中根山(755.67m)・青薙山(1169.23m)・大沢山(1168m)・大ヌタ山(1157.76m)
水窪の国道152号の東側稜線「中根山・青薙山・大沢山・大ヌタ山」を歩いて来ました。
中根山(なかねやま)
標高 755.67m | 登山日 2022年9月10日 |
三等三角点(大平) 水窪100山の一座 | |
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方 |
奥中根山(おくなかねやま)
標高 1008m | 登山日 2022年9月10日 |
中根山 青ナギ山間のピーク | |
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方 |
青ナギ山(あおなぎやま)
標高 1169.23m | 登山日 2022年9月10日 |
三等三角点(青薙) 水窪100山の一座 | |
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方 |
大沢山(おおさわやま)
標高 1168m | 登山日 2022年9月10日 |
水窪100山の一座 | |
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方 |
大ヌタ山(おおぬたやま)
標高 1157.76m | 登山日 2022年9月10日 |
三等三角点(草葉) 水窪100山の一座 | |
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方 |
難易度 ★★ オススメ ★ | 登山口(ナビ検索) 水窪の星の駅 碧 |
スタート地点(08:09)→中根山(09:20)→青ナギ(10:44)→大沢山(11:27)→堀切峠(11:54)→矢落峠(12:17)→大ヌタ山(13:03)→遊歩道入り口(13:40)→辰之戸集落跡(13:54)→水準点(14:00)→鯖地蔵(14:07)→観音山所能登山口(14:16)→ゴール地点(14:37) 所要時間 6時間23分 累積標高 1476m / 1362m 距離 22.0km | |
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水窪の星の駅 碧より
こちらは少し前に歩いた西側の稜線、オオモウ山〜門谷・長尾矢筈山
水窪の星の駅 碧 -AOI-
《住所》〒431-4101 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家3281-8
《TEL》053-987-1212
《営業時間》10:00~14:00/17:00~22:00 月曜定休
*夜は完全予約営業
今回は反対側 この尾根を行きます。
スーパーやまみちのある交差点を右へ、扇川橋を渡り取付きまで。
地図アプリで確認した取付きへ
民家の横を抜け、お墓の前を通らせて頂き山中へと入ります。
住民の生活路、中電の送電線巡視路にもなっているようで、
踏み跡はしっかりしていました。
途中、巡視路方面への分岐がありますが、
道を辿って行くと一旦林道へと出ます。
林道から再び取付きます。
ここから少し不明瞭な所もありますが、比較的歩きやすい植林の道を進みます。
中根山(755.67m) 三等三角点(大平)
猛毒キノコのカエンタケが沢山ありました。
ふと足元に目を向けると、大きな山ビル
水窪周辺には特にヒル山が多いです。
奥中根山(1008m)
ルートの殆どが植林帯、
展望も無く少し面白みに欠ける道が続きます。
二重山稜の船窪地形
こういう所は自然林が綺麗で和みます。
青ナギ山までの最期の登り、ここでようやく展望があります。
ネット沿いからは西側の稜線、オウモウ山〜観音山。
鶏冠山〜熊伏山
青ナギ山(1169.23m) 三等三角点(青薙)
唯一展望があるここが1番の休憩ポイント
ここから大野山までのルートもあります。
山頂からは同じく西側稜線
深南部方面も時折木々の合間から見えるのですが、今日は雲掛かっています。
取り残されたワイヤー
