源次郎岳(1477m) 棚横手山(1306m)・嵯峨塩深沢林道より
甲州市にある山梨百名山の2座、 「源次郎岳」と「棚横手山」に登りました。
訪れる登山者も少ない小金沢連嶺(甲州アルプス)前衛の静かな山です。
源次郎岳(げんじろうだけ)
標高 1476.55m | 登山日 2023年8月5日 |
三等三角点(源次郎) 山梨百名山 | |
所在地 山梨県甲州市塩山中萩原 |
棚横手山(たなよこてやま)
標高 1306m | 登山日 2023年8月5日 |
三等三角点(大滝山) 山梨百名山 | |
所在地 山梨県甲州市勝沼町菱山 |
難易度 ★ オススメ ★ | 登山口(ナビ検索) 源次郎岳登山口駐車場 |
深沢峠展望台(04:48)→牛奥峠登山口(04:51)→三俣分岐点(05:06)→源次郎岳(05:17)→三俣分岐点(05:31)→杣坂峠(05:41)→深沢峠展望台(05:48)→かくれっ窪(05:51)→深沢峠(06:07)→大滝山(06:23)→棚横手山(06:33)→大滝山(06:45)→深沢峠(06:56)→かくれっ窪(07:27)→深沢峠展望台(07:34) 所要時間 2時間46分 累積標高 771m / 765m 距離 12.0km | |
■源次郎岳(げんじろうだけ)は、山梨県甲州市にある山である。標高は1,476.6メートル。山梨百名山の一つ。大菩薩嶺から日川をはさみ、東側に大菩薩連嶺(小金沢連嶺)、西側に日川尾根があり、この尾根の中心となる山である。山名の由来は、木曾義仲の乳母父である中原兼遠の従臣、岩竹源次郎が源頼朝の手勢に追い詰められ、山頂の南西側の枡岩と呼ばれる大きな岩の上で自害したという伝説がある。 ■棚横手山は標高1306m。山頂へ続く道の大半は、平たんな尾根道になっていて、ツガの間から見える奥秩父の山々や八ヶ岳の山容を楽しみながら、ゆったりと歩くことができます。山頂は木々が寄り添うように立っていてあまり広くはありませんが、5分ほど尾根道を進んだところにある展望台「大富士見台」から、その名の通り御坂山塊を従えた大きく秀麗な富士山を眺めることができます。山腹には、雨乞い信仰で知られる大滝不動尊があり、近年は、山奥とは思えない壮麗な社殿や、登山道からも見える大小5つの滝などが、パワースポットとして注目され、人気を集めています。 |
源次郎岳登山口駐車場
嵯峨塩深沢林道の通行止めゲート「源次郎岳登山口駐車場」より
ここには2〜3台程度の駐車場スペース
ゲートの左側には展望スペースもあります。
小金沢連嶺(甲州アルプス)には雲
先ずは林道を歩き源次郎岳の登山口を目指します
牛奥峠(1437m)・源次郎岳登山口
登山口にお地蔵様
綺麗なカラマツ林を横目に
尾根まで緩やかな傾斜を登って行きます
分岐(1537m)
今歩いている場所は大菩薩嶺 前衛の日川尾根
ここから支尾根上にあるピークの源次郎岳までは少し下ることになります。
源次郎岳(1477m)
三等三角点(源次郎)1476.55m
切り開かれた広い山頂
天気が良ければ、この位置から正面に富士山が見えるそうです。
北西方向には秩父主脈の山並み
左から金峰山 国師ヶ岳 黒金山 甲武信ヶ岳 破風山
升岩
おそらく左に少し見えている岩の中で、
四角いのが山名の由来にもなった「升岩」
源次郎岳 山名の由来
木曾義仲の乳母父である中原兼遠の従臣、岩竹源次郎が源頼朝の手勢に追い詰められ、山頂の南西側の枡岩と呼ばれる大きな岩の上で自害したという伝説からきている
再び嵯峨塩深沢林道に戻り棚横手山へ
昨日歩いた、白谷丸〜湯の沢峠〜大蔵高丸〜ハイバマ丸辺りが見えます
甲陽東山妙見尊参拝所・祠と略縁起
この林道の少し下に妙見尊がお祀りされています。
周りには幟が立てられていたような跡もあり、時折お参りする人もいるようです。
甲陽東山妙見尊略縁起
天文元年(1532)往時武田信虎古府中つつじヶ崎山上の小楼より春季払暁東方の山嶺に七曜の一星光芒長く曳きて降るを見る。家臣に命じ探索せし処、牛奥山中深山幽谷巨巌の上に異様な光明が輝き美妙の尊体おわすを確かむ、信虎曰く『東は事物発展の方位なり。是に七曜妙見星の来臨ありしは、甲斐の国、武田家の隆興の吉兆なり』全応院の僧に命じここに妙見尊を祀らしむ。爾来甲陽東山妙見尊と称し、妙見岩の霊山を妙見山と呼び全応院の山号とした。今から四百六十二年の信仰守護の歴史がある
宮宕山(大滝山)と棚横手山
登山口の深沢峠まで嵯峨塩深沢林道を約3km・250m下ります。
深沢峠(1252m)
ここから取付きますが、少し不明瞭なので要注意。
宮宕山(大滝山)1362m
尾根に乗ってしまえば、宮宕山(大滝山)まで歩きやすい道が続きます。
この先の三角点があるピーク棚横手山まで、またしても少し下ります
棚横手山(1306m)
造林が盛んな山で、横手道と呼ばれる作業道が山腹に何本も付けられたことが
山名の由来なんだそうです。
三等三角点(大滝山) 1306.19m
嵯峨塩深沢林道
長い林道をゲートまで戻り終了
2座とも下山が登りな山でした。