柴 八王神社(鏡石)・浜松市天竜区熊
浜松市天竜区熊の高所集落「柴」に鎮座する八王神社です
柴は、かつての秋葉道、現在の東海自然歩道沿いにある集落
標高600m前後の緩やかな南向きの斜面に茶園が広がります。
神社前には数台の駐車スペース
すぐ近くには浜松市指定文化財「ヒラシロ遺跡」がある
拝殿
八王神社
神社名 八王神社(はちおうじんじゃ)
鎮座地 浜松市天竜区熊680-2
社殿隣りには「慰霊碑」が建てられ、7人の名の上には、「祭詞 昭和十六年十二月八日以来国家の運命をかけた太平洋戦争に於いて戦陣に死し耺域に葬られた尊き犠牲者は氏子中より七柱の多きに及ぶ氏子一同はこの尊い威霊を国家の礎とし其の霊魂を祭り永久に平和を祈願するものである 昭和四十八年八月十五日 氏子一同」と、慰霊碑を建てるに至った住民の思いが刻まれています。
社務所
天竜川水系 師多吉川の最上流部に位置する
浜松市天竜区の熊 (地元では くんま) 地区は、
かつて 秋葉山・鳳来寺街道と善光寺・奥山街道が交わる
交通の要衝としてにぎわった宿場町でした
秋には蕎麦の花畑が一面に広がる、昔懐かしい日本の風景が残る美しい所です。
この2つの街道のうち前者が現在の東海自然歩道の下地となっている。
鏡石
柴 八王神社の手前、
六叉路のすぐ先に「鏡石」が祀られています
鏡石の横には湧き水
イボや耳だれに効くとのことで、柄杓が置いてありました。
鏡石の伝説
地番 天竜市熊字鏡石六七一ノ一
此の石の起源については不明であるが、昔、遠州灘や海岸を通る舟が、この鏡石の光がまぶしくて大変困り、光の有場所を尋ね尋ねて柴まで来て、事情を話した上、この鏡石を北向に直したという伝説がある。又一説に沢丸(ざわまる)前にある上臈岩(じょうろういわ)から上臈(じょうろう)がこの鏡に向って姿を写したという伝説もある。この度、庵(いほり)を建立し、同時に石を元のように正面に復元して祭ることにした。 心ある者は、この鏡に己が姿を写し、髪の乱れた者はこれを直し、汚れた顔はこれを洗い、常に心身共に清く美しくあらんことを願うものである。 尚、脇にある井戸の水は、如何なる渇水の時でも水の渇くことなく、イボ、耳ダレ等に効用があると云われる。