

登り尾 全景

登山口

寒天林道は台風の影響で所々荒れています

ここまで登り尾を示す案内板は見当たらない

3km程度進むとようやく登り尾の登山口

登山口から沢に掛かる橋を渡り登山道へ

所々に案内板や樹名板があるものの、かなり昔に整備されたようで

木段は朽ち、倒木が多く歩きにくい

新山峠

昔は天城越えの道はここを通っていたといわれる新山峠からは

案内板等は無くなり踏み跡の薄い道へ

風力発電の風車が並ぶ三筋山 方面

広い暖斜面にブナ・ヒメシャラ・アセビなど 天城らしい雰囲気に

展望はないが深い山を味わいたい人には天国のような場所

ヒメシャラの群林が見事

登り尾(1056m)山頂

二等三角点

登り尾の山頂から登尾林道(奥原歩道)への

下山は困難との注意喚起がある

山頂から三蓋山 方面

寒天林道より 猿山

素直に来た道を戻り、

再度 二階滝を眺め駐車場へ

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