足首にチクッと違和感、嫌な予感がして見てみると案の定ヒル
ここから大ヌタ山までも結構いました。
大沢山(1168m)
林道へ降り、多分この辺が水窪100山の一座「堀切峠 (930m)」
(水窪100山は一部、峠も含みます)
深南部方面
天塚 八森山
一部舗装された快適な林道(山村道路)
冬場は深南部方面に展望が良さげです。
矢落峠
近くには同じく峠の水窪100山の一座「矢落峠 (929m)」
ここには大ヌタ山への登山口にあたります。
大ヌタ山(1157.76 m) 三等三角点(草葉)
大ヌタ山からはすぐに作業林道へ
そのまま歩き進めて行くと「林道 青崩線」へと出ました。
林道 青崩線
国道152号は2ヶ所の不通区間(点線国道)があります。
ここ青崩峠も2kmにわたり不通区間があり一部登山道として整備されています。
浜松方面から国道152号を北上すると、
三遠南信自動車道(国道474号)の草木トンネルに繋がりますが、
本来の国道152号のルートは手前で右折し「青崩峠」へと向かっているこのルート
現在「林道 青崩線」と呼ばれています。
ちなみに兵越峠へと続く「兵越林道」は国道152号の迂回路となります。
青崩峠 熊伏山 登山口
熊伏山の登山口には「塩の道」と書かれた石碑や、青崩峠の案内板などがある。
周囲には車が10台ほど置ける駐車スペースがあります。
木地屋の墓
木地師とは、ろくろを使ってお椀などを作る職人
ここ水窪にはたくさんいたそうです。
(六呂場山なんかも木地師 所縁の地名です)
滋賀県「天狗堂」の登山口付近、
蛭谷町や君ヶ畑町が木地師発祥の地と言われています。
木地師の祖 近江国蛭谷で隠居していた惟喬親王が
木工技術を伝えたのが木地師のはじまりと云われています。
木地屋の墓
木地屋(キジヤ)は山中の木を伐って椀とか盆などの木地を作る特殊の工人である木地屋という名稱はおそらく椀というものができてのちのことにちがいない。木地屋のことを「くりや」「木地くり」「くりし」とも呼ぶ。これらの木地屋は原料である良材(トチ、ケヤキ、ブナ)を求めて全国にわたって山から山へと漂泊の旅を続けた。彼等は日本の工芸品生産上重要な役割を果した人々であった。木地屋の本拠地は滋賀県東小椋村といわれる。「木地屋の墓」 ここには二体の木地屋の墓を安置してある。
カラカサタケ
瑟平太郎の墓
神社の近くには「瑟平太郎の墓」があります。
静岡県磐田市の見附天神社で妖神を倒した霊犬の事で、
駒ヶ根市の光前寺にもしっぺい太郎(早太郎)の墓があります。
しっぺい太郎の墓
(早太郎ともいわれる。)
「しっぺい太郎」は磐田市見付天神と信州駒ヶ根、光前寺に昔から語り伝えられている民話です。
その昔、遠州見付の天神様では、毎年8月10日の夜、白木の箱に娘を納めてイケニエとして怪神に供える習わしが続いていました。
ある夜、イケニエを捕りにきた怪神から「このことは信濃のしっぺい太郎にしらせるな」との声を聞いた旅の僧がこっそり光前寺のしっぺい太郎を借りてきて、祭礼の夜、ひそかに娘の代わりにしっぺい太郎を箱に入れて備えました。
しっぺい太郎は、怪神との大格闘の末、退治し、以来イケニエの習わしは絶え、里人は大いに喜びました。
しかし、しっぺい太郎も深手を負い光前寺へ帰る途中、哀れにも、この碑のある地で息絶えたといわれています。
足神神社
青崩峠の麓には足神神社が鎮座します。
全国でも大変珍しい脚の病治癒に霊験がある神社で
山深くにある小さなお社にもかかわらず、全国から沢山の参拝者が訪れます。
足神神社 由来
祭神 足神霊神
北は嶮山 青崩 足神様の名も高し(当地 西浦応援歌当頂部)
昔、諸国行脚の途時にこの秋葉街道で不幸にして脚を患い 辛うじて池島に辿り着いた鎌倉の北条時頼の脚を 数日にわたって治療し前回せしめた池島庄屋地の(現在大屋)五代目守屋辰次郎を 彼亡き後時頼の命により村民が霊神として祠を建て祀ったのが この足神神社である。 これは遠く1250年代のことである。 当神社は全国にも希な神社であり遠近各地の参詣者は多数である。
奉祈願主旨 健脚祈願の人々皆是無病息災の神恩功徳あり
R152を戻り 水窪川沿いでのんびりして終了