篠井山(1394.4m)・山梨県南巨摩郡南部町福士




篠井山(1394.4m)・山梨県南巨摩郡南部町福士

篠井山 Wikipedia

山梨県南巨摩郡南部町にある山梨百名山の一座

標高1394mの篠井山(しのいやま)へ

山名は昔、甲州の役人として赴任した従四位凡河内躬恒が登って

四位山の名がついたと伝わります

山ビルが多い山であり5~10月までは注意が必要

篠井山(しのいさん)

標高 1394.4m 登山日 2020年4月3日
南峰からは富士山 北峰には四ノ位明神を祀る信仰の山
所在地  山梨県南巨摩郡南部町福士

難易度      オススメ ★★ 登山口(ナビ検索) 奥山登山口 大洞橋
篠井山奥山登山口(06:48)→渡り場の頭(07:26)→篠井山(08:06~08:10)→渡り場の頭(08:39)→篠井山奥山登山口(09:10) 所要時間 2時間23分 累積標高 708m / 698m 距離 5.2km
■JR身延線の内船(うつぶな)辺りから富士川の対岸に見える大きな山。昔、甲州の役人として赴任した従四位凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)が登り、四位山の名を得たという。思うにこの山は、成島、塩沢、楮根(かぞね)、福士の4カ村の境の山の意であろう。南部町と富沢町(現・南部町)を結ぶ林道剣抜大洞線を車で福士川沿いに入り、大洞橋に駐車。大洞観察棟脇から沢沿いに上がり、源流部を経て3棟の神社の前に立つ。あとひと登りで頂上。富士山や伊豆の山々、駿河湾も見える二等三角点の山。大洞橋から3時間の行程である。 Yamakei Online
■篠井山(しのいさん)は、山梨県南巨摩郡南部町にある山である。標高1,394.4m。山名は昔、甲州の役人として赴任した従四位凡河内躬恒が登って四位山の名がついたとされる。4ヶ村の堺の山という意味かと思われる。決して高い山ではないが、麓との比高は1000mを超えているためかなり大きな立派な山に見える。堂々たる山容をしており、古来ご神体としてあがめられてきたという。登山道は南側の奥山温泉から奥に入った大洞橋からのみである。登り時間は2時間10分ほど。山頂は木々が多いが、東に富士山が望めるほか、西に枝越しに南アルプスの山々が望める。 Wikipedia
■富士川の西岸にそびえる篠井山は2つの峰に分かれており、北峰には四ノ位明神が祀られているお堂があります。一方で三角点のある南峰からは富士山をはじめ、伊豆半島まで見渡せます。
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山梨百名山(やまなしひゃくめいざん)は、1997年、山梨県によって選定された県内の名山100選である。一般公募と市町村推薦であがった候補の中から、選考委員会によって、県民に親しまれている・全国的な知名度がある・歴史や民俗との関わりあるなどの基準で選ばれたとされる。

篠井山 大洞沢沿いルートの登山口より

アクセスは以下通り

篠井山奥山登山口

国道52号線、道の駅とみざわ前の南部町役場入口の交差点を奥山温泉方面へ右折、県道801号線の石合方面との分岐を県道802号線の徳間方面へ直進し、1.6kmほど先の徳間地区で道標に従い奥山温泉方面へ右折する。

道なりに進み青少年旅行村(キャンプ場)を過ぎて奥山温泉との分岐を直進すると1.1kmほど先にある。

登山口

路肩には数十台は停めることのできる駐車スペース

入り口にある休憩小屋は崩壊が進んでおり立入禁止となっている

入山後しばらく辺りに咲くミツマタ

篠井山登山口までの車中も林道沿いに群落を見ることができる

不撓不屈の滝の由来

不撓不屈の滝の由来
「名もなく、多くの人に感動と勇気を
今もこの後も静かに深山の中で歳月を刻む名滝に
改めて感謝の意をこめ命名するところとなり。
四字句語を引用させていただき、「不撓不屈の滝」と命名。
ときあたかも未曾有の東日本大震災の報に接し、滝名も確かな ものとなり、
被災された方々には、不撓不屈の精神をもって頑張っていただきたいと念じ、
訪れる方には滝と語り、何かを掴むことができ、
いつまでも親しまれる滝であるよう祈るところです。
平成23年3月31日 南部町長 」

山頂までは3km、標高差700m程度の道程

登山道はよく整備されており100m毎に案内板がある

明源の滝

登山道は、幾つもの沢と滝が連続

不安地な木の橋や沢を越えて行きます

ハナネコノメ

水量が多く自然豊かな印象の大洞沢

数メートル間隔に熊除けの鐘が設置されている

渡り場の頭

沢の源流に近い滝の上部「渡り場の頭」

ここが最後の水場で、その後は薄暗い植林帯を登って行く

やがて山頂が近づくと自然林に変わり

樹間から遠く冠雪した南アルプスの山々や安倍東山稜の十枚山を間近に望む

篠井山(1394m)山頂

二等三角点

山頂から北に5分程度歩いた先に北峰には「四位山大明神(篠井大明神)」が鎮座

篠井山は標高こそ高い山ではばいが、

麓との比高は1000mを超えているためか立派な山容を誇る。

古来ご神体としてあがめられてきたという。

四位山大明神

篠井山の名の由来は、甲州の役人として赴任した

従四位凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)が登り、四位山の名を得たという。

成島・塩沢・楮根(かぞね)・福士、4カ村の境の意味かとも思われる。

お堂は三棟建てられています。

三棟はそれぞれの集落の方角を向いて建てられているといいます。

経塚 澫願寺跡

詳しいことは解りませんでしたが

四位山大明神(篠井大明神)の少し先には「澫願寺跡」「経塚 』があります

水量が多い大洞沢、辺りは苔むした雰囲気

滝を横目に大変気持ちの良い登山道ですが、

山ビルにはご注意ください。

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