身延山 久遠寺 仏殿(ぶつでん)・納牌堂(のうはいどう)




身延山 久遠寺 仏殿(ぶつでん)・納牌堂(のうはいどう)

身延山久遠寺H.P
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境内の東谷の方には仏殿(ぶつでん)納牌堂(のうはいどう)があります。

西谷から歩いて来ると、客殿と大小の書院が見えてきます。

仏殿納牌堂 獅子口瓦

この獅子口瓦は、仏殿納牌堂の大棟西側に備えられていた鬼瓦で、
昭和六年(1931)日蓮大聖人第六百五十遠忌の報恩事業として
仏殿納牌堂が新たに建立されてより、
日蓮大聖人御降誕八百年の慶賛事業として、
平成二十四年に屋根瓦を銅版に葺き替えるまでの約八十年間、
仏殿納牌堂の屋根を平穏ならしめてきた鬼瓦である。
展示の獅子口瓦とは、京都の寺本甚平衛製瓦にて作成され、
大棟両端鬼瓦のところに備えられる駒形箱型の瓦をいい、
「経の巻」を頂部に配し、二本の「綾筋」の下に
「井桁に橘」紋の意匠が施されている。
足下瓦から獅子口最頂部までの高さは2.8m、
足下瓦左右の幅は2.2mに及び、
これが地上より約21mの高さに備え付けられていた。
もって身延山三堂の一の威容に相応しいものだったといえよう。

仏殿・納牌堂

昭和六年(1931)に竣工したこのお堂は、
日蓮聖人第六百五十遠忌を記念して、八十一世日布上人のとき
全国寺院檀信徒の丹精にて出来たものです。
全国信徒の御納骨・御納牌・追善法要が毎日ここでおこなわれています。

仏殿の左右後ろに位牌を安置する堂宇が建立

江戸時代の古絵図をみると、納牌堂の裏手に祈祷堂

影現社(七面大明神)があったことが知られています。

仏殿の前には久遠寺の名所の枝垂れ桜

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