滝沢八坂神社(たきざわ やさかじんじゃ)・滝沢八坂神社の田遊び
八坂神社 – 静岡県神社庁
http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4407131
静岡県藤枝市滝沢に鎮座する滝沢八坂神社(たきざわ やさかじんじゃ)は
静岡県指定無形民俗文化財の滝沢八坂神社の田遊びが有名です。
滝沢川沿いに鎮座する八坂神社
滝沢八坂神社の田遊び
県指定無形民俗文化財で、八坂神社の舞庭で奉納される神事芸能です。
稲作を中心とした一年間の農作業を模擬的に演じて、
今年の農作業はこのように順調にはかどり、
豊作になるようにと田の神に祈念する神事です。
滝沢田遊びは、中世の猿楽、狂言、千秋万歳などを加えた高度な芸能として
構成されされています。滝沢八坂神社の「田遊び」は、同社が明治以前に
「牛頭天王社」と呼ばれていた頃から続くもので、およそ300年の歴史があり、
県の無形民俗文化財に指定されています。
「田遊び」とは、古くからの農耕を中心とした生活や信仰が一体となって発生した神事で、
農作物が豊かに実り、村の暮らしが平穏であるようにとの願いを込めて行われ、
長い年月の間に変化しながら今日まで伝わりました。
19演目の中でも、農夫役の演舞の前に、孕五月女(はらみさおとめ)役が
子どもを産み拾い上げる所作が特徴的で、農夫に先立ち、
穀物の神霊に人が子を産むところを示すことにより豊作を祈願するもので、
田遊びの源初的な姿を留めているとされます。
八坂神社の田遊
ア、種類及び指定名
県指定無形民俗文化財
八坂神社の田遊イ、指定 年 月 日
昭和49年4月18日ウ、指定の理由
田遊びは稲の豊作を予祝する神事芸能で
遊びというは神遊びとしての音楽舞踊という意味で
本県の中でも最も素朴な姿を伝えているのが
滝沢の八坂神社の田遊びである。エ、説明事項
曲目は20通りあり蓮刀の舞次に謡風に祝詞つぎに
祝儀の舞があり続いて筏の猿楽になる。
つぎに麦つき鼠耕の所作になり、山田打苗代踏み種当で
種蒔く畔塗笛草出し田植苗代田植五月乙女鳥追い稲刈りと
順次進むつぎに狂言風の場面があってから太平楽のおどりがあり
獅子舞蓮刀舞で終わりになる。
囃子は笛と太鼓で曲目によってはとりもののささらが併用される。
毎年2月17日本殿前の広場で奉納される。
拝殿
拝殿の裏にスペースがある特有の造り
ここで滝沢八坂神社の田遊びが行われるそうです。
ご神木
拝殿脇のご神木
本殿
境内社