粟ヶ岳(532m)
静岡県掛川市 公式観光ガイド
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/shizen/awagatake.html
静岡県掛川市 「茶」文字で有名な粟ヶ岳(532m)へ
トレッキングへ行ってきました。
当日は地元のお祭りで道路が封鎖。
お隣、島田市より迂回し到着。
東山いっぷく処 脇 駐車場をお借りしてスタートです。
途中、お祭り屋台とすれ違う。
頂上へはこの一般道を4km程、車でも行けます。
また自転車で山を登るヒルクライマーのメッカらしく
サイクリングしてる人は見ませんでしたがランナーはちらほら。
ハイキングコースは農道を歩く。
中腹まではのどかなお茶畑が広がります。
一般道との交差地点では必ず標識があります。
茶畑のハイキングコース脇に摩利支真天様
摩利支真天の由来
明治二十八年より明治二十九年にかけ東山地区に疫病が大流行をして
何人かが亡き人となったと云い傳へられています。
困りぬいた村の衆が神仏に頼る外かないと摩利支さんに疫病を防いで貰らおう
光明村今の天竜市山東の光明山に行きて摩利支真を分霊して戴き
今のお松こう場にお祀りしたとの事です
それから疫病も無くなり平和の里になったと云われています
今は十一月の始めの日曜日に上下大久保の人達によりお祭りをしています
平成十一年一月吉日
350m地点程から山道に入ります。
お囃子の音色が聞こえ良い雰囲気の中を歩きます。
巨木の脇に今日の日付が
ほっこりします。
この辺り一帯に広がる原生林は
林野庁より保安林として指定を受けられているそう。
合せて静岡県と掛川市の天然記念物の指定も受けています。
登山道を抜けると広い空間に出る。
荒れ果てた無間山観音寺跡は廃屋の持つ独特な雰囲気。
明治の廃仏毀釈で廃寺になったのだろう。
観音寺右奥にある旧阿波々神社跡。
現在頂上にある阿波々神社は近年移築されたそうで
以前はこの石段を登った上に社殿があったそう。
現在は石段は荒廃し通行禁止になっている。
旧社殿を左へ進むと頂上を目指す登山道が続く、
数分登ると辺の木と比べ、すらっと長く一際大きい阿波々の大杉が見える。
さらに数分登ると石鳥居がありその先に巨石群が現れます。
古代に於いて神宿る岩として祀られた磐座(いわくら)といわれるもので、
岩の割れ目が底なしの地獄穴ともいわれています。
この頂上付近に広がる巨石群は圧巻です。
ここが古来より(磐座)巨石信仰の地であったのだろうと窺い知れます。
阿波々神社に関しては別に触れようと思う。
阿波々神社を裏手に回ると粟ヶ岳の頂上へ
案内板と三画点。
アプリで調べると530.10m。
足りない2mは後ろにある岩の上と言うことらしい。
頂上付近には電波塔が立ち並ぶ。
手前には南平広場、春は美しい桜並木の花見などで楽しめます。
あいにく今日は曇っていましたが、
晴れていれば日本一の牧之原大茶園から駿河湾、
富士山を見渡す大パノラマが展望できるとこと。
絶景は次回におあずけです。
手前はお茶の祖栄西さんの像
さすがお茶処掛川です。
元来た登山道を下山
降りて行くとお囃子の音色が増して行きます。