洒水の滝(しゃすいのたき)(日本の滝百選)・神奈川県足柄上郡山北町




洒水の滝(しゃすいのたき)(日本の滝百選)・神奈川県足柄上郡山北町

洒水の滝 / Wikipedia

洒水の滝(しゃすいのたき)は神奈川県山北町平山地区を流れる洒勾川の支流、

滝沢川に懸かる三段の滝、「日本の滝百選」の他「かながわの景勝50選」、

その水は「名水百選」にも選ばれています

鎌倉時代に文覚上人が修行した事でも知られています

七月の第四日曜日には、滝祭りが行われ勇壮な「滝太鼓」が演じられ

多くの人で賑わいます。

「洒水の滝」への散策路入り口には

10台程度の駐車場とトイレ

滝沢川にかかる橋を渡ると東光院の別院「丹沢山別院 最勝寺」

境内には文覚上人ゆかりの「平山洒水の滝不動尊常実坊」があります

東光院の別院「丹沢山別院 最勝寺」日本の滝百選にも選ばれている『洒水の滝』は最勝寺の境内にあります 洒水の滝は、鎌倉時代に源頼朝に挙兵を勧めたcが百日の荒行をしたと伝えられる滝です東光院は文覚上人をしのんで昭和56年に竹林を切り開いて、別院の最勝寺を開山しました。 境内には、『常実坊』という文覚上人ゆかり、洒水の滝を祀っている寺院もあります。

洒水の滝 案内板

滝へは滝沢川沿いに散策道を歩きます

洒水の滝 案内板

神奈川県指定名勝 洒水の滝

洒水の滝は足柄上郡山北町にあって、平山の滝、又は灑水の滝といわれていたが、いまは一般に洒水の滝と呼ばれている。その水源は西北を限る800m及び500mの連嶺の東南方山地の水を集めて流れるものである。
附近一帯の地質はよく磨かれた大小の礫を含む礫岩層で第三紀の足柄層と呼ばれている。
この足柄層の隆起に伴って生じた裂線を浸蝕する瀑流が、標高300mから200位の間で三段の瀑布となっている。
その高さは三の滝29.7m、二の滝16m、一の滝69.3mあって、以下滝沢川となって酒匂川に合流する。浸蝕谷の入口平山から滝壷までの間には礫岩層が至る所に横たわって滝沢川不断の浸蝕によって滝口が後退し、現在の絶壁に東面してかかっている滝は関東屈指の名爆である。(神奈川県指定名勝)

洒水の滝

名水百選 洒水の滝の碑

灑水

灑水は洒水(しゃすい)とも書きます。灑も洒もそそぐ・清らか・洗うという意味を持ちます。灑水は身をはじめとして道場や、いろいろな物を清めるときに使われます。散杖(さんじょう)あるいは灑水杖と呼ばれる木の棒で、器から少し灑水用の香水を取り、注ぐように撒いたり散布するように撒きます。

洒水の滝

酒匂川の支流・滝沢川から流れ落ちる洒水の滝は「日本の滝百選」、またその水は「全国名水百選」に選ばれている名瀑です。「洒水」=「しゃすい」の名は、密教用語で清浄を念じてそそぐ香水を指すといいます。雄大なその姿は三段からなり落差は一の滝は69m、二の滝は16m、三の滝は29mという豪快な滝で、古くから相模の国第一の滝とされ「新編相模国風土記稿」では「蛇水の滝」と記されています。この滝は鎌倉時代の名僧文覚上人が百日間も滝に打たれる荒行を積んだ地としても知られており、付近には文覚上人が安置したといわれる滝不動尊(不動明王「穴不動」)があります。毎年、7月第4日曜日に行われる「洒水の滝祭り」では、洒水太鼓をはじめとする太鼓の競演、滝不動尊境内での火祭りが行われます。火祭りの後御幣は無病息災のご利益があるといわれ、人々は競って持ち帰ります。

ここから望むことができるのは一の滝のみですが、

洒水の滝は三段(一の滝 69m・二の滝 16m・三の滝 29m・計114m)で構成されています。

新編相模国風土記稿では、「蛇水の滝」と記されており、

当時より相模国の最大の滝であったようです。

また、この滝は鎌倉時代初期に名僧文覚が開いた修行場としても知られています。

文覚は100日間も滝に打たれる荒行を積んだと言われており、

滝の手前には文覚が安置したとされる

不動明王を安置する「洒水の滝不動尊常実坊(穴不動)」があります。

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