室生龍穴神社(むろうりゅうけつじんじゃ)奥宮 吉祥龍穴 雨の岩戸・ 奈良県宇陀市室生




室生龍穴神社(むろうりゅうけつじんじゃ)奥宮 吉祥龍穴 雨の岩戸・ 奈良県宇陀市室生

室生寺 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/室生寺

奈良県宇陀市室生、室生寺から歩いて10分程度の所に

室生龍穴神社が鎮座します。

今では、室生寺の方が有名ですが、元々 室生寺は当社の神宮寺であり、

龍王寺と呼ばれた時期もあるそうです。

境内社の韋駄天社


社務所


手水舎


拝殿

現在の祭神は高靇神ですが、拝殿には「善女龍王社」とある。

弘法大師が神仙苑に雨乞いを行った際に現れた龍王で、

その形像は、雲に乗る竜神の背に立つ唐の官人の姿に描かれ、

その左手には宝珠を盛った鉢を持つ龍そのものではなく、龍を統べる祈雨の女神。


本殿

配祀の神々は、明治四十一年に合祀された以下の神社の神。

字春日鎮座・春日神社、春日神社境内社・水神社、

字カラミ鎮座・八坂神社、字春日鎮座・秋葉神社、字弁天鎮座・山神神社。

室生龍穴神社

当社は、宇陀郡室生村大字室生に鎮座しており、
主神は高靇神、合祀に天児屋根命、大山祇命、水波の能売命、
須佐之男命、埴山姫命をお祀りしている。
掲示板の御由緒書きに、「主神高靇神は伊弉那岐大神其御子迦具土神を斬り
給へる時生れませる神にして水火を司るの威徳を具へ給ひ晴雨を調節して
国土民生を安んじ給ふ。蓋し農を以て国の本とするが我国古来の伝統的民族信仰として
旱天に慈雨を祈るの風潮野を挙げて後を断たざりし所以にして、
木津川淀川の上流の当地に此大神の鎮まります事深く故なしとせず、
随って古来暦朝、朝野の信仰篤く祈雨止雨の奉幣に預かり給ふこと度々にして
神階は度々昇敍されて應和元年正四位下に敍せられ給ふ。
延喜の制貴船、丹生等の社と並びその神威嚇々たる官幣の小社に列せられ、
所謂式内社として近畿一円に衆庶の信仰篤く以て今日に及べり。
配祀の祭神は古来聚落の叢祀に奉斎せしを明治末期に合祀せり」と記す。

室生龍穴神社御由緒

祭神
高靇神
配祀
天児屋根命 大山祇命 水波能賣命 須佐之男命 埴山姫命

主神 高靇神は、伊邪那岐大神其御子 迦具土神を斬り給へる時生れませる神にして、
水火を司るの威徳を具へ給ひ、晴雨を調節して 国土民生を安じ給ふ。
蓋し、農を以て国の本とする我国古来の伝統 的民族信仰として
旱天に慈雨を祈るの風朝野を 挙げて後を絶たざりし所以にして木津川、
淀川の上 流の当地に此大神の鎮まります事深く故なしとせず。
随って古来歴朝朝野の信仰篤く祈雨止雨の奉 幣に預り給ふ事度々にして
神階は度々昇敍されて 應和元年正四位下に敍せられ給ふ。
延喜の制 貴船丹生等の社と列びその神威赫々たる官幣の小社に列せられ
所謂式内社として近畿一円に 衆庶の信仰篤く以て今日に及べり。
配祀の祭神は古来聚落の叢祀に奉斎せしを 明治末年に合祀せり。
-境内案内-

奥宮(吉祥龍穴)があり、当社から歩いて行ける。

境内には道順・案内があるので向かいます。

室生龍穴神社の境内から、500mほど歩くと山道への分岐点が現れます。

ここから奥宮「吉祥龍穴」までは800mほどの上り道になります。

舗装された道、龍穴の近くの路肩はいくらか余裕があるため、

車行くことも可能です。

途中にある「天の岩戸」

天照大神が隠れ世界が真っ暗になってしまった場所と言われます。

ちなみに、天岩戸と伝わるものは日本各地にあります。


天の岩戸 前の祠

天の岩戸からしばらく進むと「吉祥龍穴」と書いた看板が見えてきます。

鳥居をくぐり川の方向へ降りて行くと、

屋根の付いた拝所(遥拝所)がありそこから「吉祥龍穴」を拝する形になります。

この一帯は「室生赤目青山国定公園」に含まれており、

火山岩の侵食によってできた「柱状節理」という柱状の地形が観られます。

巨大な岩盤の上を流れ落ちる滝「招雨瀑」

圧巻の一枚岩の迫力。

風穴(吉祥龍穴)の前には遥拝所

室生龍穴神社の奥宮「吉祥龍穴」 古代からの神事の場です。

室生寺はこの龍穴神社の神宮寺から始まったと伝わっています。

ここの雨乞い祈願を仕切っていたそうです。

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