黒岳(1792.68m) 釈迦ヶ岳(1641m) 大栃山(1414.96m) 神座山(1474.29m)




黒岳(1792.68m) 釈迦ヶ岳(1641m) 大栃山(1414.96m) 神座山(1474.29m)

山梨百名山「黒岳 釈迦ヶ岳 大栃山」の3座を周回して来ました。

ルート

「すずらん群生地第1駐車場→群生地→すずらん峠→破風山→すずらん峠→黒岳→

日向峠(どんべい峠) →府駒山→釈迦ヶ岳→釈迦ヶ岳第三登山口 →檜峯神社→

鳶巣峠→大栃山→鳶巣峠→神座山→御たけ→ 釈迦ヶ岳登山口→群生地駐車場」

破風山(はふやま) 

標高 1674m 登山日 2021年8月22日
黒岳隣のピーク
所在地 山梨県

黒岳(くろだけ)

標高 1792.68m 登山日 2021年8月22日
日本三百名山 一等三角点峰 山梨百名山の一座
所在地  山梨県

府駒山(ふこまやま) 

標高 1562.4m 登山日 2021年8月22日
釈迦ヶ岳手前のピーク 三等三角点(釈迦岳)
所在地 山梨県

釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)

標高 1641m 登山日 2021年8月22日
桧峰神社奥ノ院 山梨百名山の一座
所在地  山梨県

大栃山(おおとちやま) 

標高 1414.96m 登山日 2021年8月22日
三等三角点(胡蝶郷)山梨百名山の一座
所在地 山梨県

神座山(かみざやま)

標高 1474.29m 登山日 2021年8月22日
三等三角点(神座山)
所在地  山梨県

御たけ(おんたけ

標高 1521.89m 登山日 2021年8月22日
四等三角点(御たけ)
所在地  山梨県

難易度 ★★    オススメ ★★ 登山口(ナビ検索) スズラン群生地駐車場
スズラン群生地駐車場(07:18)→すずらん峠(07:56)→破風山(08:06)→すずらん峠(08:15)→黒岳(08:31)→黒岳展望台(08:33)→黒岳(08:37)→すずらんの里分岐(08:56)→日向坂峠(09:08)→府駒山(09:26)→釈迦ヶ岳(09:51~09:59)→檜峯・すずらん十字路(10:15)→檜峯神社(11:05)→鳶巣峠(11:19)→大栃山(11:50)→鳶巣峠(12:16)→神座山(12:44)→檜峯神社分岐(13:04)→四等三角点「御たけ」(13:19)→檜峯・すずらん十字路(13:25)→作業道終点(13:40)→スズラン群生地駐車場(14:25) 所要時間 7時間08分 累積標高 1850m / 1853m 距離 17.7km
■黒岳と名乗る山が近くに2座ある。1つは大菩薩南嶺のそれであり、もう1座が御坂のこれである。どちらも一等三角点の補点で、区別するため後者を御坂黒岳と呼び、御坂山塊の最高点である。旧鎌倉往還の藤(とう)ノ木(き)から石畳の残る道を上がると御坂峠である。目の前に河口湖、富士山を見る、甲斐富士見三景の1つ。往古、日本武尊はここを越えて甲州に入ったので、御坂峠の名を得たという。ブナ林の中の土塁は、徳川家康と北條氏政の覇権争い(黒駒の合戦、天正10年8月12日)の跡である。ここから西に尾根通しで黒岳の頂。少し南に歩を移すと露岩があり、河口湖、富士山、南アルプスなどの展望を得ることができる。ルートを西進、大石峠から河口湖に下りる。三ツ峠入り口から旧御坂峠経由4時間弱で山頂へ、下りは2時間で河口湖畔へ。
釈迦ヶ岳は同じ芦川の流域に同名の山が2つあるのでやっかいである。こちらは芦川源流部にある山で、右肩ががくんと落ちた山姿は、甲府盆地を隔てた茅ヶ岳の裏、曲岳と好一対である。この山はふもとの桧峰(ひみね)神社の奥ノ院で、4月8日(お釈迦さんの誕生日)に登拝する人が多いそうだ。本来は『甲斐名勝誌』がいうように、嵯峨(山の険しく、そばだっている様)ヶ岳が転語したものと思われる。確かに地図に記されている屏風岩や、東西に延びる岩がちの山頂は、この言葉がぴったりである。芦川の源流、蕪入沢上芦川線林道の最高点、ドンベエ峠から西進すると1時間で山頂へ。小さな2体の夫婦仏が安置されている。これが富士山をバックに、奥秩父の山に正対している。その間、西に連なるは南アルプス、北アルプス、八ヶ岳となれば金剛力。こんな贅沢な石仏を頂上に上げた方は誰だろう。
大栃山は別名「黒駒富士」。車の方は檜峯(ひみね)神社に駐車して登山口へ、トイレもあります。電車の方はJR中央線石和温泉駅からバスで十郎橋下車、檜峰神社まで神座山林道を4.5km進んで登山口へ。まずは鳶巣(とびす)峠を目指します、30分ほどで鳶巣峠に到着したら右に上り大栃山方向へ、尾根道を70分ほど歩くと頂上に到着です。山頂からは眼下に甲府盆地が広がり、その先に奥秩父から南アルプスの山々を見る事が出来ます。桃の花が咲く4月頃はピンクのじゅうたんを敷き詰めたような見事な景色が広がりますのでお勧めです。
帰り道は鳶巣峠まで同じ道を戻り、そこから檜峰神社まで約3時間ほどの神座山ルートも選択できます。こちらは少し急な尾根道を進み70分ほどで頂上です。頂上からは山梨百名山の釈迦ヶ岳のほか、南には富士山を望む事も出来ます。帰りは釈迦ヶ岳方向に向かい途中の尾根道を下り檜峰神社に戻ります。

