継鹿尾山 寂光院・知県犬山市継鹿尾杉ノ段




継鹿尾山 寂光院・知県犬山市継鹿尾杉ノ段

犬山寂光院H.P

愛知県犬山市にある継鹿尾山 寂光院(じゃっこういん)は、

白雉5(654)年開山という尾張最古の名刹で、尾張のもみじ寺として名高いお寺です

境内の参道は東海自然歩道の一部

継鹿尾山(273m)へのハイキングコースにもなっています。

観音橋

観音橋を越えた先に総門と駐車場

寂光院 参道

法輪殿

継鹿尾山 寂光院 略記

寺号 継鹿尾山(つがおさん)

八葉蓮台寺 寂光院(通称・継鹿尾観音)

宗派 真言宗智山派(総本山・智積院・京都東山七条)

創立 当山は孝徳天皇の勅願寺として白雉五年(六五四年)に南都元興寺道昭和尚により七堂伽藍を創建 本尊千手観音は日本武尊の御神魂の作と伝えられる 県下最古の霊刹である。

由緒 永禄八年(一五六五年)九月十八日織田信長公参詣のみぎり、住職拝面の上、当山を清洲城鬼門除鎮護の霊刹として御黒印五十石並びに山林五十余町歩を霊場として法燈を継承する。

山水

千体観音堂

山門(薬医門)

山門の薬医門(国登録文化財)の先には庫裡事務所・内仏堂・聖徳殿

七福坂入口

七福神が順番に導く「七福坂」の参道は320段あ

寂光院の境内は東海自然歩道にもなっており、本堂まで10分程度の道です。

スロープカー(¥200-)で随求堂横まで行くことが出来ます。

千体観音堂からは七福神坂

「恵比寿坂、大黒坂、毘沙門坂、布袋坂、弁天坂、福禄寿坂、寿老人坂」

が境内まで導いてくれます。

不動堂

不動堂(厄除不動、東海36不動第2番礼所)

不動堂の前から寿老人坂104段を登りきると随求堂と本堂に到着

七福坂最後の寿老人坂を上りきると

右は本堂と随求堂、左手には仏足石や仏手石が祀られています

寂光院 本堂

本堂は(国登録文化財)本尊は千手観音像、尾張33観音第20番礼所

鹿尾山号

額江戸時代後期、尾北小杁村(現江南市小杁町)法鱗山文永寺住職平手蹄道和尚の書。 書き始めてから6年の歳月を経て書き上げたと云います。 額面では「鹿尾」が一字となっており、山の字は中の棒が下まで突き抜けています。 このような書き方の山の字は播州の書写山にある小野道風の書と、寂光院の二ヶ所しか ないとのことです。 これは和尚が三度播州へ下り、道風の書を手本に書き上げたことによるもの。 山額は「平成の大修理(平成22年)」で金箔塗りの修復がなされました。

随求堂

随求堂(ずいぐどう)国登録文化財、七七月まいり本尊、大随求菩薩

開山 道昭和尚像

道昭和尚は入唐僧で、三蔵法師玄奘より法相教学を学ばれました。当山も法相宗の学問寺として 「尾張に継鹿尾山あり」とうたわれ、後に臨済宗妙心寺派の中興の祖(犬山瑞泉寺の開山)となら れる日峰禅師を始め、宗派を問わず、沢山の名僧博識が当山から出られました。

中興 慶源和尚像

時移り永禄八年九月十八日織田信長公は当山に参詣の折、当山を清州城鬼門鎮護の寺と定め、 黒印五十石・山林五十町歩を寄進、以後当山は真言宗の寺となります。 当山では織田信長公を「中興の祖」、時の住職・慶源和尚を「中興上人」と慕っております。

修験道 役の行者像

また当山は木曽川を見下ろす山寺ですので山岳修行の場でもありました。 修験道の祖「役の小角」は大変崇められ、前鬼・後鬼を従えた「役の行者」像を拝する人は今も 後を絶ちません。

鐘楼(願いの鐘)

継鹿尾山

筆弘法大師

十二支恵当守り本尊、筆弘法大師の展望台へ

展望台

織田信長公が眺めた尾張・美濃を一望

1565年に織田信長は寂光院を参詣し、清州城の鬼門鎮護として

寂光院に土地などを寄進しました。

展望台より

馬鳴堂

馬鳴堂(めみょうどう)は

「デザイン・ファッション・センス・美の守護・ペット守護」にご利益

蚕堂(馬鳴堂)の由来

寂光院には境内のあちこちにお堂が立ち並んでいます。 山上には平成の大修理を終えた本堂と随求堂(国登録文化財)を中心として、 鐘楼堂、筆弘法十二支展望台が、本堂裏には蚕堂、弁天堂(国登録文化財)が立ち並んでいます。実は寂光院に現存するお堂で建立年代が一番古いのが蚕堂です。 堂内にご本尊馬鳴菩薩のお厨子がございますが、その鍵が歴代の住職に伝承されてまいりました。

弁天堂

弁天堂(国登録文化財)

「縁結び・人生の良縁・仕事の良縁」にご利益

弁天堂

弁天堂は「男女のみならず、人生のあらゆる場所での良き出会いの良縁」を叶えて下さる 弁財天様をお祀りしております。昭和56年、恋愛成就を願う皆さん方に「願い」が 現実のものとなるよう「二人で鳴らそう・愛の錫杖」を建立。 昨今「良縁弁財天」のご朱印を求める皆様にことのほか人気です。 是非お二人で鳴らす、その日が来ることを祈念して、精一杯鳴らしてください。

馬鳴堂・弁天堂横の上に白山宮が鎮座します

ここから継鹿尾山まで本格的な山道(東海自然歩道)が続きます

愛知県・岐阜県の県境でもある木曽川沿いの尾根を歩いてきました。 栗栖神社から桃山遊歩道へ、天神山を経て西山から北廻りルートで鳩吹山まで、大平山ルートで一度下山し、寂光院の参道から継鹿尾山をピストンです。 人気の鳩吹山は沢山の登山者で賑わっていました。木曽川沿いの尾根歩きは展望最高です。

白山宮

山道には沢山の石仏や石碑などの遺構が残っています

20分程度で山頂手前の御嶽神社へ

御嶽神社

継鹿尾山(273.1m)山頂

二等三角点

御朱印

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