安達太良山(1699.73m)・あだたら高原リゾート駐車場より




安達太良山(1699.73m)・あだたら高原リゾート駐車場より

日本百名山の一座「安達太良山(あだたらやま)」に登ってきました。

安達太良山は福島県の中央部に位置する火山群で、

主なピークは「鬼面山・箕輪山・鉄山・安達太良山・船明神山・薬師岳・和尚山・前ヶ岳」

で、約9kmにわたり南北に連なります。

最高峰は標高1728mの箕輪山ですが、狭義には主峰の安達太良山を指します。

見頃を迎えた紅葉も素晴らしく、特に沼ノ平の爆裂火口には大変感動しました。

安達太良山(あだたらやま)

標高 1699.73m 登山日 2025年10月9日
日本百名山 花の百名山 二等三角点(大関平)
所在地 福島県郡山市熱海町石筵黒森

矢筈森(やはずもり)

標高 1673m 登山日 2025年10月9日
安達太良連峰の一座
所在地 福島県郡山市熱海町石筵黒森

薬師岳(やくしだけ)

標高 21322m 登山日 2025年10月9日
安達太良連峰の一座
所在地 福島県二本松市

難易度 ★     オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索)あだたら高原リゾート
あだたら高原リゾート駐車場(4:20)→奥岳登山口(4:21)→八の字(5:02)→勢至平分岐(5:15)→金明水(5:15)→くろがね小屋(5:31)→峰の辻(5:53)→峰ノ辻分岐(6:03)→矢筈森(6:08)→安達太良山(6:25)→仙女平分岐(6:45)→あだたら山ロープウェイ 山頂駅(6:58)→五葉松平(7:04)→薬師岳コース 登山道入り口(7:16)→奥岳登山口(7:31)→あだたら高原リゾート駐車場(7:31) 所要時間 3時間11分 累積標高 800m / 796m 距離 11.9m
■安達太良山は福島県の中央部に位置する火山群で、日本百名山に選定されています。
主なピークは鬼面山、箕輪山、鉄山、安達太良山、船明神山、薬師岳、和尚山、前ヶ岳で、約9kmにわたり南北に連なります。最高峰は標高1728mの箕輪山です。狭義には主峰の安達太良山を指し、その標高は1700mです。
山名の由来は諸説あります。一説によると、鉄を産出しており鉄溶鉱炉を指す「タタラ」を起源としたとあります。また、安達郡の山の主峰を指す「安達の太郎」から転じたという説や、安達の郡主・安達太郎を「安達太郎山明神」として祀ったことから、という言われがあります。

日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆。文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。

あだたら高原リゾート駐車場、「奥岳登山口」よりスタート。

周回ルートを右回り、くろがね小屋経由で登ります。

最初は、はぼ林道を歩きます。

小屋が近づくと鼻をつく硫黄の匂い。

林道際には湯の花でしょうか。

薄ら夜が明けて山容が明らかに、やはり火山、雰囲気が全然違います。

稜線からのぞく月も綺麗です。

林道の木々も色付いていました。

林道の途中(くろがね小屋の手前)に携帯トイレブースが設置されています。

くろがね小屋

「くろがね小屋」は現在、老朽化のため建て替え中です。

小屋から先、林道から登山道へ。

矢筈森と鉄山の稜線へ至る道は火山性ガスの危険性があるため通行止めとなっています。

紅葉の登山道

聳り立つ火口壁のような崖、この辺りも古い噴火口だったのでしょうか?

近くを通ると凄い硫黄臭、活火山を感じます。

もうすぐ夜明け、振り返って街並みを見下ろします。

初め安達太良山と勘違いしていた 峰ノ辻の先にある篭山(1548m)

カラフルな登山道

峰ノ辻(1547m)へ

ここからはようやく安達太良山の本峰(左)

その山容から、別名「乳首山」と呼ばれている意味も納得。

ちなみに(ちくび)ではなく(ちちくび)と言うそうです。

先ずは稜線まで登り、正面に見えている矢筈森に登ります。

矢筈森(1672m)山頂より

安達太良山方面

沼ノ平

全景は見えていないが凄い存在感があります。

矢筈森と並ぶように見えていた鉄山(1709m)

沼ノ平へ

主峰 安達太良山の北西部には、直径約1.2km・深さ約150m、

「沼ノ平」と呼ばれる火口跡(爆裂火口)があります。

よく言われるように、違う惑星に降り立ったって表現がピッタリな絶景です。

この地形は1900年(明治33年)の大爆発で生まれました。

当時、沼ノ平には硫黄精錬所が建っていましたが、

この時の水蒸気噴火により吹き飛び、70名以上の死者を出す大参事となりました。

現在も付近で硫化水素ガスを噴出しており、立ち入りは禁止されています。

1997年(平成9年)にはガス中毒による死亡事故も発生している危険な場所でもあります。

雲ノ平を後に安達太良山を目指します。

東北の山のイメージそのままな嫋やかな稜線です。

安達太良山(1699.73m) 二等三角点(大関平)

山頂からは360°の大展望があります。

先ほど登った矢筈森とその奥に鉄山、奥には吾妻山連峰が見えます。

沼ノ平と奥に吾妻山連峰

磐梯山と右奥に飯豊山

南南東には那須連山を遠望

安達太良主稜線上の和尚山

二本松市街地

蔵王から宮城県の山々 眼下には福島市街地

二本松市街を望みながら降って行きます。

この辺りの紅葉も最盛期でした。

紅葉の登山道

薬師岳(1322m)

安達太良山はいくつかの文学作品にも取り上げられています。

万葉集で詠まれているほか、詩人 高村光太郎の「智恵子抄」にも登場します。

智恵子抄は妻との出会いから死別までを書いた愛の詩集で、

安達太良山は「ほんとの空」が見られる地として語られます。

薬師岳展望台は主稜線が望める場所で、

「この上の空がほんとの空です」と刻まれた智恵子抄の記念碑が立ちます。

薬師岳にあるの祠の先には安達太良山が見えます。

薬師岳からの道は泥道で足場が悪く苦戦しました。

駐車場まで下り終了です。

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