不動岳(2171.96m)鎌崩岳(2075m)六呂場山(1748m)矢筈山(1473m)・周回




不動岳(2171.96m)鎌崩岳(2075m)六呂場山(1748m)矢筈山(1473m)・周回

戸中川林道ゲートから「矢筈山 六呂場山 不動岳 鎌崩岳」を周回して来ました。

戸中川林道は雨の影響からか落石が多く、

途中何度か降りて退かしながらゲート手前の通行止め地点へ

涼しく曇ってはいるもの遠くまで見渡せる登山日和

貸し切りの深南部を満喫して来ました。

矢筈山(やはずやま)

標高 1473m 登山日 2021年5月28日
水窪100山の一座
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家

六呂場山(ろくろばやま)

標高 1748m 登山日 2021年5月28日
水窪100山の一座
所在地 浜松市天竜区水窪町地頭方

不動岳(ふどうだけ)

標高 2171.96m 登山日 2021年5月28日
静岡の百山の一座
所在地 静岡県榛原郡川根本町犬間

鎌崩岳(かまくずれだけ)

標高 2075m 登山日 2021年5月28日
水窪100山の一座
所在地 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方

難易度 ★★★   オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 戸中川林道ゲート
スタート地点(06:12)→戸中川林道ゲート(06:31)→矢筈山南峰(07:59)→矢筈山(08:22)→六呂場峠(09:33)→六呂場山(10:04)→不動岳(12:01~12:15)→鹿の平(12:36)→鎌薙の頭(13:03)→1863ピーク(13:25~13:31)→1424ピーク(14:06)→不動岳登山口(14:38)→葵沢休憩小屋跡地(14:40)→黒法師岳登山口(14:43)→休憩小屋(14:46)→上足毛小屋(通称)(15:00)→休憩小屋(15:09)→清滝(15:15)→戸中川林道ゲート(15:28)→ゴール地点(15:42) 所要時間 9時間29分 累積標高 2593m / 2596m 距離 23.5m
■不動岳は光岳〜中ノ尾根山〜黒法師岳〜蕎麦粒山を結ぶ主稜から北に大きく張り出し、寸又川の支流である逆河内の上に堂々とした山容を見せている。山頂からは寸又川支流の山々の眺望も良く、南面の鹿ノ平は素晴らしい風景を展開する。不動岳、鹿ノ平を知らずして静岡県の山をなかれといったら、言い過ぎだろうか。不動岳は池口岳や大無間山、黒法師岳と共に、寸又川を代表する深南部の名山である。 静岡の百山より
■ー

「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

遠州(えんしゅう)地方とは旧令制国の遠江国(とうとおみ)一般的には、大井川から西側の範囲湖西市・浜松市・磐田市・袋井市・森町・掛川市・菊川市・御前崎一部(牧之原市・島田市・川根本町)のことを言います。 遠州灘から浜名湖、南アルプス・深南部まで、バリエーションに富んだ山々が多く魅力に満ちた山域です。

戸中川林道ゲートの手前約1.5kmから通行止め

数台程度の駐車スペースがあります。

戸中川林道ゲート

通行止区間から戸中川林道ゲートへ

手前には釣り師の車が一台

神社がある石段より

嫌な予感的中、既にヤマビルがいます

ヒルを払いながらハイペースで

自然林帯まで来て一安心

矢筈山 南峰(1412m)

矢筈山(1473.65m) 三等三角点(矢筈)

矢筈山からは広尾根

この区間 良い雰囲気です

黒沢山への分岐手前

約1600m地点には満開のシロヤシオ

例年に比べ遅いのでしょうか

しかし良い時期に来る事が出来ました

シロヤシオ

分岐から六呂場山方面へ 痩せ尾根に変わる

足元にはイワカガミ

合地山 信濃俣

周りにもシロヤシオが見られます

小刻みなアップダウンを繰り返す

花に見惚れるが足元に注意

前黒法師山 麻布山

一旦 六呂場峠へまで下り、踏み跡の薄い急登を山頂へ

六呂場山(1748m) 三等三角点(六呂場)

「耳目は欺かない判断が欺くのだ」 深南部で有名なプレート

ちなみに六呂場山の六呂は木地師の轆轤に由来します。

木地師の本拠地は近江国(滋賀県)でここから全国に散ったといわれています。

近江国蛭谷で隠居していた惟喬親王(木地師の祖 )が

木工技術を伝えたのが木地師のはじまりと云われています

日本コバ(934.2m) 天狗堂(988m)・縦走

P1799より 目指す鹿の平

この辺りから笹が出始める

不動岳

笹は長い所で背丈、掴んで登る所も

尾根に至ると膝下丈となり意外と歩き易い

不動岳までの緩やかな登り360°の展望がひろがる

何度も立ち止まり周りを眺めながら

手前 歩いて来た尾根

奥に奈良代山〜シャウヅ山

不動岳(2171.96m)

三等三角点(不動ヶ岳)

「不動」とは仏教の五大明王である不動明王を祀った山をさすことが多い

参考書物によると、山頂北側の逆河内白沢に不動明王を祀った滝があり

山名はここからきているのだろうとのことだ。

黒沢山〜中ノ尾根山 中央に御嶽山

光岳〜聖岳〜上河内岳

右側には前黒法師山と麻布山

灰縄山や竜頭山 常光寺山など

前黒法師岳〜ヘリポート〜黒法師岳までの稜線の後ろに

八丁段〜板取山~天水

恵那山や大川入山 茶臼山等 奥三河山々

鹿の平から鎌崩岳を目指す

振り返って不動岳 名残惜しい

鹿の平

鎌崩岳への登り

振り返って不動岳 ガレの上に広がる鹿の平

不動岳と鹿ノ平

大根沢山〜風イラズ 大無間山の右に富士山

背後に前回歩いた南嶺 小河内山

鎌崩岳(2075m)

山標は見つかりません

この先の鎌崩(かまなぎ)は深南部の主稜線最大の難所

ボロボロと崩れ落ちてしまう脆い岩稜帯

鎌崩岳より下山

黒法師 バラ谷が見えます

鎌崩

鎌崩〜丸盆岳

P1863のガレ場より 鎌崩〜丸盆岳

丸盆岳〜カモシカ平〜黒法師岳

黒法師岳〜黒バラ平〜バラ谷の頭

不動岳 登山口へ

途中の伐採放置区間が大変でしたが

マーキング踏み跡共にしっかりな道です

黒法師岳 丸盆岳 登山口

ここからゲートまで林道を約6.5km

シブロク歩道 取付き

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