天竜山 蔵泉院・静岡県浜松市東区西ケ崎町




天竜山 蔵泉院・静岡県浜松市東区西ケ崎町

静岡県浜松市東区西ケ崎町、遠州鉄道「西ヶ崎駅」より徒歩数分の所にある、

臨済宗方広寺派、天竜山 蔵泉院です。

本格的な枯山水の庭園がとても素敵な寺院です。

西ヶ崎 秋葉山常夜灯

西ヶ崎駅から二俣街道を越え、

蔵泉院の前には3m近くもある巨大な秋葉山常夜灯があります。

半僧坊道

半僧坊は、奥山半僧坊大権現と呼ばれ、

蔵泉院の宗派でもある、臨済宗方広寺派の大本山「深奥山 方広寺」の鎮守です。

この道は、明治時代より盛んになった半僧坊信仰の参詣道で、

方広寺に向けて遠州の各地より道筋があります。

蔵泉院は永禄3年(1560年)に河宗源禅師によって創建、

御本尊は虚空蔵菩薩です。

寺宝は、江戸時代寛延4年松村安之丞孝邦の作とされる、横2間縦3間の涅槃図です。

観音堂の聖観世音菩薩像は江戸時代後期の作と伝わります。

蔵泉院 枯山水庭園

蔵泉院 本堂

境内の鎮守堂には正覚坊大権現が祀られいています。

正覚坊とは大海亀のことで、正覚坊大権現は海の鎮守なのだそうです。

古記では、この地方には巨大ば海亀が住んでおり、

その大海亀が死んだ際に住民が水難除けとしてお祀りしたと言われています。

現在も漁業関係者に深く仰され、参拝する人も多いそうです

鎮守堂

正覚坊大権現

由緒

昔、延暦22年田村将軍利仁公が、再度東征の頃、この地方一帯は磐田の海袖ヶ浦といって太平洋につながる大きな入り江でした。

古記によりますと、将軍が宝珠(潮乾珠)を投げられると水が一度になくなって陸地と化したと記されています。
その一部が残って大きな窪地になり、そこに1匹の「大亀」がすんでおりました。その体は、畳10枚位であったと申されます。

窪地のそこからは「こんこん」と、きれいな清水がわき出ていたといわれます。
数年後その「大亀」が死んだ後に、住民一同この海の守護主としてお祀りするようになりました。
それから正覚坊大権現は、戦前は海上安全、大漁、長寿等、願ってお参りする人が多くにぎわったそうです。

臨済宗 蔵泉院|蔵泉院H.Pより

正覚坊大権現

正覚坊とは大海亀のことであり、正覚坊大権現は海の守り神のことである。古記では、この地方に畳十枚ほどの大きさの大海亀が住んでおり、その大海亀が死んだ際に住民が水難除けとしてお祀りしたと言われている。 現在も漁業関係者に深く仰され、参拝する人も多い。 平成二十五年三月 浜松市東区役所

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