青羽根 大井神社(大井神社の大スギ)・静岡県藤枝市岡部町青羽根




青羽根 大井神社(大井神社の大スギ)・静岡県藤枝市岡部町青羽根

朝比奈川の支流 青羽根川の上流部に位置する青羽根 集落

800年程前の富士川の合戦で敗れた平家方の落人が隠れ住んだのが始まり

青羽根 大井神社は、ここに居住していた佛弟子

藤原朝臣永泰の寄進により建立されたと伝わります

大井神社は、集落の最上部にあり

社殿横の樹齢約七百年の御神木「青羽根 大井神社の大スギ」からは

青羽根 パノラマハイキングコース」を巡ることもできる

大井神社は集落の最上部、

鳥居からハイキングコースも兼ねた参道を100mほど登った先に本殿がある。

大井神社 由緒

大井神社と御神木の大杉

ここ青羽根地区は、今から八百有余年前、寿永四年(一一八五年)、平家が滅亡して、氏族の存続を願ってこの地に隠れ住んだ人たちの集落と言われています。仲本、村上、京、羽山、永井二家、清水の七家が集落の期限で青羽根七人衆と言われ、現在でもその子孫が家系を継承しています。この大井神社は集落の護り神として、青羽根村に居住していた仏弟子の藤原朝臣永泰の寄進により、応仁元年(一四六七年)願主の藤原二郎衛門によって修造され、今でもその時の棟札が保存されています。その後、三回程修造され、現在の建物は昭和十二年に修造されたものです。

また、御神木の大杉は指定樹齢七百年以上、根周り八メートル、樹高二十八メートルで、町指定天然記念物になっています。「志太の朝比奈村誌」より

大井神社 

平家の落人の集落 青羽根に居住していた佛弟子

藤原朝臣永泰の寄進により建立

大井神社の大スギ 

樹齢約七百年 樹高二十八メートルの御神木

御神木の裏からは「青羽根 パノラマハイキングコース」の入口

マンガン鉱採掘跡や長塚石などの見所がある

マンガン鉱採掘跡

マンガン鉱採掘跡

ここ青羽根地区は江戸時代に銅の採掘が盛んで、一時期は大勢の人夫で賑わいを見せたという言い伝えがあります。掘り出された鉱石の色は美しいが、銅の含有量が少なく採算が合わないいため、明治二十五年をもって閉山となりました。しかし、大正時代に入り、マンガン鉱として再び採掘が始まり、鉱石は、精錬することなくかますに詰めて搬出されました。大正十五年まで鉱業税が収められていたことから、昭和の初期まで採掘されていたものと推測されます。

このあたりには、いくつかの廃鉱が今でも残っています。この採掘跡は長さ五十六メートルもあり、中にはコウモリが多数生息しています。 「志太の朝比奈村誌」より

長塚石

長塚石(ちょうづかいし)

治承4年富士川の合戦で敗れた平家の落人が追ってを逃れてここに外敵から身を隠した。出入口は狭いが奥は当時10人ほど入ることのできる広さがあったといわれる。

青羽根 パノラマハイキングコースは大井神社から

マンガン鉱跡→矢倉沢分岐→長塚ちびっこ広場→麦地峠

を経て周回する3km程度のファミリー向けのコース

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