金剛山 行者堂(ぎょうじゃどう)




金剛山 行者堂(ぎょうじゃどう)

金剛山登山道情報 / 金剛山H.P
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金剛山山頂付近、転宝輪寺内に行者堂(ぎょうじゃどう)がある。

金剛山は修験道の開祖、役小角(役行者)が当初修行した山として知られている。

役行者は今から約1,300年前、16歳の時から、この山で修行し、

その後、全国各地の霊山へ駆け巡ったと伝えられ、山頂付近には役行者が開いたとされる

転法輪寺(葛城修験道大本山)があり、また近くには一言主を祭神とする葛木神社がある。

毎年7月7日の役行者の命日には、

一言主ノ神を祀る葛木神社と法起菩薩を本尊とする転法輪寺との

珍しい神仏習合のれんげ祭りが行われている。

十三仏を表現しているといわれる石組でできた 「十三重の塔」

十三重の塔

十三重の塔は、当山有縁無縁の萬霊を回向供養するために建立されました。

「十三物とは、人が亡くなり、天上界へ辿り着くまでの世界 『中有(中陰)』
を司る七佛と、浄土天上界にて三十三回忌を迎えるまでの六佛いいます。

1.不動明王 2.釈迦如来 3.文殊菩薩 4.普賢菩薩 5.地蔵菩薩
6.弥勒菩薩 7.薬師如来 8.観世音菩薩 9.勢至菩薩 10.阿弥陀如来
11.阿しゅく如来 12.大日如来 13.虚空蔵菩薩  」

役小角(役行者神大菩薩)様

今から1300年以上前、奈良県御所市茅原の吉祥草寺のお生まれになり、
白鳳時代の七世紀後半を中心に、この金剛山(元の名称は葛城山)や
大峰山(金峰山)などで活躍されました。
「続日本記」 によりますと、文武天皇(在位3年=699年、飛鳥時代)は、
韓国連広足(からくにのむらじ)の讒言(ざんげん=事実をいつわって悪くいうこと)
により、伊豆島へ、島流しになったと伝えられていますが、日本国中で伝説を残し、
各地の霊山をお開きになられました。
江戸時代の後期には 「人変大菩薩」 の菩薩号を賜り、現在でも修験道の開祖として、
山伏たちに崇拝されています。

御宝号 (七反)
「南無神変大菩薩」 (なむじんべんだいぼさつ)
御真言 (七反)
「おん ぎゃくぎゃく えんのう うばそく あらんぎゃ そわか」

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