日金山(771m) 岩戸山(734m) 十国峠・静岡県熱海市伊豆山




日金山(771m) 岩戸山(734m) 十国峠・静岡県熱海市伊豆山

伊豆箱根鉄道十国鋼索線  Wikipedia

熱海市の北に位置する通称「十国峠」と呼ばれる日金山

山中には273年に松葉仙人 開祖と伝わる「東光寺」が鎮座

境内から続く「岩戸山」まで、花の時期にはヤマボウシやハコネウツギが群生する

人気の縦走路を歩いてきました。

日金山(ひがねさん)十国峠

標高 771m 登山日 2019年11月2日
山頂からは富士山の展望 十の国と五つの島を見渡すことができる
所在地  静岡県田方郡函南町桑原

岩戸山(いわとやま)

標高 734m 登山日 2019年11月2日
十国峠から東に延びる尾根上にある花の山
所在地  静岡県熱海市伊豆山

難易度      オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 熱海峠料金所
スタート地点(10:31)→日金山霊園(10:44)→十国峠(10:52~11:00)→日金山霊園(11:06)→日金山東光寺(11:10~11:14)→湯河原分岐点(11:16)→岩戸山(11:33)→笹の広場(11:48)→湯河原分岐点(11:52~11:58)→日金山霊園(11:59)→ゴール地点(12:06) 所要時間 1時間35分 累積標高 270m / 269m 距離 6.7km
■十国峠(日金山)山頂は、その名の通り十国「伊豆・駿河・遠江(とうとうみ)・甲斐・信濃・武蔵・相模・安房・上総(かずさ)・下総(しもうさ)」と五つの島を見渡すことができる絶景ポイント、富士山の好展望地でもあります。
■湯河原から熱海へと続く約2時間15分の日金山ハイキングコース「石仏の道」は、地元の人なら一度は歩くと言われる隠れた名ルート。200年以上前、名主・今井半太夫が亡くなった子息の菩提を弔うために石仏を寄進し、その後、熱海に縁のあった人々が熱海・泉方面から日金山東光寺まで一丁ごとに地蔵を寄進したそう。一体ごとに異なる表情の仏様に見守られながら、のんびり楽しむ山歩き。ゴールの十国峠では、ご褒美に壮大な富士山の景色が待っています。
■熱海温泉の北部、展望の名所として知られる十国峠から東に延びる尾根上にあり、伊豆の山と海の眺めが良い。十国峠からのハイクは展望を堪能できる。
この展望は昔から有名で、鎌倉幕府三代将軍の源実朝は「箱根路をわがこえくれば伊豆の海やおきのの小島に浪のよるみゆ」と詠んでいて、この石碑も十国峠周辺にはある。 Yamakei Online
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「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

伊豆スカイライン前 駐車場よりスタートしましたが、

日金山霊園へと上がる手前に広い駐車場があります。

日金山霊園

姫の沢公園

アスレチックが楽しめる「姫の沢公園」

園内で見られる植物はおよそ600種と植物園のような環境

目の前には「峠の広場」

一面刈り取られた芝生広場にはフリードックランエリア

源実朝の歌碑

「箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ」

源実朝が箱根権現・伊豆山権現・三嶋大社を参拝する

「二所詣」の際に詠んだ源実朝の歌碑がある。

山頂へと続く道

山頂の展望台

日金山(977m) 十国峠

伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模の

十ヶ国が見渡せることから十国峠と名付けられました

動く大地を眺める

南から来た火山の贈り物

本州で唯一、フィリピン海プレート上に位置する伊豆半島は、かつては南洋にあった火山島や海底火山の集まりでした。この海底火山群は、プレートとともに北上し、本州に衝突して半島になりました。約600万年前の出来事です。伊豆半島では現在も火山活動や地殻変動が続いており、これによって豊かな温泉や湧水などの恵み、変化に富んだ地形をもつ魅力的な半島が形作られています。

ここ十国峠からは伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模の十ヶ国を見渡すことができますが、それだけではなく、地球の表面を覆う「プレート」のうち4つのプレートや、火山が長い時間をかけて作り出した地形を一望できます。眼下に見える駿河湾は、伊豆半島を含むフィリピン海プレーが本州の下に沈み込んでいる場所で、この湾の向こう側はユーラシアプレートです。晴れた日には、伊豆と本州の追突に伴って隆起した南アルプスの山々を遠くに望むこともできます。十国峠からの景色は伊豆と本州の衝突という大事件を私達に物語っているのです。

箱根方面

熱海市街

十国碑の「いしぶみ」

周囲の十国五島を記した十国碑の「いしぶみ」は

天明3年(1783)当時の熱海里長により建立されました

十国峠「お願い地蔵」

十国峠ケーブルカー「十国峠駅」

愛鷹連峰

沼津アルプス

伊東方面

真鶴岬と岩戸山

日金山東光寺へ

日金の伝三仙人塚

日金山東光寺

十国峠(日金山)の近くにある日金山 東光寺へ 273年に松葉仙人 開祖と伝わる伊豆でも最も古い神社(現在は寺院)です。元々は源頼朝が崇敬した伊豆山神社の元宮でした。

本堂

駿東郡や伊豆半島の一部では

人は亡くなるとその魂は日金山へ行くと言われており、

春秋の彼岸には多くの人が登拝するそうです

参道の石仏

丁仏参道、36丁目の先の分岐を岩戸山方面へ

岩戸山(734m)山頂

三等三角点

相模湾を望む

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