日向山(1660m)・矢立石登山口より
南アルプス「鋸岳(のこぎりだけ)」に登った後、
最短で登ることのできる「矢立石登山口」から「日向山(ひなたやま)」へ
山頂の西側には花崗岩が風化してできた、
「天空のビーチ」とも称される「雁ヶ原(がんがはら)」が現れます。
晴れていれば八ヶ岳や鞍掛山、
目の前に甲斐駒ヶ岳の素晴らしい眺望が得られる人気の山です。
日向山(ひなたやま)
標高 1660m | 登山日 2023年7月21日 |
天空のビーチ 「雁ヶ原」 三等三角点(日向山) | |
所在地 山梨県北杜市白州町白須 |
難易度 ★ オススメ ★★★★ | 登山口(ナビ検索) 矢立石登山口 |
矢立石登山口(14:18)→日向山(15:18)→日向山(雁ヶ原・山頂標識側)(15:21)→日向山(15:28)→矢立石登山口(16:16) 所要時間 1時間57分 累積標高 552m / 547m 距離 4.7km | |
■日向山(ひなたやま)は、山梨県北杜市に位置する標高1660mの山である。南アルプスの前衛峰のひとつで、山頂からは日本百名山・甲斐駒ヶ岳を間近に望むことができ、振り返ると八ヶ岳連峰も展望できる。南麓を流れる尾白川渓谷からの登山道が2021年現在通行止めのため、登山口は東麓の竹宇駒ヶ岳神社となる。さらに中腹の矢立石まで林道が伸びており普通車であればアプローチ可能だが、駐車スペースが狭いためここに停車しての登山は控えたい。登山道は樹林帯の稜線がひたすら続くが、山頂に近づくと景観が一変する。山頂一帯の雁ヶ原は、花崗岩とそれが風化した白い砂に覆われた展望の良い平原となっており、天空のビーチと形容される美しい景観が広がっている。 ■日向山は、南アルプスの前衛、背後に甲斐駒ヶ岳を仰ぐ位置にある。大きな山に囲まれて目立たないものの、魅力が多く訪れる登山者も多い。とくに山頂付近に雪のように広がる白いザレは人気で、そこから広がる南アルプスや富士山や八ヶ岳の展望、そして美しいカラマツ林など見どころが多い。開けた山頂の真っ白な大地と、新緑の緑のコントラストも美しい山。 |
矢立石登山口
最短ルートの「矢立石登山口」より
駐車スペースは尾白川林道沿いの狭い路肩に10台程度 (この日は4台程でした)
「尾白川林道」は路面も悪く、離合が困難な個所が続きます。
また人気の山なので祝日ともなると直ぐに満車になってしまうことがほとんどです。
そのため、近くの「尾白川渓谷駐車場」(矢立石まで徒歩50分)への駐車をお勧めします。
この日は平日の午後でしたので、空いていると思い移動して来ました。
尾白川渓谷までのアクセス
中央道須玉IC-国道141号線-県道611号線-国道20号線-県道614号線-尾白渓谷駐車場(須玉ICより約30分)※「白州観光尾白川渓谷キャンプ場」の看板を目印に向かいます。
尾白渓谷駐車場
駐車可能台数 約80台・料金 無料・トイレ あり(冬季閉鎖)
序盤は道も広く、傾斜も緩やかで歩きやすい道が続きます。
道もよく整備されており、所々に案内板も設置されているので
初心者でも迷うことなく歩くことが出来ると思います。
炭焼き跡
石仏
整備はされていますが、
高度を上げるにつれ道幅が細くなってくるのですれ違いには注意が必要です。
この日は平日の遅い時間にもかかわらず、まだまだ多くの登山者と出会いました。
日向山雨量観測所
山頂が近づくにつれて笹の背が高くなり
美しいカラマツ林へと変わっていきます。
三等三角点(日向山) 1659.89m
先を急ぎ山頂を見落としがちですが、雁ヶ原方面の逆方向にあります。
日向山(1660m)
雁ヶ原
山頂の西側には「雁ヶ原(がんがはら)」と呼ばれる花崗岩が風化したザレ場があり、
白い砂浜のような景色が広がっています。
晴れていれば、甲斐駒ケ岳や八ヶ岳を眺めることができます。
残念ながらこの日は真っ白でしたが、
これはこれで幽玄な雰囲気がたまりません。
下っていると少し晴れ間も出てきました。
下山後は近くの温泉「尾白の湯」へ
尾白の湯
甲斐駒ケ岳温泉 尾白の湯(おじらのゆ)
住所 〒408-0315 山梨県北杜市白州町白須8056
電話 0551-35-2800
営業時間 温泉…10:00〜20:00(最終受付19:30)
白州庵(お食事処)…12:00〜18:30(最終受付18:00)休業 毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
※夏休み期間は無休入浴料 【市外】■大人:830円 ■小学生以下:420円
【市内】■大人:410円 ■小学生以下:210円
【販売】■タオル:250円 ■バスタオル:850円