波小僧「浜岡砂丘 白砂公園」(遠州七不思議)・静岡県御前崎市池新田




波小僧「浜岡砂丘 白砂公園」(遠州七不思議)・静岡県御前崎市池新田

波小僧 / Wikipedia

静岡県御前崎市にある浜岡砂丘は南遠大砂丘の一部で、

御前崎遠州灘県立自然公園に指定されています

この辺り、御前崎から伊良湖岬までの遠州灘一帯で起こる自然現象を

「遠州灘の海鳴り」「波小僧」と呼ばれ遠州七不思議」の一つに数えられています

波小僧の伝承は旧遠江国一帯で広く親しまれており、

浜岡砂丘の入り口には「波小僧の像」が建立されています

遠州七不思議(えんしゅうななふしぎ)とは、静岡県の遠州地方に伝わる七つの不思議な物語のことです。遠州七不思議といっても組み合わせには諸説あり、合わせると7つ以上存在します。地域によって話が違っていたり、一定したものではないようです。

浜岡砂丘

「遠州のからっ風」と呼ばれる強い西風により

天竜川の土砂が運ばれ形成されました

天候の変わり目に突然鳴り出し、

鳴り止まない海鳴りを「遠州灘の海鳴り」「波小僧」と呼ばれており、

環境庁が定めた「日本の音風景100選」にも選ばれています。

波小僧

「波小僧」の伝承

奈良時代の僧・行基が年老いた母の快癒を祈願して2体の藁人形を作り、田植えをさせた。行基は田植えを終えた藁人形に読経を聞かせた後、風雨の災害が起きる時は必ず事前に人々へ知らせるよう言い聞かせて久留女木川(都田川の旧称)へ流した。藁人形のうち1体は海へ流れ着き、漁師が仕掛けておいた網に引っかかる。海から引き上げられた波小僧は漁師に命乞いをし、助けてくれれば波の音で天気を知らせると約束する。漁師は波小僧を網から解放し、波小僧は海の向こうへ姿を消した。こうして遠州灘の波の音は「雷三里、波千里」と呼ばれる地鳴りに似た独特の響きを持つようになり、漁師たちは波の響きが南東から聞こえれば雨、逆に南西から聞こえれば晴れと知ることが出来るようになった。 Wikipediaより

遠州灘は静岡県の太平洋につきでた御前崎から愛知県伊良湖岬までの冲の海面を言います

この海岸の特殊な海鳴りを「遠州灘の海鳴り」と言います。

とくに天候の変わり目のときなどには、

普段の磯の潮騒とはまったく異なった、一段と高い波音をたて、

その音は古来から「波小僧」と称され、多くの人々に親しまれてきました。

「波小僧」は遠州七不思議のひとつ、波の音、伝説に登場する。ある時、漁師の網に波小僧が入った。波小僧は命乞いをして「私を助けてくれれば、雨風をあらかじめ知らせます」と約束した。それから、天気が変わる時には波の音が聞こえると言われている。

新野川「すかの橋」波小僧 像

浜岡砂丘 白砂公園 案内板

白砂公園は浜岡砂丘の入り口にある公園です

松林が続く散策路では、砂丘に生息する様々な草花と出会うことができます。

白砂橋

ひょうたん池

展望台

浜岡砂丘さくら祭り

用水沿いにある太平洋岸自転車道の左右600mに

約230本の満開の河津桜が咲き誇ります

(開花時期例年 2月中旬~3月中旬)

2000年以降に植樹したので樹高が低く、手を伸ばせば花に届きそうなほど

道幅があまり広くないので、左右の桜を一目で見渡せます。

華やかな色合いの河津桜を間近で鑑賞できるのは魅力的です

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