山梨百名山(やまなしひゃくめいざん)は、1997年、山梨県によって選定された県内の名山100選である。一般公募と市町村推薦であがった候補の中から、選考委員会によって、県民に親しまれている・全国的な知名度がある・歴史や民俗との関わりあるなどの基準で選ばれたとされる。

すずらん群生地第1駐車場より

すずらんの群生地へ

芦川のすずらん群生地

黒岳と釈迦ヶ岳の谷間、標高約1300メートルの森にある「にほんすずらん」の群生地。貴重な「にほんすずらん」種がこれだけ群生しているのは全国的にも珍しく、山梨県の自然記念物にも指定されています。1周約20分の遊歩道があり、天然の白樺林や山野草が広がる森の中をのんびり散策できます。毎年5月末には「すずらんの里祭り」も開催。「幸福を呼ぶ花」ともいわれる小さくて可憐なすずらんを一目見ようと多くの観光客が訪れます。
すずらんの見ごろ:5月下旬~6月上旬

公益社団法人やまなし観光推進機構

電気柵で保護されているので外して出入りします

(夜間~早朝のみ通電しているそう)

見頃は5月下旬~6月上旬、白樺林が綺麗でした

すずらん峠

林道を経由してすずらん峠へ

破風山(1674m)山頂

山頂には鹿が食べないマルハダケブキが沢山

黒岳への登りより富士山を望む

レンズ雲が凄い

黒岳(1792.68m)

一等三角点(黒岳)

展望地より 富士山と山中湖

雲に隠れた御坂山地

日向峠(どんべい峠)

府駒山(1562.4m) 三等三角点(釈迦岳)

釈迦ヶ岳 手前のピーク府駒山、ここから岩場の急登に

釈迦ヶ岳(1641m)

釈迦ヶ岳は麓の桧峰神社の奥ノ院で、

4月8日(お釈迦さんの誕生日)に登拝する人が多いそう。

本来は嵯峨(山の険しく、そばだっている様)ヶ岳が転語したものと思われる。

『甲斐名勝誌より』

歩いて来た稜線、黒岳と破風山

山頂のお地蔵さんもマスクを装着

少し下った所から再び富士山

「御たけ」手前から稜線を行かず 一旦檜峯神社へ下る

この道は足場のわるい急登で大変でした

釈迦ヶ岳第三登山口へ下山

参道を檜峯神社まで

檜峯神社(1090m)

檜峯神社(ひみねじんじゃ)(1090m)

釈迦ヶ岳の頂上に山宮があり、その麓の山中に檜峯神社本殿、拝殿、社務所があります。祭神は少名彦命です。江戸時代には神座山薬王権現と称していましたが、明治の初めに檜峯神社となりました。「ブッポウソウ」と鳴く鳥がコノハズクであることが初めて確認された地です。 笛吹市役所H.P

鳶巣峠

鳶巣峠(トビス)から大栃山をピストン

大栃山(1414.96m)

檜峯神社の案内では

「甲府盆地をみるならここが最高、南アルプスも裾野から見え眺望良い」

とのことでしたがこの日は残念ながら展望はありませんでした。

三等三角点(胡桃郷)

それでも下山中に雲が取れ、少しだけ甲府盆地の展望

神座山(1474.29m)

三等三角点(神座山)

御たけ(1521.89m) 四等三角点(御たけ)

この先の分岐から釈迦ヶ岳登山口まで下り、舗装路で群生地駐車場まで戻りました

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