(秋葉山秋葉寺里坊)千光寺・静岡県浜松市天竜区春野町
静岡県浜松市天竜区春野町にある曹洞宗の寺院
「秋葉山三尺坊大権現 里宮(七曲山 千光寺)」です。
御本尊は聖観音・三尺坊大権現
里坊とは、山寺の僧などが人里に設ける僧坊を指し、秋葉寺の連絡所の役割を担っています。
蛇行する天竜川の支流 気田川
静岡県道286号(鮎釣東雲名春野線)を下社から雲名方面へ少し行くと、
道路沿いに「秋葉山総本山秋葉寺里坊千光寺」の案内が見える。
そこから数百メートル旧な坂を登った先に千光寺があります。
秋葉山表参道からは5丁目から少し下がった先にあたります。
千光寺 本堂
秋葉山は元々修験道の聖地でもあり、
秋葉寺には、僧侶と神主、修験者の三者が共存していました。
やがて明治時代の神仏分離令により、神社と寺院が分離されることになり、
秋葉神社は存続するものの、隆盛を誇った秋葉寺は廃寺となってしまいます。
しかし、明治13年に、信徒の強い願いにより秋葉寺が再建されることになりました。
秋葉寺の本坊は秋葉山の八合目にあり、山道を登っての参拝はなかなか大変です。
そのため、足腰の弱い方も参拝できるように設けられたのが山の麓にある「里坊」です。
ここにも本坊と同じ秋葉大権現が祀られています。