谷川岳・トマの耳(1963m) オキの耳(1977m)




谷川岳・トマの耳(1963m) オキの耳(1977m)

日本百名山の一座にも数えられる人気の山「谷川岳(たにがわだけ)」へ

今回は谷川岳ロープウェイ(谷川岳ヨッホ by 星野リゾート)を利用して

お手軽に登ってきました。

谷川岳(たにがわだけ)

標高 トマの耳(1963m) オキの耳(1977m) 登山日 2025年6月21日
日本百名山 新日本百名山
所在地 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

難易度 ★     オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 谷川岳ヨッホ
土合口駅/谷川岳ベースプラザ(7:00)→田尻尾根登山口(7:07)→天神平(7:15)→天神尾根・田尻尾根分岐点(7:23)→天神平・天神峠分岐点(7:29)→熊穴沢避難小屋(7:42)→天狗の留まり場(8:03)→天神ザンゲ岩(8:19)→谷川岳・肩の小屋(8:35)→トマノ耳(8:41)→谷川岳(8:53)→トマノ耳(9:30)→谷川岳・肩の小屋(9:33)→天神ザンゲ岩(9:43)→天狗の留まり場(9:54)→熊穴沢避難小屋(10:08)→天神平・天神峠分岐点(10:20)→天神尾根・田尻尾根分岐点(10:25)→天神平(10:31)→田尻尾根登山口(10:40)→谷川岳山岳資料館(10:45)→土合口駅/谷川岳ベースプラザ(10:48)→谷川岳インフォメーションセンター(10:56) 所要時間 3時間55分 累積標高 1438m / 1449m 距離 12.7m
■谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。
トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。
元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。
昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。
谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。
登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。
日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。
標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。
昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。
昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。
ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。(ヤマケイオンラインより)

日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆。文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。

谷川岳インフォメーションセンター

谷川岳インフォメーションセンター前駐車場
所在地     〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽字湯吹山地内
駐車台数    約200台
駐車料金    \200-
標高      712m
谷川岳インフォメーションセンター
開館時間    通年
営業期間    9時~16時まで(11月中旬~5月下旬は10時~15時まで)
電話番号    0278-25-8830
ホームページ  https://tanigawa-ic.com/
関越自動車道の水上インターを出たら左折し、国道291号に入ります。国道291号を経由して13㎞、土合駅を過ぎた場所で、谷川岳ロープウェーの少し手前に新設されたインフォメーションセンターの駐車場に到着します。道中に通行困難個所はありません。

谷川岳インフォメーションセンター前駐車場 (¥200-)よりスタート。

晴れ予報のはずでしたが残念ながら雨。

谷川岳ヨッホ by 星野リゾート

運航期間     2025年4月19日(月)~11月16日(日)

時間       8:00am~5:00pm(土日祝は7:00am~)

料金

ロープウェイ往復    大人3,000円・子ども(小学生)1,500円

ロープウェイ+リフト  大人3,500円・子ども(小学生)2,000円

山麓標高     746m(土合口駅)

山頂駅標高    1319m(天神平駅)

高度差      573m

全長       2400m

所要時間     約15分

定員       22人

アクセス

JR上越新幹線上毛高原駅より「谷川岳ロープウェイ行」バス(関越交通)で約50分

マイカー

関越自動車道水上ICより14km25分
立体駐車場あり。駐車料金1日500円(約700台)

今回はロープウェイ(谷川岳ヨッホ by 星野リゾート)を利用。

1時間弱待ち7:00の第一便に搭乗。

運賃は経営者が代わり値上がり(¥3000- 往復)

土合口駅

標高746mの「土合口駅」から、約15分かけて標高1319mある「天神平駅」に到着

登山道が何処かわからない程に真っ白でした。

アカモノ

ゴゼンタチバナ

岩の急登が続きます。

蛇紋岩質なため滑りやすい、特に下りは注意が必要です。

ガスのため見所も無く雪渓の下へ。

ここまで雪解け水のため、登山道が水浸しでした。

見た目以上に斜度が有ります。軽アイゼンを装着して通過。

雪渓を通過すると標高1908mにある「谷川岳肩ノ小屋」へ。

2003年7月5日に開設された新しい小屋です。

冬期を除いて管理人が常駐し、事前予約で食事付きの宿泊も可能となっています。

肩ノ小屋(1908m)

谷川岳 肩ノ小屋

標高     1908m

開設期間   4月下旬~11月上旬

施設利用料  トイレ利用チップ 100円

宿泊料金   大人\11500-(朝夕お弁当付き)・大人¥10000-(朝夕食)

ホームページ R7度_山小屋利用案内リーフレット

谷川岳肩ノ小屋の避難小屋新築と休憩所改修の工事が終了し、2003年7月5日にオープン致しました。新しい肩ノ小屋には冬期を除いて管理人が常駐し、登山者への対応をすることになりました。4月下旬にオープンし、11月上旬クローズとなります(シーズンによって異なりますのでご確認ください)。尚、休憩小屋については年中利用可能です。

トマの耳への登り

肩ノ小屋まで登ると雲の上に出て、見事な快晴となりました。

眼下に広がる雲海が綺麗でした。

谷川岳 トマの耳(1963m)

谷川岳は「耳二ツ」と呼ばれていたそうで、沼田市や月夜野町 方面から見ると、

ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、

手前を「トマの耳」、奥の高い方の峰は「オキの耳」と呼ばれています。

オキの耳(1977m)・一ノ倉岳(1974.1m)

トマの耳は古くから薬師岳と呼ばれていたそうで、

山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたといいます。

オキの耳には、富士山の浅間菩薩が降臨したとの伝説も残り、

別名谷川富士とも呼ばれています。

目の前を流れる滝雲。

右奥に苗場山や妙高山・火打山も見えています。

雲海から巻機山(左)

続いてオキの耳へ、振り返ってトマの耳。

ユキワリソウ、道中沢山咲いていました。

ウメバチソウ

谷川岳 オキの耳(1977m)

山頂よりトマノ耳

一ノ倉岳(1974.1m)

天神平駅へ

気軽に来れる人気の山ということもあり下山は大混雑。

初心者から上級者まで楽しむことが出来る懐の広い山だと思います。

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