吉野山 桜本坊(さくらもとぼう) 金峯山修験本宗
大峯山護持院 櫻本坊(桜本坊)H.P
大海人皇子(のちの天武天皇)が吉野離宮で修養していたとき、
冬の日に桜が咲き誇っている夢を見、その後皇位に就けたことから
その桜の木の下に寺院を建立、桜本坊となりました。
修験道の道場として多くの修験者を集めており、春のみ宿坊もあります。
山門(仁王門)
桜本坊
桜本坊は、天武天皇が桜の吉夢を見て建てた古刹で、
以来千数百年法灯が絶えることがなかった。
しかし明治初年の廃仏棄釈によって一時は時寺も衰えた「受難」の寺であったが、
その後大いに復興し、現在は山伏文化の殿堂と称せられるほど宝物も多く、
金剛釈迦如来の推古仏(重文)、藤原時代の木造地蔵菩薩坐像(重文)、
鎌倉時代の木造役行者倚像(重文)をはじめ、金峯出土の線刻金剛蔵王権現鏡像ほか、
修験道に関する古文書、大峯絵巻や桜絵巻など、数多く蔵している。
また本坊は役行者感得の聖天(大聖歓喜天)を併祀し、
「吉野の聖天さんとして春秋の大祭には家運繁栄を祈る人たちでにぎわう。
本坊も宿坊であるため、客殿をもち、大広間を天武天皇ゆかりの日雄殿と称している。
なお、境内には県下でも珍しい、樹齢約350年をへた「ギンモクセイ」の巨木があり、
県指定の天然記念物に指定されている。
本堂
「本堂」の本尊は、鎌倉時代の木造彩色役行者倚像(重文)を祀る。
その他当坊には、金銅釈迦如来の推古仏(重文)、
木造地蔵菩薩坐像(藤原時代:重文)を始め、金峯山出土の線刻金剛蔵王権現鏡像ほか、
修験道に関する古文書などを、多数蔵している。
聖天堂
役行者が感得したという大聖歓喜天が祀られており、
「吉野の聖天さん」として親しまれています。
その聖天さんのお姿は厨子の扉が閉まっているので
拝見することができませんが、毎年10月1日に開帳されるようです。
弘法大師堂
弘法大師堂は徳川家康公の霊所となっており、
歴代徳川将軍の位牌がまつられています。
かつて豊臣秀吉が吉野で花見の宴を開いた際、
桜本坊が徳川家康の本陣となったのがきっかけのようです。
それ以来、ここは徳川家の菩提所となり、
歴代の諸霊がまつられることとなったそうです。
8時から、まだ開いて居ません。 拝観料は¥400-
手水舎
吉野山をぐるっと周り、如意輪寺から沢に降り
桜本坊の下の門にたどり着きました。
ちょうど門を通ると12時の音楽が流れます。
桜本坊(さくらもとぼう)
エリア 上千本
住所 〒639-3115 吉野郡 吉野町吉野山1269
TEL 0746-32-5011
駐車場 専用駐車場なし
アクセス ロープウェイ吉野山駅下車 徒歩約20分
宿坊 あり(詳しくは直接、寺社にお問合わせください)
ホームページ http://www.sakuramotobou.or.jp/
御朱印