釜屋建民家・新城市指定文化財




釜屋建民家・新城市指定文化財

釜屋建民家 – 新城市
ttp://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/8,33292,148,html

桜淵公園青年の家横に、新城市指定文化財「釜屋建民家」があります。

江戸時代中期の建物で、平入りの主屋と妻入りの釜屋を約1間(1.8m)

離して左右に並べる「分棟型」民家の典型です。

遠州地方独特の建て方の農村民で、

主屋と釜屋が隣同士に別々に建てられ、それぞれつながっているという構造

のことを分棟式釜屋建てといいます。

静岡県引佐町にある国重要文化財 鈴木家住宅も同様の作りでした。

鈴木家住宅(静岡県浜松市北区引佐町)・国重要文化財の記事

こちらは平入りの主屋と妻入り釜屋が一緒になった造り、

新城青年の家へ申し出れば自由に見学ができます。

釜屋建民家釜屋建民家画像

種別
市指定文化財(建造物)
員数
1棟
指定年月日
昭和60年5月31日
所在地
新城市庭野字岩本 地内

説明
本民家は西側の主屋部分を中宇利地区から、
東側の釜屋部分を庭野地区から移築して復原した建物である。
この主屋は天井に「天保」の墨書きが発見されたことから、
19世紀前半に造られたと考えられている。
建物構造は木造茅葺き平屋建てで完全分離型の二棟ふたむねから成り、
静岡県・天竜川から豊川流域を中心に多く見られた
代表的な農家住宅の建築様式とされる。
屋根の棟の方向が「T」の字に交わるところに、特徴がある。
規模は主屋が桁行4間、梁間3間半で、釜屋が桁行3間半、
梁間2間半で釜屋側に出入口が設けられ、建築面積はおよそ94㎡を測る。
主屋は「田の字型」の間取りで、「おおえ」は客間、「おでえ」は上客の間、
「おへや」は寝室、「おかって」には板敷で
囲炉裏がある食事場として生活の場に使用される。
釜屋は台所やにわ(土間の作業場)をはじめ、風呂、馬屋など
食や生産に結びついた場となっている。

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