大見寺(だいけんじ)鳥人 幸吉の墓・良純法親王供養塔・見付端城跡・静岡県磐田市見付




大見寺(だいけんじ)鳥人 幸吉の墓・良純法親王供養塔・見付端城跡・静岡県磐田市見付

大見寺|八百万の神
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磐田市見付 浄土宗の寺院、大見寺(だいけんじ)です。

色々と見所由緒がある寺院です。

「大見寺」は浄土宗の寺院であり、
境内には中世城館である見付端城の土塁が残っています。
また、江戸時代に人力飛行機を発明した浮田幸吉の墓もあります。
浮田幸吉は、江戸時代に世界で始めて、空を飛んだと伝えられた偉人。
その後彼の物語は、戦前の国語の教科書に載っていた程と言われています。
お寺には、幸吉の制作した翼の復元模型が飾ってあります。
境内墓地にはそのほかにも後陽成天皇第八皇子、
知恩院宮門跡、良純法親王と名だたる人物のお墓があります。

大見寺の文化財

見付端城
中世には、境内に今川氏のよって築かれた城がありました。
江戸時代の絵図には、大見寺を取り囲むように見付端城の
土塁が描かれています。
現在にもこの土塁の一部が西と南にわずかに残っています。

良純法親王供養塔(墓)

法親王は、一◯七代後陽成天皇の第八皇子で、万治二年(一六五九)
頃縁あって見付に在住しました。
弟子だった大見寺第一一代住職によって供養塔が建てられました。

鳥人・幸吉の墓

岡山県出身で江戸時代中頃に日本で初めてグラインダーのような翼で
空を飛びました。
晩年、見付で暮らしたといわれています。
平成十五年七月 磐田市教育委員会

日照山 光明院 大見寺

所在地
〒438-0086
磐田市見付2510-1-1
TEL 0538-32-5908
開山上人
法蓮社誠誉演甫上人
開基年次
正和四年(1345)
寺宝
本尊阿弥陀如来立像(運慶作)
境内絵図面(元禄時代)
年間行事
修正会(元旦) 御忌会(3月) 施餓鬼会(8/9) 十夜法要(10月)

大見寺概要

大見寺の創建は鎌倉時代にまで遡ると云われ、
今川氏の支配下では見付端城が築かれ遠江支配の拠点となりました。
永禄12年(1569)に徳川家康が遠江に侵攻すると、
その役割は終わりましたが現在でも境内の周囲には
土塁の一部が残り往時の名残が見られます。
11代呑誉禿翁は良純親皇(後陽成天皇の第八皇子)の弟子だった人物で、
親皇が死去後には分骨賜り境内に供養塔を建立しています。
又、江戸時代中期の発明家である浮田幸吉の菩提寺としても知られています。
幸吉は岡山で人力飛行を試みその咎で追放刑となり、
全国を放浪した後見附に移り住み弘化4年(1847)に
90歳で死去し大見寺に葬られたと伝えられています。

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