横尾山(1818m)・信州峠より
瑞牆山と小川山に登った後、
山梨県と長野県との県境にあたる「信州峠」から、
山梨百名山の「横尾山(よこおやま)」に登ってきました。
山頂の手前にある、明るく広々とした「カヤトの原」は、
八ヶ岳や富士山も望める大パノラマの草原で、
この先、山頂まで見晴らしの良い稜線歩きが楽しめます。
信州峠から山頂までは1時間30分程度と比較的手軽な山で、
シーズンになると、レンゲツツジやアヤメなどの花も楽しむことができます。
横尾山(よこおやま)
標高 1818.21m | 登山日 2023年10月28日 |
山梨百名山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村御所平 |
難易度 ★ オススメ ★★★ | 登山口(ナビ検索) 信州峠 |
スタート地点(05:00)→カンマンボロン(05:41)→大ヤスリ岩(06:42)→瑞牆山(06:52~7:07)→P2213(07:46)→瑞牆山東尾根分岐(07:57)→シオサブ(08:33)→小川山(08:49)→シオサブ(09:01)→瑞牆山東尾根分岐(09:27)→八丁平登山道分岐(09:39)→小川山・瑞牆山分岐(10:04)→富士見平小屋(10:12)→信州峠(11:02)→カヤトの原(11:35)→横尾山(11:56)→カヤトの原(12:15)→信州峠(12:35) 所要時間 5時間39分 累積標高 1342m / 1344m 距離 12.8km | |
■横尾山(よこおやま)は、山梨県北杜市(旧北巨摩郡須玉町)と長野県南佐久郡川上村の境にあり、秩父山地の西端域にある山。標高1,818m。 山梨百名山の1つ。山頂は東西に長く伸びている(尾根が横に長い)。南麓に黒森鉱泉がある。北西方面にシャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳があり、その先には野辺山高原がある。富士川(太平洋へ注ぐ)と千曲川(信濃川となって日本海へ注ぐ)の分水嶺。 初夏、6月中旬頃まで、レンゲツツジが咲く。 |
瑞牆山
みずがき山自然公園からクリスタルラインを経て、
山梨県道610号(原浅尾韮崎線)へ
「信州峠」まで向かう途中、紅葉が見頃でした。
山梨県道610号より
信州峠(1470m)
山梨県と長野県との県境、「信州峠」の空き地に10台程度駐車可能なスペースがあります。
(トイレ無し・電波有り)
信州峠は冬季閉鎖されることはなく通年で通行可能です。
横尾山 登山口
登山口は駐車場から道路を挟んだ向かいにあります。
横尾山は意外にも人気の山で、到着が遅いと満車となっているケースも多いそうです。
この日も、ギリギリ1台分のスペースが残っているのみでした。
登山口から案内板があり、整備された道が続きます。
登り始めは、なだらかな笹の道を行きます。
信州峠から横尾山の山頂までは、山梨・長野県の県境ルートとなります。
笹とカラマツ林、奥に見えるピークは「カヤトの原」です。
なだらかな道から急登へ、
標高差250m程を登ると、広々とした草原が見えて来ます。
カヤトの原(1751m)
カヤトの原まで登る。
辺りには、ススキが刈り取られ、広々とした休憩適地が何ヶ所かあります。
小川山・瑞牆山
登り切った目の前に、
ちょうど先ほど歩いて来たばかりの小川山〜瑞牆山の稜線を望みます。
右に目を向けると曲岳〜茅ヶ岳〜金ヶ岳の展望。
曲岳〜茅ヶ岳〜金ヶ岳
カヤトの原から先も見晴らしの良い稜線歩きが続きます。
ここからは瑞牆山・金峰山・富士山・南アルプス・八ヶ岳など
360°の大パノラマを楽しむことが出来ます。
季節になると草原には、レンゲツツジやアヤメなど様々な季節の花が咲き、
大展望に彩りを添えます。
北側 川上村方面
男山〜天狗山の稜線、 右奥に見えるはずの浅間山は雲に隠れて見えません。
山間部にはこの地域名産のレタス畑が広がります。
小川山〜瑞牆山〜金峰山
南側の展望、この日残念ながら富士山は見えませんでした。
横には黒富士〜曲岳〜茅ヶ岳〜金ヶ岳が連なります。
西側、朝には見えていた、南アルプスの上部には雲が掛かってきています。
南アルプス
横尾山 山頂と八ヶ岳
草原地帯を抜けて、山頂に近づくと徐々に狭い尾根道となり、
足場の悪い岩場も多くなって来ます。
気をつけて進めばやがて山頂へと至ります。
横尾山(1818.21m)
二等三角点(横尾山)
山梨百名山の他、幾つかの山標が建つ山頂。
山名の由来は、そのまま(尾根が横に長い)から名付けられたといいます。
山頂一帯はあまり広くなく、数組休憩すれば一杯になってしまいそうです。
横尾山山頂より
山頂からも西側に展望がありますが、
断然「カヤトの原」からの展望がおすすめです。
このまま来た道を信州峠まで戻り、終了しました。