富士山本宮浅間大社奥宮 富士山頂
富士山本宮浅間大社 H.P
http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
富士宮口の頂上に富士山本宮浅間大奥宮が鎮座します。
元は富士山村山口登山道と呼ばれた現在の地には
富士山興法寺を形成する大日堂があったが、
神仏分離令により仏像が取り除かれ、
現在は浅間大社奥宮として管理されています。
案内板にもある通り、富士山の八合目より先は
富士山本宮浅間大社の境内となります。
八合目登山道脇にある一の鳥居。
九合目の登山道入り口の二の鳥居
ここから最後の急な登りが登山者を待ち受ける
昨年建て替えられた
最後の鳥居をくぐると富士宮口 富士山頂へ
奥に見える鳥居は駒ケ岳の頂
富士山本宮浅間大社奥宮
なんと4日前の11日に
76年ぶりに鳥居が新しくなったそうです。
富士山本宮浅間大社
御祭神
主神 木花之佐久夜毘賣命
配祀 天津日高日子番能邇々芸命
大山津見神御由緒
人皇第七代孝霊天皇の御代、富士山が 噴火し、
人民が難散し国内が荒れ果てた ので、第十一代垂仁天皇の御代に至り、
富士の神霊を山足(山麓)の地に鎮祭した。
これが浅間大社の創祀である。
第十二代 景行天皇の皇子日本武尊が東征の際、浅 間大神の神助を畏み、
山宮の地(現在地の 北方六キロ)に篤く大神を祭られた。
その後、平城天皇の大同元年(八〇六)坂上田村麿が勅命に依り、
神霊を山宮より大 宮(現在地)に遷し奉った。
以来実に一千百 余年、全国一千三百余社に及ぶ浅間神社 の総本宮として、
全国的に篤い崇敬をあ つめている東海最古の名社である。
古来、朝廷の尊崇極めて篤く、延喜の 制では名神大社に列し、
駿河国の一宮と して崇められた。
武家時代に入ってから は、源頼朝をはじめ、北条義時、武田信 玄、同勝頼、等の
各武将は、それぞれ神 領や神宝を献納して篤く崇敬した。
特に徳川家康は天下を平定した、奉賛 のため、慶長九年(一六〇四)に
本殿以下の諸社殿を奉建し、更に富士山八合目 以上を社地として寄進した。
本殿は二層の楼閣をなし、浅間造りと 称し重要文化財に指定されている。富士山信仰
霊峰富士山は、古来浅間大神の鎮まり 坐す神体山として、
全国の登拝者の最も 尊崇するところである。
頂上には奥宮、 久須志神社の二社が鎮坐しているが、
共 に浅間神社の奥宮で、八合目以上はその 聖域にして境内地である。祭礼神事
例祭 十一月 四日
流鏑祭 五月 五日
御田植祭 七月 七日
開山祭 七月 七日
閉山祭 九月 七日富士山本宮浅間大社の栞
第七代、孝霊天皇の御代富士山が噴火し鳴動常なく人民恐れて逃散し
年久しく国中が荒れ果てたので第十一代垂仁天皇は其の三年に
浅間大神を山足の地に祭り山霊を鎮められた。
これを当浅間大社の起源とする。
ついで第十二代景行天皇の御代日本武尊が東夷御征伐の時駿河国に於て
賊徒の野火に遇われたが富士浅間大神を祈念して其の災をのがれた給い、
その賊を征服するや山宮の地(大宮の北方約6キロ)に於て厚く大神を祭られた。
其の後第五十一代平城天皇の大同元年坂上田村麿勅を奉じて
現在の大宮の地に壮大な社殿を営み山宮より遷し鎮め奉った。
爾来一千百余年全国一千三百余に及ぶ浅間神社の総本社として
全国的崇敬をあつめる東海の名社となっている。
古来朝廷の御尊崇極めて厚く延喜の制には名神大社に列し、
駿河国一宮として勅使の奉幣神領の御寄進等にあずかり、
武家時代に入るや源頼朝は神領を寄進し、
北条義時・足利尊氏同義持等何れも社殿を修営し、
武田信玄・同勝頼父子は諸種の宝物を献上し社殿を奉建し、
豊臣秀吉も亦神領を寄進した。
慶長九年徳川家康は戦国擾乱の鎮静と将軍宣下の奉賽のため
本殿・拝殿・楼門その他を奉建し更に同十一年には
富士山八合目以上を当社へ寄進した。
爾来徳川氏は本社を崇敬すること極めて深く、
家光は社領を献じ家綱・綱吉・家治・家斉・家定・家茂等も
夫々祈祷料・修理料を寄進した。
又室町時代に始まった富士登拝は江戸時代に入って
いよいよ殷盛を極め以来今日に至っているが、
本宮所在の大宮は富士山表口と称せられ関西方面から来る
道者(どうじゃ)の登山口たることは勿論、特に本宮を崇敬する
関東、東北の道者も此の道を選び、又甲斐、信濃より来る道者も少なくなかった。
彼等は社人中特定の道者坊に着いた後本宮に参詣し、
更に境内の湧玉池にて斎戒沐浴して登山するのを習いとした。
明治に及んでは其の四年五月十四日国幣中社に、
同二十九年七月八日官幣大社に列せられた。
「國鎭無上嶽」の文字
日々、国の安泰を祈ってくれています。
無垢の雰囲気残る奥宮内
震災時に奥宮は大きく損傷しました。
それ以降、本殿以下全ての社殿を解体し御造営されてきました。
神霊の憑代で、富士大宮司の紋である
ご神紋の「棕櫚の葉」と富士山
奥宮横には郵便局があるのは有名。
改めて、頂上からハガキを出してみるのも素敵かもしれません。
御朱印
富士山頂で頂くことができる御朱印は奥宮と
久須志神社の二種。
共に朱肉の色が濃く感じるが、
これは富士山の岩を混ぜられているからなのだそうです。