鳳来寺山(695m) 棚山(760m) 宇連山(929.7m)・縦走
鳳来寺山・棚山・宇連山と合わせて縦走してきました。
玖老勢の利修仙人コースから鳳来寺山
東海自然歩道を経由して棚山・宇連山へ
再び東海自然歩道から棚山高原へ戻り
副川寝観音を大石集落に下りました。
マイナールートならではの見処や展望スポットがあり
三河名山2座を巡る楽しいコースです。
鳳来寺山(ほうらいじさん)
標高 695m | 登山日 2018年12月30日 |
奇石・複雑で険しい地形、山岳仏教の修験場を歩く | |
所在地 愛知県新城市 |
棚山(たなやま)
標高 760m | 登山日 2018年12月30日 |
副川寝観音から高原を目指す | |
所在地 愛知県新城市 |
宇連山(うれさん)
標高 929.7m | 登山日 2018年12月30日 |
花・滝・紅葉と四季楽しめる山 | |
所在地 愛知県新城市 |
難易度 ★★ オススメ ★★★ | 登山口(ナビ検索) 玖老勢 |
玖老勢登山口(8:41)→瑠璃山(10:01)→鳳来寺山(10:07)→棚山(11:41)→宇連山(12:42)→大石 登山口(13:49)→玖老勢登山口(15:59) 所要時間 7時間19分 高低差 812m 累積標高 1340m / 1350m 距離 18.4km | |
■玖老勢登山口からは鳳来寺を開山したと伝わる利修仙人の護摩所を通過する「利修仙人コース」が整備されている。護摩所までは案内板や登山道も整備されていますが、それ以降は道が険しいので注意が必要です。 ■鳳来寺山から棚山高原までは東海自然歩道が通っており道も明瞭ですが、棚山山頂から宇連山までは岩場も多いです。 ■棚山高原からは大石集落までは山寺観音コース(副川寝観音)が整備されています。 ■ー |
玖老勢の登山口より
利修仙人コースへ
林道の車の通行止め部分横から山道へ
しばらく尾根を登ると
利修仙人護摩所へ
鳳来寺山を開山したと伝わる
利修仙人の修行の場と伝わる聖地です。
利修仙人護摩所
妙法蓮華経・南無阿弥陀仏
利修仙人
鳳来寺山はもと桐生山(きりゅうさん)といって、
高さが150mもある桐の木が生えていました。
古い木なので洞があり、龍や鳳凰という美しい大きな鳥が住みついていました。
千四百年ほど前、仙術という超能力を身につけた利修仙人が
この山へ来て修行をはじめ、鳳凰を操って空を飛んだりしていました。
千三百年ほど前のことです。
文武天皇(もんむてんのう)が病気になってなかなかなおらないので、
霊力を持つといううわさの高い利修仙人にご祈祷してもらおうということになりました。
そして、草鹿砥公宜(くさかときんのぶ)という人が天皇の使いとして、
利修仙人に頼みにきました。仙人は鳳凰に乗って都へいき、
一心にお祈りをして天皇の病気をなおしました。
病気の全快を喜んだ天皇は、利修仙人を開山として、桐生山に立派なお寺を建てました。
そして、鳳来寺と名付けました。そこから鳳凰が来たという意味です。
それから桐生山を鳳来寺山とよぶようになったということです。
利修仙人護摩所
鳳来寺山を開いた利修仙人は、ここで護摩を焚いて修行を積み、
悟りを開いたといわれています。
やがて仙人が鳳来寺に移られても、地元の人々はこの場所を
「仙人様」と呼び、参拝を続けました。
現在も山麓の集落の人々によって祀られています。
石像は元禄六年(1693)四月に建立されたものです。
利修仙人は、挑戦に渡って不思議な力を身に付け、
どんな病気も治し、鳥にのって自由に空中を駆け巡ることができたといいます。
玖老勢の町並み
棚山 宇連山
巨大な一枚岩
岩尾根を登っていきます
鎖のない岩場なので注意が必要です
石巻山 豊橋市街 三河湾も見えます
鳳来寺山(695m)山頂
人気の鳳来寺山もさすがに人が少ない
続いて棚山高原方面へ
東海自然歩道絵図
東海自然歩道 瑠璃山(965m)を通過して
宇連山・(三ツ瀬)明神山
宇連山・棚山
すごく素敵な道です
玖老勢峠
玖老勢峠まで約300mを下ります
鳳来寺山
振り返ると鳳来寺山
棚山高原と 棚山・宇連山方面との分岐を右へ
東海自然歩道は左へ続きます。
笹の道
棚山(760m)山頂
展望はありません
棚山山頂から少し先の岩場より
静岡や東三河の山々
宇連山の山道に合流
(三ツ瀬)明神山
宇連山(929.7m)山頂
二等三角点
山頂より
(三ツ瀬)明神山と南アルプスの山々
山頂から少し下り
東海自然歩道へ合流
一旦林道まで、
綺麗な川沿いの道
東海自然歩道は林道を交差しながら続きます
バンガロー 廃墟が寂しい
棚山高原
右 「副川寝観音」方面へ
副川寝観音 分岐
途中には観音様が1〜23番まである
十丁の丁目石も
山寺観音コース(副川寝観音)入口
大石バス停へ